ちわきの俳句の部屋

メカ音痴おばさんの一念発起のブログです。
人生の後半を俳句にどっぷりと浸かって、…今がある。

いよいよ7月も尽きますね!8月は〝明るい方へ〟…

2023年07月31日 | 俳句

 とうとう今日で7月も終りますね。季語に〝七月尽〟というのがありますが、これは陰暦の6月が尽きることで〝水無月尽〟という季語の傍題になっています。他に暦の上での夏が終るので〝翌(あす)は秋〟や〝翌来る秋〟という言い方もあるんですよ。詳しいことは、2018・7・31のブログ「七月尽」に書いていますので、興味のある方はそちらをどうぞ。

 今月もなんやかやとありましたが、一番大きな出来事はお婆ちゃんが入院したことかしら。入院して早2週間は過ぎました。昨日病院へ問い合わせてみると、随分よくなって食欲も出て来たし、会話も増えてきたと。それで、今日からは車椅子で移動して食堂へも行くようにするのだとも…うれしい!

 何をしていても義母のことが気がかりで、気持が明るい方へと向きません。これではいけませんね。回りの者が明るく笑顔で過ごさなくては。せっかくの〝幸〟も逃げていきますよね。

 山口県には幻の童謡詩人と呼ばれた有名な金子みすゞがいますが、その生家が記念館となって長門市仙崎にあります。何度も行きましたし、行きたいという友人が来れば案内もしました。探すとその時のパンフレットがありました。が、ちょっと写りが悪くて…ゴメンナサイ!

 記念館を訪れる度に彼女の詩に触れ、彼女の人生にも心が痛みます。そんなみすゞの詩が、東日本大震災の被災地支援の詩としてたくさんの人に歌われ、それが全国にも流れました。その中の一つに「明るい方へ」というのがあります。

 そうですよね。みんなみんな、人間だけじゃなく生きているもの全てが、〝明るい方へ〟行きたいですものね…また、そうありたいと心から願うでしょう。今日はその詩と歌を紹介して、7月の締めくくりとしましょうか。

     明るいほうへ

     明るい方へ 明るい方へ
     一つの葉でも 陽の洩るとこへ
     藪かげの草は。

     明るい方へ 明るい方へ
     翅は焦げよと 灯のあるとこへ
     夜とぶ虫は。

     明るい方へ 明るい方へ
     一分もひろく 日の射すとこへ
     都会(まち)に住む子等は。

YouTubeで「金子みすゞオリジナルソング」の「明るい方へ」を見つけましたので、どうぞ。

 


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