些細な口論
ささくれる心
思わず家を飛び出し
桜の花咲く公園へ
満開の花に身をあずけ
徐々に無心となる
一点の曇りもない
その凛とした美しさ
目には見えぬ生命の息吹を
分け与えられているようで
ささくれ澱んだ心は
いつしか薄桃色に染められて
花のひとつひとつに
微笑み返していた
桜は誘(いざな)う
上を向いて生きよと
だから 人の頭上で
自信に満ち 咲き誇る
桜のように 花のように
人は生きられぬものか
誰を傷付けることなく
己が人生を
気高く 誇らしく
立ち去り難い思いを置いて
私は 桜の園を後にした
また来年も
ここで待っていておくれと
ささくれる心
思わず家を飛び出し
桜の花咲く公園へ
満開の花に身をあずけ
徐々に無心となる
一点の曇りもない
その凛とした美しさ
目には見えぬ生命の息吹を
分け与えられているようで
ささくれ澱んだ心は
いつしか薄桃色に染められて
花のひとつひとつに
微笑み返していた
桜は誘(いざな)う
上を向いて生きよと
だから 人の頭上で
自信に満ち 咲き誇る
桜のように 花のように
人は生きられぬものか
誰を傷付けることなく
己が人生を
気高く 誇らしく
立ち去り難い思いを置いて
私は 桜の園を後にした
また来年も
ここで待っていておくれと