柳井市の〝やまぐちフラワーガーデン〟を出て義弟夫婦と別れたのが14時半過ぎ、まだ時間に余裕がありましたので、ナビを頼りに周南市大道理の〝芝桜〟を見て帰ることにしました。
この〝芝桜〟は晩春の季語です。最近では日本全国あちらでもこちらでもこの芝桜が植えられ見事な景観を作り出して観光名所になっていますよね。山口県でも芝桜の名所で検索すると一発でこの大道理が出るんです。だからこの句のようにいい天気なら是非一度は見ておかなくっちゃと…でもきっと人が多いのではと思いながら向いました。
芝ざくら好天あますところなし 石原舟月
この周南市北部の大道理(おおどうり)地区にある鹿野地(かのじ)集落で、4月から5月にかけて色鮮やかな美しい芝桜が咲き誇ります。棚田に植えられた10万本の芝桜は、地元の皆さんによって整備され、色とりどりの芝桜の中の散策を楽しみに、毎年多くの人が訪れているようです。
私もいろんな人からこの大道理の芝桜を見に行ってとてもキレイだったという話を随分前から聞いていましたが、なかなか見る機会が無く、やっとこの日念願が叶ったんです。フラワーガーデンから県道63号を通って約1時間弱…見れば駐車場はあるものの全部道路の際ですからもう満車。お婆ちゃんをそんなに歩かせるわけにもいきませんので、障害者用の駐車スペースがないかと聞きに行きました。すると、そんなものはないと一蹴され…。じゃあ車椅子の貸し出しは?と聞くと、…〝そんなもの有るわけ無い!〟って…全く取りつく島がありませんでした。確かに駐車料も見学料も無料なんですから仕方が無いんでしょうが、でもこの芝桜を維持するための協力金(寄付)の200円は必要なんです。それはいいとしても、もう少し田舎の素朴さを期待して来たし、心が優しくなれるところかなと思っていましたのに…ほんとにガッカリでした。
車が停められないので、私が先に下りて見られるところまで歩いてみました。ああ、この程度なら無理をしてお婆ちゃんを歩かせることはないなと思い、写真だけ撮って戻りました。次は主人が行ってどんなものかを見て帰ってきました。
この写真を見せて、わざわざ時間を掛けて見に行くほどのことはないわよとお婆ちゃんに言うと…〝以前に地域のふれあいバスで見に来たことがあるからいいよ。その時はもっとキレイだったけどね〟と。
家に帰ってからネットの写真を見ると確かにキレイ!私の写真が下手だからでしょうが、この日の芝桜はまだ満開ではなくて、入口に開花80%だと書いてありましたから、そのせいもあるのでしょう。それにしても土曜日ということもあってなんと人の多いこと。主人曰く〝みんな余程行くところがないんやのお…〟ですって!
下の写真がネットに載っていたものです。
まあ、そういうわけで家に戻ったのが17時前でした。何もせんでもやっぱり出かけると疲れるね、家が一番いいよ!とは、お婆ちゃんの弁。
写真は、フラワーガーデンに行った記念に買ってきたペラルゴニウムの〝フェアリーチュチュ ローズ〟と〝ガザニア〟の黄・紅・朱色を3鉢。このガザニアは我家に植えて、ペラルゴニウムの鉢はお婆ちゃんちの玄関に飾りました。オシマイ!
おばあちゃまの弁に、くすっ!
でも、お元気でいいですね。おばあちゃまにあやかりたいものです。
年齢だけ増えてもねぇ・・・忘れることが増えて、
先がおそろしいです(;^_^A
そちらにも芝桜の名所がありますか?
誰かが始めるとすぐに真似するのが日本人…だからあっちもこっちもと急に増えるんですよね。
でも確かに色がいろいろあって小さいからびっしり生えてまるで花の絨毯ですもの。それに結構花の寿命が長いので当分楽しめますから。
桜のようにあっという間じゃないから見に来る人も多くなるのでしょう。
とにかく長生きしてもお婆ちゃんのように元気じゃないと…ガンバロウね!