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「神奈川県の塩の道」  東京湾に面した神奈川県横浜市の平潟湾(ひらかたわん)沿岸、六浦(ろくうら)地区では、鎌倉時代から明治時代まで塩作りが行われていました。

2022-05-19 16:37:31 | 日記

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うみのせい 2019 夏 海の精クラブ

しおのみちあらかると その13

「神奈川県の塩の道」

 東京湾に面した神奈川県横浜市の平潟湾(ひらかたわん)沿岸、六浦(ろくうら)地区では、鎌倉時代から明治時代まで塩作りが行われていました。

作られた塩は山中を曲がりくねって鎌倉へと続く「朝比奈の切り通し」を通って運ばれました。

この「塩の道」は三方を山に囲まれた鎌倉に各所から通じていた重要な陸路、「鎌倉七切通し」(鎌倉七口)のうちの一筋でした。

 鎌倉時代、街道近くに建立された光触寺(こうそくじ)には、今でも本堂の前に塩嘗地蔵(しおなめじぞう)が残されています。

そのお地蔵様には、「六浦の塩売りが鎌倉に来るたびに供えたはずの塩が、帰りには必ずなくなっていた」というユーモラスな逸話が残されています。

そんなお話しからも道中の安全祈願を願った往時の人々の思いが偲ばれます。

 

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