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    かおばなの花通信

   趣味の写真(花の写真多し)や日々の出来事を綴ります。

やますげ(ヤブラン)

2005年08月15日 22時40分51秒 | 


愛し妹を いづち行かめと 山菅(やますげ)の 背向(そがひ)に寝しく 今し悔しも

                        作者未詳(万葉集より)

山菅(やますげ)=ヤブランの花は美しいのに万葉集にはその美しさがうたわれていません。
ほとんどが枕詞です。
葉が四方に広がった乱れた感じが、後ろ向きに寝るという意味の「背向」に
なるからでしょうか?

「愛しい人はどこにも行くはずがないと、安心して背中合わせに寝てしまったが、
まさか死んでしまうとは---。
あの時もっと優しくしておけば良かったと、残念でならない---」

仲の良かった二人が、ある日突然一人になってしまいます。
残された男の悲しみの歌ですね---

ヤブランは藪に生え葉が蘭に似ているので”藪蘭”の名前が付いたようですね。


クサアジサイ

2005年08月15日 17時18分05秒 | 


山道で紫陽花に似た花を見つけた。
薄紅色の両性花は直径5~7㎜で可愛い、装飾花(中性花)は萼片の変化したものとある。

普通の紫陽花は木本だがこの草紫陽花は名前どうり草本(野草の仲間)である。

今までにも何度か見ているはずだが、今回図鑑で調べてみて草本であることを初めて知りました---(^^;