水やり作業は花壇苗生産技術のなかでも、最も困難を極める技術の一つです。
水のやり方一つで株のカタチや根の張り具合が変わってきます。
カタチなどは個人によって目標とするものが異なりますので、最良のカタチを特定することはできません。
ということは、いい水やりの方法も特定することができません。
ただ、根はきっちりと張っていて、白く健全なほうがいいに決まっています。
品目にもよると思いますが、常に湿っていると根の張りは良くありません。
そこを考慮して、できるだけ乾かしてから水やりをしています。
水やりは、それぞれの生産者ごとに哲学があると思います。
同じホースを何年も使用していると、ホースの内側にカスがこびりついてきます。
最初に一気に水を出してこのカスを十分排出しないと、ハスグチにカスが詰まり思った水やりができないこともあります。
写真はカスが詰まって「アララ」の図です。