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三角関数の最低限の知識

2021-04-07 22:21:04 | 電験2種への遠い道のり
三角関数って言うとsin cos tanみたいな見ただけで拒絶反応を催す記号や数々の公式の前にひるむ方も多いと思いますが、冷静にタイトルを見ると「三角」関数っていうぐらいですから直角三角形が書けてピタゴラスの定理が分かれば半分分かったも同然と気楽に臨みましょう。

基本は三角比にあります。

三角比で横軸を角度、縦軸をsin cosでグラフを書くと写真のようなきれいな波の形になります。sinの事を正弦って呼びますが、波の一番整った形はこの形で正弦波と呼びます。正弦波交流って言葉は電気の世界では当たり前のように使われますので参考までに・・・

分かってない方が仮に「電験をこれから受けようってのに三角関数もご存じないw」なんて言われても気にする必要はありません。今わからないことは恥ずかしい事じゃありません。日常生活で三角関数が分からなくっても何一つ不自由なんてしないんですから。これから分かればいいんです。本当に恥ずかしいのは電験を取ると言っておきながらいつまでたっても基本的なことを理解しようともしなかったり、わからないのに分かっているようにふるまう態度です。

グラフを見ればsinとcosは90°すなわちπ/2ずれています。

角度がπ/2を超えた後の三角関数の符号は反時計回りにSTCの順番だと覚えておくのがいいでしょう。

sin cosが1を超えることはありません。嘘だと思われるなら縦や横の長さが斜めの部分より長くなる三角形を描いてみてください。もし成功して数学誌に投稿すれば数学界が蜂の巣をひっくり返したような騒ぎになって、その発見だけで一生食べていけるでしょう。まぁ無理ですけどねw

電験三種の参考書では三角関数の公式が多く紹介されすぎているように思えます。所詮マークシート答えが合えばいいんですから、読んで字のごとく直角三角形が書ければ電験三種の多くの交流回路の計算は何とかなります。本格的に使いこなすことが求められるのは電験二種以降の事ですから。

そうはいっても、もう少しだけ公式を紹介しておくなら加法定理、これを覚えておけばほかの大半の公式をその場で導出できます。

次回は電気計算の核心となるオイラーの公式について述べることにしましょう。


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