おはようございます昌栄薬品の宮原 規美雄です
川島四郎著 『はき違いの栄養知識』 昭和50年5月20日 第7刷
二 食塩恐怖症 p147
食塩で命ながらえた実例
かつて太平洋戦争当時、フィリピンのルソン島でアメリカ軍の逆上陸後、戦況不利となって山中を逃げ回っていたとき、ずいぶんたくさんの将兵が極度の疲労とマラリア病などで死んでいった。
このとき、某歩兵連隊の中隊にいたK君が、野戦倉庫から携帯食塩をもらってもっていて、これをなめなめ退却していた。
水を飲み、現地人のつくったイモを盗み、ヤシの若芽を食い、ときにはヘビやカエルまで食べたが、この食塩だけはだれにも見せず、渡さず、自分一人だけ大切にして食べ続けた。
そのためにK君は命ながらえて日本に帰り、いまも活躍しているが、同君はさる農科大学の出身で栄養学を学び、栄養知識を十分にもっていて、食塩の大切さを心得ていたから、こういう所業にでたのである。
同君は帰還後、私と話し合って、食塩を同僚の戦友に分けないで、自分一人でなめていた利己的な行為を恥じていたが、私ははっきりこういった。
仮に百人の戦友に分かち与えてみても、たった一日か二日しか生き伸びないであろうが、君がそれをもっていたために生きながらえて、いろんな戦況や教訓を後世に伝えることができ、さらにいま、世の中のために働くことができているのだから、ちっとも後悔することはない、と慰めたものである。
それというのも、食塩の生理上の重要性を深く認識していたからできたことであって、自分の栄養知識がモノをいったことになるわけである。
ゴールド海の精 500g入り 1,200円
ゴールド三養茶は発芽ハトムギを主成分として、特殊製法でエキスを抽出顆粒にした理想的な健康飲料です。
簡単にお湯にとけますので、ご家族の健康食として手軽にお飲みいただけます。
ハトムギの成分を十五倍に濃縮した、ゴールド三養茶をお好みの濃さに合わせて美味しくお召し上がり下さい。
本体価格
250g 8,000円
500g 15,000円
分包品1包1g入り60包3,500 円
1包60円