ちわきの俳句の部屋

メカ音痴おばさんの一念発起のブログです。
人生の後半を俳句にどっぷりと浸かって、…今がある。

〝きらら俳句教室〟第9回目で~す!

2021年01月19日 | 俳句

 昨日一日中降った雨は夜には止んで、今朝は寒かったのですが、天気予報は曇の最高気温9度。昨日より少しは暖かそう…。ラジオ体操へは当然行きました。

 午後からはO教室の句会。昨日ブログにも書きましたが、宇部の病院にクラスターが発生し、今日更に22人増えて計92人となっています。それで、また施設の使用に制約がかかるかもと心配しましたが、従来通りでしたのでホッとしました。

 この句会の報告はまたにして、今日は、16日(土)の〝きらら俳句教室〟第9回目の報告をしましょう。

 珍しくこの日は朝からザーザーと雨が降って、とうとう私の〝晴れ女〟もここまでかと思いながら家を出ました。ところが、…ほら、きらら浜自然観察公園に着く頃にはもう止んで…、ウフフッ…これなら吟行も大丈夫だわと教室へ。今日の参加者は12人、定刻の9時30分に開始です。

 今回の初めの話は、昨日が15日で、それを〝小正月〟とか〝女正月〟ということやその日に昔はいろんなことをして祝っていたことなどの解説。それが済むと、いつものコースでの吟行です。

 初めは曇っていましたが、風もなく温か。そのうちに青空が見えてきて日差しまでも…。もう何も言うことはありません。今日の吟行のメインは、池いっぱいにいる鴨たちです。これらを一括して〝水鳥〟ということ、プカプカ浮いて寝ている鴨たちは〝浮寝鳥〟ということなどは先月話しました。それで、〝先日の寒かった日の後にこのような暖かい日が来るのを〝三寒四温〟といって、冬の季語なのよ〟と道々話ながら。また、〝さしずめ今日のようなお天気だったら「四温晴」とか「四温日和」と詠んでいいかも〟とか…。

 出発するときにレンジャーのNさんから、〝特に今日はハシビロガモの行動が面白いので、よく観察してみて下さい〟という説明がありました。ハシビロガモの写真はお借りしました。スミマセン!

ハシビロガモ, 鴨, 羽, 羽毛, くちばし, 男性, 動物, 野生動物, 法案

 ハシビロガモというのは他の鴨と違って大きくて幅の広いくちばしを持つ大形の淡水鴨です。この鴨の特長は、単独やつがい、ときには群で泳いで円形にグルグル回って渦を作り、中央に集まったプランクトンを食べる様子が見られるということ。まるで巻き網漁の鴨版やね~と言うとみんな大笑い。

 さて、それを目当てに行きますと、ああ、いました、いました…でもグルグル回っているのはどこに???

鴨, 野生動物, 鳥, 自然, 池, ハシビロガモ

 もっと近づいて行くと…ワアッ、回ってる!回ってる!…見ていると離れていた鴨たちも寄ってきて段々輪が大きくなっていきます。あら2羽でやってるのもいますよ。そうするとあれは番(つがい)なのかしら?しばらく様子を見ていますと、プランクトンを食べるのは一羽ずつ順番にやっているようです。スゴイ!鳥でも考えるんですね~。みんなで力を合わせる方が効率よく餌が食べられるということ、またそれを独り占めしないでみんなで公平に食べるということを…。また、また、良い勉強をさせて頂きました。感謝、感謝です!

 途中あちらこちらにあるカクレミノ(ウコギ科の常緑小高木)の若葉がとてもキレイでした。これは台風の時一度葉を落してしまって、それからまた若葉を出したからなんです。この木にはじゃんけんのグー(裂けていない)、チョキ(2裂)、パー(3裂~5裂)のような葉が付いていますので、私たちは〝じゃんけんの木〟とか〝グー・チョキ・パーの木〟と言ったりしていますが、季語にはなっていません。

 冬枯れですので他には目新しいものがありませんでしたので、早めに教室へ戻って作句です。勿論美味しいお茶も頂いて…ね。

 今回は最高点が2句あって、どちらもなかなかの句でした。まだ始めて一年足らずでこんな句が詠めるようになるなんて、スバらしい!…と、二人には花丸をあげましたよ。(^0^)

 その句は次の、〈水鳥をただただ眺め小正月〉と〈鳥の名をああじやこうじやと四温晴〉です。

 どちらの句も中七の表現がうまく季語に働いて、簡明にして味のある句になっています。特に前句は季重ねなんですが、メインが小正月という動かぬ季語を用いたのがいい。お正月という何もかもが改まった新年の厳粛さと華やかさが小正月にはありませんが、でもまだ地域に繋がった行事などを行ったりして、一年の始まりを祝うというめでたさはあります。さあ、このあたりで正月気分にも切りを付けて本格的な行動へ…。特に農業国であれば、今年の豊作を目指す心構えをしっかり据えて始めようとする時期なんですね。

 これからの一年をどういうふうに送るか…まだまだコロナ騒ぎは収りそうもないし…しかし、今日だけはそんなことは考えずにただただ大好きな水鳥たちを眺めて過ごそう…だって小正月なんだもん…と、作者はこんな気持だったのでは…。ちなみに、この句の作者Yさんは、きらら浜自然観察公園のボランティア活動をされている方で、下松市の自宅から高速道を使ってここまで1時間半はかかるところを、その都度通って来られているんですよ。最初の自己紹介の時ビックリしましたもの。頭が下がります。

 これで今年の〝きらら俳句教室〟も幸先の良いスタートがきれました。お二人さん、おめでとうございました!また、皆さまお疲れ様でした。(*^o^*)


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4 コメント

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Unknown (ちわき)
2021-01-22 18:51:20
ミルクさん、コロナでなくてよかったですね。
病名が分からない痛みなどというものは本当に不安です。特に頭痛などは…
でも、帯状疱疹もそんなに安心していいという病気ではないのですから、予後をしっかり観察して気をつけて下さい。
私も罹りましたからよく分ります。目などに出ると失明することも…頭に出るのも要注意なんですからね。
後遺症が出るとこれはまた大変らしいですから。
ミルクさんのブログにコメント書こうとしたら閉じてあったんですね。でも、原因が分かって一安心です。
このきらら俳句教室は楽しみながらゆっくりのところなので、必死で句を作ることもなく、私には気楽に出来て息抜きのようなもの。
のんびりと自然に触れながら一句が詠めるようになればそれでいいと…ミルクさんもね!
返信する
Unknown (ミルク)
2021-01-22 18:08:55
ちわきさん・こんばんは。
ご心配頂き ありがとうございました。
薬が効いて、痛みも和らぎました。明日また受診です。
おでこの帯状疱疹は、1円玉位になり、少し大きくなったような(^-^;
でも、薬でだんだん楽になるでしょう。
首が、上向いたり、うつむいたりが、いや~な感じですが。

この句会は、もう1年になったのですか?
皆さん、初めての方ばかりで、ずいぶん成長されましたね。
きっと、ちわきさんの教え方が良いのでしょうね。

Youtubeで、夏井先生の動画がたくさん、見られて勉強になります。
興味はあるので、見てますよ。
返信する
Unknown (ちわき)
2021-01-21 10:39:31
風の盆さん、お早うございます。
ランキングはそれぞれに部門があって、〝にほんブログ村〟に参加している俳句部門は317ブログあるのですが、その中でのことです。
他にgooブログ全体での登録が982117ブログ、その中でのランキングは部門と関係なく、毎日のアクセス数と閲覧数で第何位というのが出ています。
風の盆さんのブログにはありませんか?必ずあるはずですが…
一日に1000人以上もアクセスしていればもうトップですよ。
私のなんかは最大で600人ぐらいかしら…普通は400人前後…それで2000位前後です。500人を超えると1000位以内に入る可能性が出てきますが…日によって違います。
閲覧している人が毎日必ず開くとは限りませんのでね。
そればかりを目的にブログを書いているわけではありませんし、ランキングを気にしだすと、だんだんイヤにもなりますから。
ただ多くの人に読んでいただけるのはウレシイです。本と一緒でしょうか。
それに面白かったとか役に立ったとか…またコメントなどを頂くと書く意欲も一層高まるというもの。
風の盆さんでもあれだけのことを書かれて、誰も読んでくれなかったら寂しくて物足らなく思いませんか?
決してそれが目的で書いておられるのでないとは思うのですが…
私は風の盆さんのフアン(^_^)ですから読ませていただいて、とても勉強になりますし、溜飲が下がるところもあって愉しんでいますから…。
きっと他にもフアンがいらっしゃるのでは?
野生の鴨を食べたことがあるのですか?私は鴨はめったに食べませんし、うどんやそばだって、鴨より牛の方がいい!
でもこうやって鳥を観察すれば、食べることなんて…ムゴイですよ。
野鳥のブログ写真なんか、本当にいいものです。癒やされますよ。
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ランキング 鴨 (風の盆)
2021-01-20 16:47:18
ランキングがあるんだな
俳句のランキングで9位
多いんだな。これはgooでの俳句分野の読者数の順位なのかな
因みに何人ぐらいいるかな

順位と言うと、競走になると、賭博を連想する
賭博は勝ち負け。中には八百長もあるだろう
カモもいるんだな
カモ本人は自らがかもられているのは分からない
麻雀がある。学生時代は凝ったが、あれは性格が出るし、年寄でもタフな者もいたな

鴨は野鴨より人工で作った合鴨の方が口に合うな


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