先週の土曜日のことだった。
午後家に帰ると愛犬ウメの様子がおかしい。
いつも横になっている芝生の一角に立ち尽くし、困ったような姿である。
傍には食べた物を吐き出したあとがあり、さらに2か所に白っぽい吐しゃ物があった。
ウメはその一つに向かって鼻先で砂を掛ける仕草を繰り返していた。
――何か変なものを食べたんだな。
そう思い辺りを見回すと、ウメの近くの東側の花壇の土が掘り返されたように荒れていたのに気付いた。
――土の中の何か堆肥の未熟な物でも食べたに違いない。
そう思い、ウメを叱るのではなく頭をなぜてやり、花壇に裏庭から持って来たおもとの鉢を並べ、それに寒さ除けの不織布をかぶせた。
翌朝22日の朝は氷点下に冷え込み、庭に出るとウメはなかなか出てこようとしなかったが、引っ張り出して家の中に入れた。
愛猫のモモがトイレに使う砂箱のある部屋にシートを敷いてやると、そこに何とか落ち着いたが、水をやっても飲もうとせずしばらく様子を見ることにした。
モモが部屋に入ると尻尾を振ったりしていたが、どうも頭の向きがおかしい。向かって左側に傾いているのだ。
12歳半のウメ。
向かって左側、ウメからすれば右側に頭が傾いている。それが何らかの病なのか分からないが、とにかく家に上げた日曜日以降は少しの水以外は口にしようとしない。
腐敗したもの食べたことから来る胃の不調なのか、それとも人間でいう「脳梗塞」の一種なのか予断を許さないところだ。
しばらくは様子を見て行きたいと思っている。
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