📸2024年5月19日:キレンゲショウマ(黄蓮華升麻:アジサイ科キレンゲショウマ属の多年草)
昨年(2023年)、あまりつぼみを付けることなく年を越した。気分を変えてもらおうと思い、ズボッと掘り返し、株を分割して一方は鉢に取り、一方は場所をずらして地植えとした。
鉢植えの方はあまり芳しくない。ひょろっとしている。地植えの方は土壌が幸いしたのか、しっかりと根付き、葉を茂らせていた。
この日、それとわかるほどに成長したつぼみを撮ってみようと思った。ほら、よく見ると、萼が鮮明に刻印されたつぼみが、「待っていてね!」と言わんばかりのサインを送ってきていた。
📸2024年5月20日:あの奏音(かなと)の真花(両性花)がほころび始めた。
真の花色とは異なり、愛くるしいピンクに染まってしまった奏音(かなと)である。
穏やかさが際立っているね。いまとなってみれば、これはこれでありかな、などと思う。
その奏音の真花がほころび始めた。反り返った五弁の花びら、つんとした蕊、小さな淑女って感じだろうか。
📸2024年5月19日:ツクシカラマツ(筑紫唐松)は、初夏の日盛りに灯された小さな線香花火のようだ。
📸2024年5月19日:いま、猫の額の坪庭が、はち切れんばかりになっている。
ツクシカラマツも、ベニバナショウマも、猫の額の坪庭に仮住まいしている。
お互いに他の領域に立ち入ろうとする意図はないのだろうが、如何せん手狭なものであっちでぶつかり、こっちにぶつかり、いろいろな草たちがせめぎ合っている。
残念だが、いまのところ解決策は見当たらない。いや、この主のことだから、まだまだ植栽の手を緩めることはないだろう。
📸2024年5月18日:コアジサイ(小紫陽花;アジサイ科アジサイ属)
📸2024年5月18日:N/S病院裏の藪にてコアジサイの株を見つけた。
📸2024年5月18日:それほど大きな株ではないが、その清楚な花の姿に感動!
枝先に淡青色の複散房花序を付ける。コアジサイ、結構好きな花である。
この種は、アジサイ特有の装飾花はない。真花(しんか)などとも呼ばれる両性花だけで構成されている。
つんつんと飛び出たしべ(蕊)がチャームポイント、小さいながら一瞬で目を奪われてしまう素敵な花の一つである。
📸2022年5月24日:稲荷山公園展望台付近のコアジサイ。
実は、コアジサイは稲荷山公園北斜面の林縁にて、何度となく撮ったことがあった。
ところが、ナラ枯れの影響か、何本もの立木が伐採され運び出された折りに、無残にも林縁にあったコアジサイが圧砕されてしまった。それ以来、北斜面でコアジサイを見ることはない。
そうだからして、N/S病院裏の藪のなかにコアジサイを見つけたとき、心躍ったね。それも、クリニックを訪れた折りには、花を求めていくどもいくたびも歩き回った場所なので、折悪しくタイミングが合わなかったのか、単なるケアレスミスでの見落としだったのか、それと確認することができなかったのが不思議なくらいなのだ。
📸2024年5月17日:ミズキの実が膨らんできた。いまはまだ緑が濃いが、やがて黒熟する。
📸2023年5月17日:ロウバイの実が大きく稔る頃、季節は初夏へと変わる。
📸2023年5月17日:セリバヒエンソウ(芹葉飛燕草:キンポウゲ科ヒエンソウ属の一年草)
春に花開いた木本たち、ミズキだとか、ロウバイとかが、いま実を蓄えている。この時期、そんな姿を見るのもブラ散歩の楽しみの一つだ。
もう「野辺の花」と呼んでもいいほど、各地で勢威を振るっているのがセリバヒエンソウだ。園芸品種として、この時期、各家庭の庭を飾るあのヒエンソウ(チドリソウ)と酷似した姿。ほらっ、よく見るととても愛らしい花でしょ。しかし、最近では路傍で出逢っても見向きもされない、ちょっと残念な花となっているのかもしれない。
見る側の都合? そう、そんなヒト属の都合という一因もあるのだろうが、植物は植物としての本来のあるべき姿を捻じ曲げられ、そこに存在しているのかもしれないよ。
📸2024年5月17日:光岳キリンソウ(光岳麒麟草;ベンケイソウ科キリンソウ属の多年草)
光岳が冠されただけで、ちょっと特別なキリンソウとなる。
光岳は赤石山脈南部(南アルプス)の標高2,592 mの山、百名山の一つとされる。何故か、土佐の花友さんがお送り下さった。
高山性の子孫だろうが、この地でも平気な顔して暮らしている。
📸2024年5月17日:丹頂コマクサなのだが、まだ丹頂の飛来は見られない!?
ここまでは順調のようである。特異な葉の色が夢の世界へといざなうかのよう。
このようなパターンは何度も経験している。そう、花の顔を拝むことなく季節が過ぎ往くといったことを。
園芸品種だというから、当地でも充分にいけるのではないか。一般的に、花期も6~7月だというから、まだ諦めてはいない。そう、丹頂の飛来を。
📸2023年5月17日:オキザリス ・トライアングラリス 紫の舞が咲き出した。
とあるお宅で談笑していると、何を思ったか、いきなりスコップを持ってきてズボッと掘り返し、この山野草を持って行けという。
その山野草はしばらくして息絶えてしまったが、その辺りから芽を出してきたのがこの紫の舞である。掘り返した際に、球根が一緒についてきたのだろう。
いや、驚いた。増えること、増えること。閉口して部分的に整理しても、取り残した球根がいつの間にか逸失してあちこちに小さなコロニーを作り出す始末。
まぁ、咲けば咲いたで愛らしい花なので、それはそれでよしとしなければならないだろう。
📸2024年5月17日:花糸が徐々にほどけていくツクシカラマツ。
ほどけるまではちょっと時間を要するが、意外と花期は長いのだと思う。
そのうち、この辺りは、花糸をこれ見よがしにちらつかせたツクシカラマツで埋まることだろう。
📸2024年5月17日:このスズカケソウはどこまで伸びていこうとしているのだろう。
📸2024年5月1日:画面中央に伸びているのが地植えのスズカケソウだ。
一枚目は、鉢植えのスズカケソウである。そう、この株をちょんちょんと切って挿し穂とした地植え組(二枚目)も、いまは3本ほどが順調に育っている。
花期は7~8月とされているから、このスズカケソウもつぼみを付けるか付けないか、心をざわつかせる存在となっている。
📸2024年5月14日:八重咲きヒメシャガ(八重咲き姫射干、姫著莪;アヤメ科アヤメ属の多年草)
📸2024年5月14日:花びらの模様は「蜜標」なのであろうか?
12日に開花した八重咲きヒメシャガが使命を終えた。そして、この日(5/14)、分枝していたもう一方のつぼみが花開いた。
なかなか鮮やかな花びらの模様だったので、しばし見惚れる。
はて、この模様は何という名であったか?
シャガだけでなく、いろいろな花々に同様の模様を見ることができる。そう、一般的に「蜜標」などと呼ばれ、虫さんを蜜へと誘導するサインと言われていたっけ。
このサインに思わず食い付いてしまった僕は、虫さん並ってことか。。。
📸2023年5月14日:ミサキ(四季咲き極小ミニバラ)が咲き出してきた。
我が家で唯一のバラ、ミサキ(MISAKI)が咲き始めた。極小のミニバラで、花茎は10ミリほどである。
四季咲きだから、いつとはなく咲いている。色も濃かったり薄かったり、その時の気分で咲き分けているようだ。
盆栽の知識でもあれば、気の利いた草本と一緒に小体にあしらうと面白いと思うのだが・・・。
📸2024年5月14日:ゼラニウム ムーンライトシリーズ(フウロソウ科テンジクアオイ属(ペラルゴニウム属))
こんな鉢もある。今年2月にいくつかの山野草を購入したが、そのオマケとして一緒に送っていただいたゼラニウム:ムーンライト ロキ(サーモン)である。
とにかく花茎をよく上げてくれる。次から次へと上げてくれる。家人などは、見栄えが地味な山野草よりこちらの方が性に合うらしい。
📸2024年5月14日:今年のトウチクランは、とても花付きがいいようだ。
その地味~な山野草のつぼみである。
チャバナホウチャクソウ(茶花宝鐸草)としても知られるトウチクラン(唐竹蘭)だが、このつぼみを見ると、なるほど「宝鐸草」であるかと合点がいくはずだ。
時とともに、このつぼみが茶色に染まっていく。だからか、「茶花」の語を冠して複合語と成す。はい~、地味~ではあるが、趣のある花なのだよ。
📸2024年5月15日:ツクシカラマツ(筑紫唐松:キンポウゲ科カラマツソウ属の多年草)
ツクシカラマツも、あちこちでほどけてきた。花糸が魅力のこの花だが、このつぼみの佇まいもなかなかいい。
📸2024年5月12日:ヤマアジサイ アイヒメ(山紫陽花 藍姫;アジサイ科アジサイ属の落葉低木)
何処で買ったっけな? 園芸を始めた当初だから6~7年前になろうか。確か、JA花園 農産物直売所だったと思う。挿し木で増やし、いまでは三か所ほどで咲いている。
📸2023年5月10日:昨年、この藍姫が「赤紫姫」となっていた。
昨年は、上記のように花色が赤紫となり、「赤紫姫」などと揶揄されていた。
今年は、その名の通り、藍色に彩られている。ジャパン・ブルーと言えば、言い過ぎか。
📸2024年5月12日:ヤマアジサイ カナト(山紫陽花 奏音;アジサイ科アジサイ属の落葉低木)
📸2022年6月18日:購入時、すでに盛りを過ぎていたが、薄い青とは言い難いような。
ヤマアジサイ 奏音は、2022年6月17日、智光山公園・都市緑化植物園で求めたものである。
「装飾花は澄んだ薄青色の丸弁、真の花も薄青色を呈す。」
どう? ちょっと印象が異なるようなのだが。
そう、アジサイの場合、土壌のph状態によって微妙に花色が変化する。いや、上述した藍姫のように極端に変わることさえ珍しくない。
📸2024年5月12日:こちらは、挿し木にした奏音の鉢植えである。
地植えと異なり、この鉢植えはちょっと赤みを帯びている。土壌がアルカリ性寄りになっているってことかな。
青色の発色をよくするには土壌 pH 5.0~5.5を目安にするといいようなのだが、具体的にはどうするのか?
「リン酸の少ない肥料を用い、水切れしないように管理する」のだとか。一番手っ取り早いのは、青いアジサイ用の培養土があるので、それに変えれば土壌が酸性になる。
早速検索してみると、プロトリーフ「青アジサイの土」5LというのがあのA社サイトで877円(2024/5/13現在)で販売されている。これは一考に値する。試してみようかな。
📸2024年5月12日:カワラナデシコ(河原撫子:ナデシコ科ナデシコ属の多年草)
この日(5/12)、秋の七草の一つである撫子が花開いた、そう、別名はカワラナデシコとして知られ、一般的な花期は夏から秋にかけてとされている。
まだ5月中旬であるが、驚くに値しない。昨年も、時期外れに開花したり、ある株は常緑のまま冬越しをしていた。
そこへ来て、暑くなったり、寒くなったり、寒暖の差が激しかったもので、季節を見誤ったのかもしれないね。
咲くモノ拒まず!