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陰陽應象大論篇 第五 第十八節

2010-06-05 09:20:04 | 日記

おはようございます昌栄薬品の宮原 規美雄です

 

柴崎保三著鍼灸医学大系黄帝内経素問 ② 陰陽應象大論篇 第五

第十八節

原文

 故天有精、地有形。天有八紀、地有五里。故能爲萬物之父母。清陽上天、濁陰歸地。是故天地之動靜、神明爲之綱紀。故能以生長収藏、終而復始。惟賢人上配天以養頭、下象地以養足、中傍人事以養五藏。天氣通於肺、地氣通於嗌、風氣通於肝、雷氣通於心、谷氣通於脾、雨氣通於腎、六經爲川、腸胃爲海、九竅爲水注之氣。以天地爲之陰陽。陽之汗以天地之雨名之、陽之氣以天地之疾風名之。暴氣象雷、逆氣象陽。故治不法天之紀、不用地之理則災害至矣。

訓読

故に天に精あり、地に形あり。天に八紀あり、地に五里あり。故に能く萬物の父母となる。

清陽は天に上り、濁陰は地に歸す。是の故に天地の動靜は神明之が綱紀を爲す。故に能く以て生長収藏し、終って復(また)始まる。惟(ただ)賢人のみ上(かみ)天に配して以て頭を養い、(しも)地に象って以て足を養い、中(なか)人事にて以て五藏を養う。

天氣は肺に通じ、地氣は嗌(のど)に通じ、風氣は肝に通じ、雷氣は心に通じ、谷氣は脾に通じ、雨氣は腎に通ず。六經は川爲()り、腸胃は海たり、九竅は水注の氣たり。天地を以て之が陰陽を爲()す。陽の汗は天地の雨を以て之を名づけ、陽の氣は天地の疾風を以て之を名づく。暴氣は雷に象り、逆氣は陽に象る。故に治するには、天の紀に法らず、地の理を用いざれば則ち災害至るなり。

 

東洋学術出版社 陰陽応象大論篇

 故天有精、地有形。天有八紀、地有五里。故能為万物之父母。清陽上天、濁陰帰地。是故天地之動静、神明為之綱紀。故能以生長収蔵、終而復始。惟賢人上配天以養頭、下象地以養足、中傍人事以養五蔵。天気通於肺、地気通於嗌(くちに益)、風気通於肝、雷気通於心、谷気通於脾、雨気通於腎、六為川、腸胃為海。九竅為水注之気。以天地為之陰陽、陽之汗、以天地之雨名之。陽之気、以天地之疾風名之。暴気象雷、逆気象陽。故治不法天之紀、不用地之理、則災害至矣。

故に天に精あり、地に形あり。天に八紀あり、地に五里あり。故に能く萬物の父母となる。

清陽は天に上り、濁陰は地に歸す。是の故に天地の動靜は神明之が綱紀を爲す。故に能く以て生長収藏し、終って復(また)始まる。惟(ただ)賢人のみ上(かみ)天に配して以て頭を養い、(しも)地に象って以て足を養い、中(なか)人事にて以て五藏を養う。

天氣は肺に通じ、地氣は嗌(のど)に通じ、風氣は肝に通じ、雷氣は心に通じ、谷氣は脾に通じ、雨氣は腎に通ず。六經は川爲()り、腸胃は海たり、九竅は水注の氣たり。天地を以て之が陰陽を爲()す。陽の汗は天地の雨を以て之を名づけ、陽の氣は天地の疾風を以て之を名づく。暴氣は雷に象り、逆氣は陽に象る。故に治するには、天の紀に法らず、地の理を用いざれば則ち災害至るなり。

 

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