KaLuck 花壇苗生産ブログ

花壇苗生産農家の毎日

プラグトレイ掃除は半年ぶり

2010-11-18 19:35:53 | 資材
花壇苗生産って、お花に囲まれ楽しそう・・・と思われていらっしゃる方も多いと思います。
しかしお花に囲まれるのは最後の段階で、開花に至るまでにはかなりの月日を必要とします。
栽培に至るまでにも、いろんな資材等の準備が必要となってきます。
逆に出荷が終わった後は、散らかっている圃場の後片付けをしないと、次の作付けができません。

前おきが長くなりました。

写真は播種用のプラグトレイを掃除した後の状態です。
私たち生産者は、プラグトレイに種を播いて栽培を行います。
プラグトレイは小さく仕切られ一部屋ずつ分けられています。(その一部屋をセルと言います)
セルにきっちりと播種用土を詰め込み、種を一粒ずつ播いていきます。
発芽後はばらくはそのまま苗を育てます。
移植できる程度の大きさになったら、プラグトレイから苗を引き抜き、ポットに移植していきます。
植物の品目にもよりますが、播種を行ってから移植するまでは1か月~1カ月半ぐらいかかります。

プラグトレイの活躍はここまです。

移植したあとのプラグトレイの残骸は、そのまま積み重ね自然乾燥します。
1メートルほどのプラグトレイ残骸の山がたくさんできています。
これらを一気に後片付けし、再利用する為にきれいにお掃除です。





木切れでパンパンとプラグトレイを叩くと、簡単にセルに入っている用土が落ちていきます。
乾燥しているからなんですね。
パンパン、パンパン! パンパン、パンパン! アチョ~!
調子に乗りすぎて自分の指をパンパンしてしまいました。

今日は少し風があったので、全身が土ぼこりまみれ。
耳の中にも入っていました。
 
 
 
お花に囲まれるまでこういった裏方作業も多くあります。
消費者の皆様の手に渡る姿を想像すると、そんな裏方作業の苦労が楽しく思えてきます。




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経費節減になってへんやん

2010-11-17 18:56:56 | 資材



ハウス内の暖房効率を高める為に、頭上あたりにフィルムを張ってみました。
KaLuckでの暖房の源は灯油です。
灯油値段が高騰した時代も最近懐かしく思えてきますね。2年前でしたか?
こういった暖房効率と灯油費用の節約はそのころから非常に気にするようになり、対策を打つようになりました。

もちろん頭上のフィルムを張ると、灯油の無くなり方が緩やかになるのは当然のことです。
そうなると、もう少し温度設定を高めにして出荷を早めよう・・・なんて欲張りな性格が出てきそうです。
これまでよりも灯油費用がかかるようになったら本末転倒。


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農村生活 野菜食べ放題!

2010-11-16 22:54:04 | その他


農村地域で生活をしていると、隣近所から農作物をいただくことが頻繁にあります。
今日はコイモをいただきました。
つい先日はハクサイをいただきました。
世間では野菜の高騰が問題視されている昨今、旬の野菜があふれるほどいただきますので、ホントウに助かっています。
近所の皆様には感謝しております。

農作物だけでなく、一昨日は赤飯やお餅もいただきました。
どうやらこの地域では、誕生日には赤飯を炊いて家族でお祝いする文化がきっちりと残っており、うらやましいかぎりです。
私は子供のころ、赤飯なんて食べたこともなく、・・・というか、私の母親が赤飯の炊き方を知っていたかどうか・・・というか、誕生日を祝ってもらった記憶が・・・。



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焼肉の夢を見るにはまだ早いぞ!

2010-11-15 21:40:48 | 栽培状況


ペーパーデージーの苗です。
ヘリクリサムの仲間ですので、黄色の花ビラがカサカサ。
ハンドクリームで少しはうるおいを与えたらよさそうです。

ちょうど子葉がきれいに出そろい、そろそろ本葉がでてきそうな頃です。
来年の3月末頃から出荷する予定で栽培をいたします。

今日は早く寝て、焼肉の夢でも・・いやペーパーデージーを出荷する夢でも見るとするか!

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目指せ!ホルモン 一重のストック

2010-11-14 20:54:12 | 出荷
せっかく八重鑑別したのに。
八重鑑別したのに。
ホンマニ~。


 
めっさようけ混じってます。
全体のうち20%ほどが一重か?
 
 


市場に出荷しセリで販売された時の一重の値段なんて、ひどいものです。
八重と比較しても5分の1程度の値段にしかなりません。
たしかに豪華さは劣りますが、一重を求めて来られるお客様もいらっしゃるはずです。
生産者である私も、八重鑑別の段階で一重は廃棄しています。
でもせっかく育てて、思いもよらぬ一重が開花した時は、安値を覚悟して出荷をしています。

しかし直接ハウスに御来訪いただき購入していただけるお客様のなかで、
「私一重の方が好きやねん」
とおっしゃる方が結構多いのに驚愕。


牛の内臓(ホルモン)も昔は廃棄されていましたが、今は結構高値で肉屋に陳列されています。
現状のストック一重はホルモン(捨てる物)かもしれませんが、八重と比較してもヒケをとらない時代はもうすぐです。




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カラーポットも良し悪しですね

2010-11-12 21:31:49 | 資材


あるメーカーさんからサンプルがとどきました。
植物用ポットとラベルです。

KaLuckで使用しているポットは、基本的に他社の黒ポットであり、こちらのメーカーさんからは仕入れたことがありません。
サンプルポットの手触りを確認してみると、なんとなくイイ感じがします。
ポットが重なっていても、すんなりとひとつずつに外れそうです。
(従来から使用しているメーカーのポットではうまく重なりが外れずに、知らずにダブった状態で栽培していることがあります)

これまでも従来のメーカーさんのカラーポットを何度か試しましたが、見た目が華やかになり目だちます。
植物に合ったカラーポットで黒ポットとは異なったイメージが作れるので、私は必要なパフォーマンスだと考えます。
しかし生産者によっては、植物本体で勝負だ!どうせポットなんて廃棄するのでカラーのような付加価値は不要!と考える方もいらっしゃいます。
価値観はそれぞれ生産者によって異なります。

そこでひとつだけ、言いたいことがあります。

カラーポットの劣化が早いの、なんとかなりませんやろか?







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貧乏KaLuckでゴメンネ

2010-11-10 22:23:50 | 挿し穂
これから寒くなる季節。
挿し穂を取得する為の親株は、寒い冬もどんどんと成長してもらわなくてはいけません。
貧乏KaLuckでは暖房設備のあるハウスが限られています。



どんどん親株を暖房ハウスに運び込み、このハウスだけ植物園のようになってきました。
このなかでも一番多いのが、宿根サルビア系。

現在の出荷の忙しいを過ぎると、今度は挿し穂で忙しくなってきます。
来年の4月~5月を目指して、長距離マラソンがもうすぐ始まろうとしています。
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買いません、大安売りになるまでは

2010-11-08 21:32:53 | 資材
赤玉土を購入に際し、安売りになる時期を狙います。
そして今が秋の園芸シーズン、安売りになるチャンス。
新聞の折り込みチラシに赤玉土の安売りが掲載されていました。

通常、一袋が250円程度しているこの赤玉土ですが、今回一袋200円で購入しました。
全部で200袋、これだけあれば春の安売りシーズンまで持ちそうです。



一袋あたり50円安いので、200袋で1万円の割引です。

ここで浮いた1万円は何に使いましょうか???
よし、以下からひとつ選択することにしよう。

①無いものと考え、パッと飲みに行く。
②500円のラーメンを20杯、毎日通い、ジワジワと消費。
③毎日帰りに缶ビールを購入、もっとジワジワと消費。
④いつもお世話になっている近所の皆様に還元。
⑤割引なんていらないよ・・・とカッコよくホームセンターの担当氏に返却。
⑥迷わず貯金。


あれれれ~、もう家計費用に消えちゃったの?

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ど根性トンビ

2010-11-07 19:55:25 | その他
ド~ン!!!

何かがハウスにぶつかった音です。
慌ててそのハウスに行ってみると、ビニールに大きな穴が空いていました。

↓これは修繕後の穴です。

 
中でなにか大きい物体が騒いでいます。

トンビです。
トンビがビニールハウスをめがけて飛んできて、ビニールを突き破って中に侵入し、中で大暴れしています。

コヤツは突き破れることを知っていたのか?・・・そんなはずあるわけない。
これがビニールではなく壁だったら、コヤツは気絶するか、場合によっては死亡するか。

とにかくコヤツを外に出さないと被害が大きくなる。

コヤツを端に端に追い詰め、首根っこをつかんで御用!
そしてじっくり顔を見ると、なんといい顔をしているのでしょう。


 
カメラに向かって威嚇していますね。
このクチバシは肉も食いちぎりそうなほど鋭く、捕まえ方が悪ければ大けがにいたるところでしょうか。

しかし次第におとなしくなり、謝ってきました。
ビニール張り替え費用は弁償するとのことでしたので、仕方がなく解放しました。

いつお金を持ってくるのか、しばらく待つことにしよう。
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農薬散布には気を付けよう

2010-11-06 22:18:37 | 農薬
ハウス栽培に殺虫剤散布は欠かせません。
これから訪れる冬場でも、温度のあるハウス内ではコナガなどの鱗翅目が生息しています。
露地栽培のハボタン、ストック・アリッサムなどのアブラナ科や、宿根サルビアの親株などはコナガの標的になります。

今日はそういった鱗翅目に効果の高いフェニックス(劇物)という殺虫剤を散布しました。

 
フェニックスは虫にかかれば当然お亡くなりになりますし、葉っぱに一度散布すると半月は効果が持続(食害が無い)します。
KaLuckではかなりお世話になっている殺虫剤です。

今年の圃場はカマキリが非常に少なく、カマキリ好きの私は残念でした。(・・・10匹も見ていない気がします)
この少カマキリ現象の原因は、夏場にフェニックスを圃場一面および隣田んぼとのアゼ斜面にもしつこく散布したことが影響しているものと思います。
害虫とともにまだ小さかったカマキリもお亡くなりになったのでしょうね。


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