技術者が追いかける最先端とマーケティングの要求は必ずしも一致するわけではない。
典型的なのは電卓がそうだなぁと思う。最初の計算機がどの程度の大きさか知らないが、現在出回っている電卓と同程度の機能を真空管で実現させようとしたらさぞや大きく重いであろう。接合型トランジスタのプレーナ技術が発達しロジックゲートの集合体を一つの結晶の上に実現できて電卓は確実に小さくなっていった。
しかし、電卓が小さすぎると手早く計算するにはミスタッチが多くなる。技術の進歩は電卓の小型化を促すのに対し、ユーザーの要求は必ずしも小型化されることではない。
どこかでそのことに気づいた人が大判の電卓を作れば当然ニーズが高まる。
私が愛用している電卓も選ぶときの優先順位は
①大判であること
②開平機能のついていること(電験を受けるため)
③二乗計算の出来ること
④逆数が計算できること
で選んだ。少なくとも私が電卓を買うときに条件として小型であることを求めてはいない。
技術者が提示する機能によって古来の性能を持つものが廃れても、そのことを惜しむマーケットの声を聞き取る能力があれば、技術力の少ないエンジニアにも案外商機は訪れる。
典型的なのは電卓がそうだなぁと思う。最初の計算機がどの程度の大きさか知らないが、現在出回っている電卓と同程度の機能を真空管で実現させようとしたらさぞや大きく重いであろう。接合型トランジスタのプレーナ技術が発達しロジックゲートの集合体を一つの結晶の上に実現できて電卓は確実に小さくなっていった。
しかし、電卓が小さすぎると手早く計算するにはミスタッチが多くなる。技術の進歩は電卓の小型化を促すのに対し、ユーザーの要求は必ずしも小型化されることではない。
どこかでそのことに気づいた人が大判の電卓を作れば当然ニーズが高まる。
私が愛用している電卓も選ぶときの優先順位は
①大判であること
②開平機能のついていること(電験を受けるため)
③二乗計算の出来ること
④逆数が計算できること
で選んだ。少なくとも私が電卓を買うときに条件として小型であることを求めてはいない。
技術者が提示する機能によって古来の性能を持つものが廃れても、そのことを惜しむマーケットの声を聞き取る能力があれば、技術力の少ないエンジニアにも案外商機は訪れる。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます