おはようございます昌栄薬品の宮原 規美雄です
柴崎保三著 鍼灸医学大系 黄帝内経素問 上古天真論篇 第一
第六節
(原文)
六七三陽脈衰於上、面皆焦、髪始白。
(通解)
六七にして三陽の脈上に衰え、面皆焦れ、髪始めて白し。
(訓読)
四十二才頃になると、三陽の脈の頭部に流注している部分が衰えて、顏はすっかりやつれてしわが多くなり、髪の毛も白くなり始めるのであります。
三陽 手足の三陽で陽明、太陽、少陽の意である。人間の頭部には、これらの陽脈だけしかめぐっていない。そこで、「三陽の脈上に衰え」とは「三陽の脈の頭部に流注している部分が衰え」という意である。(柴崎先生)
三陽 十二経脈中の手足の太陽、陽明、少陽である。王冰(おうひょう)の説「三陽の脈は尽く頭に上る。そこで三陽が衰えると顔色がみなやつれ髪が白くなりだす」。(東洋学術出版社)
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