昌栄薬品
渡辺武著わかりやすい漢方薬
第一章漢方薬はなぜ効くか
4 くすりとして害はないか
上薬・中薬・下薬の分類
江戸時代、藪医者のことを、葛根湯医者といったそうです。
頭が痛いといっては葛根湯、腹が痛いといっても葛根湯、なんでもかんでも葛根湯ですましたのです。
西洋医学的な常識では無茶苦茶といわれるかもしれませんが、案外、この処方も当を得ている場合があるのです。
葛根湯は漢方の代表的な薬です。
現代音楽のジャズの世界にたとえれば、誰でも口ずさむセントルイス・ブルースのようなものです。
この漢方のスタンダードナンバーの基本的作用の第一は、上半身の充血を緩和することです。
上半身に血液が集まりすぎると、のぼせ、頭痛、寒気、発熱などが起ります。
風邪ひきの症状です。
寒い時、室内を暖かくすると窓ガラスに水滴がつきます。
これと同じで、上半身に血液が集まり体内が極端に暑くなると、身体の窓口である鼻に水がたまります。
窓ガラスならふけばすみますが鼻の粘膜はそうはいきません。
炎症を起して蓄膿症になり、耳や、のども悪くなります。
この上半身の充血を緩和すれば、風邪ひき、鼻づまりや、蓄膿などの症状が治ってくることになるのです。
ところが、葛根湯の作用はそればかりではありません。
第二に寒気や咳、鼻づまりの原因である腸管の水を、汗と小便で出す作用があります。
自然薬というのは複雑な効能をもっているものです。
腸管に水分が多いと、下痢が起ります。
その腸管の水を汗と小便で出せば、下痢は当然止まります。
このように、葛根湯は、風邪ひき、鼻づまり、蓄膿、肩こり、そして下痢にも効くことがわかっているのです。
腸炎などで高熱があって、下痢をしている時は葛根湯がすばらしい効果を示します。
漢方薬は人間の生理の根本を正常化し、調整するのですが、一つの薬が風邪、肩こり、下痢、蓄膿にも効いたりするのですから、葛根湯は大変な薬であるといえます。
江戸時代の葛根湯医者は、以外に藪医者どころか、いま様にいえば名医であったかもしれません。
世間には漢方薬を一生飲んでいるような人がいます。
一年も二年も同じ薬を飲んでいるのはおかしな話です。
やはり軽症になれば、だんだん順序を追って正常化することが必要です。
葛根湯はその軽症の薬というわけです。
漢方には、ちゃんと上薬・中薬・下薬という分類が大昔からあるのです。
上薬は、食べ物と同じことで、身を養い健康を保ち、長生きをさせる薬です。
頭痛がするとか、めまいがするとかの症状を取るのが中薬です。
葛根湯はこの中薬に属する名薬ということになります。
急性の症状、激痛があるとか、出血したとか、重い症状を治すのは下薬です。
下薬は毒薬にも通じ、副作用のある薬です。
よく、漢方薬には副作用がないなどという人がありますが、それは常識のウソです。
漢方薬も証に従って処方する薬です。
証がまちがったりすると、効く薬が逆になる場合があるのです。
この上・中薬は、それぞれ百二十種、下薬は百二十五種、併せてちょうど一年の日数に当たる三百六十五種から始まっています。
なんとこの薬は、中国の歴史で二千年前から、人体実験によって生まれた薬なのです。
いわゆる薬屋さんの神様といわれる神農さんがこの薬を定めた開祖といわれています。
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漢方薬は病名薬ではありません
棟方志功さんが体調を崩し活動出来なくなったときに渡邊武先生が漢方を処方し、再び制作活動が出来るようになったそうです。
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そのお礼として、神農聖(しんのうせい・神農さん)を制作し、渡邊武先生に贈ったものです。
そのコピーを渡邊武先生よりいただきました。
鳥居はここより上には神様以外居ないと言う意味。(だと思う、そうしておこう。)
下に居られる谷保天満宮様。
谷保天満宮 - Wikipedia
より
多摩川の河岸段丘(立川崖線)に沿って造られている。
甲州街道から石段を下って境内に入っていくという天満宮としては珍しい構造となっている。
そもそもの甲州街道は天満宮の南側を通り本殿より下に位置していたが、多摩川の流路がたびたび変わり渡し場が変遷していった結果、江戸中期以降は、ほぼ現在と同様に境内の北側に街道が敷かれたとされる。
ゴールド三養茶
ゴールド三養茶は発芽ハトムギを主成分として、特殊製法でエキスを抽出顆粒にした理想的な健康飲料です。
簡単にお湯にとけますので、ご家族の健康食として手軽にお飲みいただけます。
ハトムギの成分を十五倍に濃縮した、ゴールド三養茶をお好みの濃さに合わせて美味しくお召し上がり下さい。
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税込価格
250g 8,640円
500g 16,200円
分包品1包1g入り60包3,500 円
1包60円