前回は電験3種の理論問1を考えてみましたが、次は電験2種の理論問1を考えてみましょう。
問題文から極板の面積はSで密度σの電荷が帯電しているってことは極板の電荷の総量QはQ=σSとなります。電束密度は電荷の密度そのものでσとなります。ですから⑴の答えはカですね。誘電体1の電界強度はD=εEの公式を思い出していただければE1=σ/ε1となり⑵の答えはハということになります。次に誘電体2の電界強度はE2=σ/ε2となります。
次に電位差を考えてみましょう。どちらも電界に沿って距離dですので、V1=E1d=σd/ε1、V2=E2d=σd/ε2です。極板間の電圧はそれぞれの電位差を足せばいいのですからV=V1+V2ここで通分すればV=(ε1+ε2)σd/ε1ε2となり⑶の答えはロですね。
静電エネルギーはQV/2であらわされます。これにQとVを代入して⑷の答えはヌです。
さて、各誘電体の静電エネルギーはQにそれぞれの電位差を掛けたものですので誘電体1の分母にはε1が含まれ、誘電体2の分母にはε2が含まれます。
誘電体1のエネルギーが2より大きいためには分母が小さいことが条件ですから⑸の答えはヘです。
さてさて、3種と2種の問題を見比べて思うことはまず難易度については3種で振り落とし、2種で根負けの年なのかなぁと思います。それぞれの問題を見ると3種にしては難しく、2種にしては解きやすいというのが率直な印象です。
さらに3種の問題から電界強度は境界面に平行な成分が等しく、2種の問題から電束密度は境界面に垂直な成分が愛しいことに感づかれた方もおられることでしょう。
ということで、次は今年の電験1種理論問1を考えてみることにしましょう。幸い挫折せずに答えにたどり着きましたが、時間がかかりました。改めて電験1種を自分が受けることはあるまいwと悪い方向の決意を新たにしますw
問題文から極板の面積はSで密度σの電荷が帯電しているってことは極板の電荷の総量QはQ=σSとなります。電束密度は電荷の密度そのものでσとなります。ですから⑴の答えはカですね。誘電体1の電界強度はD=εEの公式を思い出していただければE1=σ/ε1となり⑵の答えはハということになります。次に誘電体2の電界強度はE2=σ/ε2となります。
次に電位差を考えてみましょう。どちらも電界に沿って距離dですので、V1=E1d=σd/ε1、V2=E2d=σd/ε2です。極板間の電圧はそれぞれの電位差を足せばいいのですからV=V1+V2ここで通分すればV=(ε1+ε2)σd/ε1ε2となり⑶の答えはロですね。
静電エネルギーはQV/2であらわされます。これにQとVを代入して⑷の答えはヌです。
さて、各誘電体の静電エネルギーはQにそれぞれの電位差を掛けたものですので誘電体1の分母にはε1が含まれ、誘電体2の分母にはε2が含まれます。
誘電体1のエネルギーが2より大きいためには分母が小さいことが条件ですから⑸の答えはヘです。
さてさて、3種と2種の問題を見比べて思うことはまず難易度については3種で振り落とし、2種で根負けの年なのかなぁと思います。それぞれの問題を見ると3種にしては難しく、2種にしては解きやすいというのが率直な印象です。
さらに3種の問題から電界強度は境界面に平行な成分が等しく、2種の問題から電束密度は境界面に垂直な成分が愛しいことに感づかれた方もおられることでしょう。
ということで、次は今年の電験1種理論問1を考えてみることにしましょう。幸い挫折せずに答えにたどり着きましたが、時間がかかりました。改めて電験1種を自分が受けることはあるまいwと悪い方向の決意を新たにしますw
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