奏~かなでうた~詩

自作詩を書いています。自分の心と向き合いながら。

新しき時の始まりに

2013-01-02 | 詩詠~うたうたい
明けの空
けだかき後光射し
まじろぎもせず
しずかな心で
手を合わせ祈る

おだやかな世を願い
芽生える等しき愛
出会いの数だけの
とうとき命の讃歌(うた)
うつくしき世界に響け


ここからまた始まる
とこしえに続く時間(とき)の導き
しめされた道の彼方に
もとめる未来があるならば

夜明けとともに旅立とう
ろくでもない人生とおさらば
しあわせになりたい
くらやみはもう振り返らない







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皆様、あけましておめでとうございます。
2013年の第一作目です。

昨年は、鬱になってから一番不毛な一年を過ごしたように思います。
やることすべてに思うような結果が出ず、鬱になった当初のような
「見返してやる」的な意欲も削がれ、苛立ちばかりが募る毎日でした。

今年はもう少しゆったりとした気持ちで、自分を追い込まないよう、
鬱を克服することに意識を置いていこうと。
自分が受けた過去の理不尽の記憶は、一生消せないものなのでしょうが、
その亡霊に飲み込まれ、後戻りしてゆく事も徐々になくなっていけるように。

詩作も、今は感情(特に負の)に左右されつつ書いているような状態ですが、
これからはもっと、落ち込んだ気持ちを掬い上げるような作品を書けるように
なりたいです。うわべだけの癒しの言葉ではなく、ちゃんと心を通過した言葉で。

と、新年の抱負を述べましたところで(笑)、
今年も「奏~かなでうた~詩」をどうぞよろしくお願いいたします。


添見奏音


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