ちわきの俳句の部屋

メカ音痴おばさんの一念発起のブログです。
人生の後半を俳句にどっぷりと浸かって、…今がある。

今度は〝二俣瀬〟への吟行です!

2021年03月22日 | 俳句

 またまた、あっと言う間に日が過ぎてしまいました。前回のUpが17日で…もう22日になってしまいました!

 毎日殆どのんびりとはしていませんでしたよ。17日(水)は月例の吟行会で、19日の金曜日がK俳句教室。20日の土曜日は午前がきらら俳句教室で午後は宇部馬酔木句会…ほら、暇無しでしょ!吟行は事後投句が20日〆切りだし、今回はネット句会も20日〆切りと…俳句を作って句稿も作り、それに選評を書いて…。

 その合間にはリハビリとジムへ運動…ああ、この週には美容院にも行ったっけ…。という感じでフォロー様の記事を拝見するのも遅れ遅れで読ませて頂いている次第です。

 更に、今日明日ともに俳句教室なんで…先ほど帰ってきて、続きを書いています。

 では、まず17日の吟行の写真がいろいろありますので、それからUpしていきましょうか。

 今回の吟行地は、2月に大雪のため延期しました宇部市「二俣瀬地区」で行いました。

 ここは明治22年の市町村制の施行により、5つの村が合併して二俣瀬村(ふたまたせそん)として、かつて山口県厚狭郡に存在した村なんです。それが昭和29年に宇部市に編入合併され、現在は宇部市北部の一地域(二俣瀬)となっています。

 地名の由来は、厚東川(ことうがわ)に架かる木田橋(下の写真の橋)の下流に、かつて二股に分かれる所に中州の島があったところからだと。江戸時代の地図「慶長国絵図」にも描かれているそうですが、その中州の島はもうなくなりました。またこの地区は山陽道の宿場町としても栄えたところだったそうです。

 ちょっと不思議な話…この二俣瀬地区に「八畳岩」という大岩がありますが、この岩と霜降山(しもふりやま・標高約250m)に足を掛けて弁慶が小便をした。それが厚東川になったという伝説があるのよと言うと…エエッ、なんでこんな所に弁慶が出てくるの?とみんなビックリです。私も今回初めて知ったのですが、パンフに書いてあったので今度調べて見たいと思っています。

 朝9時30分、二俣瀬ふれあいセンターに集合。昨日は雨でしたが、天気はもちろん吟行日和となり、参加者9名。このふれあいセンターからスタートして、先ず行ったのが〝里山ビオトープ二俣瀬〟です。

 このビオトープは、山口県の「水環境21創造事業」として、2000年に公募された県民ボランティアによって、2001年4月にできたもの。その後2011年に宇部市へ移管され、今日まで「自然環境教育の場」として、また「市民の憩いの場」となるように活動が続けられているところです。

 「えんぽとたんぽの始発駅」と名づけられ、最初にシンボルの大水車が迎えてくれます。

 ビオトープは、草原ゾーン、ため池ゾーン、湿地ゾーン、たんぼゾーンに分かれていて、いろいろな水生植物や魚、昆虫などの動物が育まれています。そんな生き生きとした自然の中で一時でも過ごせば、人間も本来の心を取り戻せて優しくなれるのではないかなと思います。

 私たちも早速オタマジャクシを見つけて、ワイワイキャアキャアと…みんな童心に返っていましたよ。すると今度は小さな小さな目高を見つけて…〝これ夏の季語だけど、どう詠んだらいいのかしら?〟〝そうね、まだ夏には早すぎるから春の目高かなあ…〟などと言いながら…。他に水馬(あめんぼ)などもいましたが、これも夏の季語。やっと春らしい陽気になって目を覚まし、活動し始めたばかりのものが多いようです。睡蓮やコウホネ、ヒルムシロなどの水生植物もまだ幼い。ここはやっぱり夏が一番活発なところなんでしょう。また夏に吟行するといいかもね。

 ここでは、子どもたちに田植えや稲刈りの体験をさせたり、蛍の観察なども行われているようです。四季を通じて大人も子供もみんなが自然にふれ合える憩いの場となっています。

 だから、いつでもここへ来れば季語に困るということはありません。今回の吟行句にも、蝌蚪(かと・おたまじゃくしのこと)、蒲公英(たんぽぽ)、蟻穴を出づ、初桜、風光る、春の芝、石鹸玉(しゃぼんだま)、柳の芽、木の芽、水温む、春光、のどか、目高、蕗のしゅうとめ、耕し、春の山、うららか、辛夷(こぶし)、ぺんぺん草、椿、早春、鷹化して鳩となる、山桜、春田、竹の秋、春風、犬ふぐり、東風(こち)など、手を替え品を替えて詠まれていました。

 本当にここは宇部でも〝里山〟の似合うところ。山があり川があって、その川沿いには明治21年創業の「永山本家酒造場」の藏が建っています。川土手は桜づつみ公園となっていて、500本が満開の頃は、永山酒造さんが中心になって桜祭りなども行われていましたが、昨年からのコロナで何もかも中止になって、残念なこと!その他、田舎ながらの昔からの習わしを大事にして暮されている村民の方々の心に触れると、私たちまでほっかりとさせられます。是非お近くの方は来てみてください。俳句がたくさん出来ますよ。

 写真の昆虫は、何の虫でしょうか?啓蟄はとうに過ぎましたもの…何が出てきても可笑しくはない!ですが、ちょっとグーグルレンズで調べてみようかな…すると「ツチハンミョウ」ですって!あの美しい虫〝斑猫(はんみょう)〟の親戚かしら?だったらこれも夏の季語になるけれど…なんて思ったら、全く関係なくて毒虫なんだそうです。触ったりすると毒を出すので水膨れなどができるとか…ああ、触らなくて良かった!

 次の写真は、〝土筆(つくし)〟と〝花ニラ〟。最後は猪が掘り返した所です。続きはまた…

 


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2 コメント

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Unknown (ミルク)
2021-03-23 17:14:28
こんにちは。
相変わらずお忙しいですね~
ツチハンミョウ? 田舎にいるのに知らないかも💦

しゃぼん玉が春の季語とは@@
他の季語は納得ですが。
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Unknown (ちわき)
2021-03-24 08:42:38
ミルクさん、お早うございます。
コメント有り難う!
これからは虫たちの活動期です…どんな虫がいるやら?
珍しいからといって迂闊に触ったりするとアブナイわよ。
特に畑仕事などするときはご用心を!
シャボン玉だけでなくぶらんこや風車、風船なども春の季語なんですよ。
縄飛びとか綾取り、おしくらまんじゅうとかは冬の季語です。
昔の遊びなど、結構季語に残っていて懐かしいし、調べて見るのも面白いですよ。
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