黄耆 おうぎは
漢方医学大辞典より
黄耆 黄芪 (おうぎ) 黄芪の芪はくさかんむりに氏
出典は「神農本草経(しんのうほんぞうきょう・現存する中国最古の薬物学書、著者未詳、全3巻もしくは4巻)」という書物に記載がある。別名は黄芪、綿黄耆、箭耆。
マメ科植物キバナオウギ 略 またはモウコモメンズル 略 などの根である。
甘粛・内蒙古及び東北各地に主産する。
性味は甘、微温。脾・肺経に入る。
(平成薬証論 水剤)
効能は補中益気、固表、利水、托膿毒、生肌。
補中益気=ほちゅうえっき。補脾益気(ほひえっき)に同じ。漢方用語大辞典
補脾益気=ほひえっき。補中益気ともいう。健脾法で気虚の治療をすること。補気の基本方法である。脾胃は後天の本(こうてんのもと)であり、気血営衛の源であるので、健脾することによってその化源を増強し、補気(ほき・気虚証を治療する方法で、益気ともいう)の目的を達することができる。漢方用語大辞典
常用方剤としては、クラシエ薬品でいうと療方健脾・療方昇陽がある。
固表=こひょう。治則の一つで表虚を固める方法。代表的な薬物は黄耆である。漢方用語大辞典
利水=りすい。水気を下行させて通利すること。利尿、導尿(どうにょう・検査や治療の目的でカテーテルにより膀胱尿を体外に導くこと)がそれである。薬物では猪苓・沢潟・通草などにその作用がある。漢方用語大辞典
托=たく。托とは物を推すという意味。病毒を、内服薬で内から外へおし出し、去ること。 漢方用語大辞典
膿毒=うみ
生肌=せいき。しょうき。傷跡の回復を促進すること
生肌=せいき。瘡癰が潰えた後、腐肉が去り、新肉が生長して肌肉を形づくること。漢方用語大辞典
瘡癰=そうよう。化膿性病変(瘡)と化膿性腫瘍で皮の薄いもの(癰)のこと
漢方医学大辞典より
臨床応用は
①脾胃虚弱、食慾不振、倦怠、気虚血脱、崩漏、白滞下、慢性下痢、脱肛、子宮脱垂、胃下垂、腎下垂を治す。
②表虚自汗、盗汗に応用する。
③気虚水腫、慢性腎炎を治す。
④癰疽の長く破れずあるいは久しく潰れて癒合しないものを治す。
中略
本品は人と動物に対し利尿作用がある。
腎臓病症候群に対し尿蛋白の消失を早め得る。
生体の抵抗力を強め得る。これは非特異性免疫反応を増強し、ウイルスの発病性を減少し、末梢白血球総数を増加することによるのであるらしい。
動物にたいして血圧を降下し、血管を拡張し得る。血圧下降の有効成分はγ-Aminobutric acidであるらしい。
毒性がかなり少ない。
渡辺武著平成薬証論より
黄耆は北支、内蒙古の草原地帯や甘粛省産のものが一番品質が良く、日本では栽培できません。重用されているので偽物も出廻っています。栄養分が多く虫やカビがつきやすいため、その対策としてセンダンバノボダイジュの葉に含まれるタンニン色素で黒く染めて冲耆として使用されています。
〔基源〕マメ科
キバナオオギ、ナイモウオウギその他同属植物の根を乾燥したもの。
〔成分〕
イソフラボンの存在が報告されている。
当店の黄耆が含まれている処方 クラシエ薬品補気升陽
クラシエ薬品療方昇陽
クラシエ薬品防已黄耆湯
等があります
武漢ウイルスの予防に期待される
クラシエ薬品補気升陽
クラシエ薬品療方昇陽
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