Nordic Walking Club 柏の葉

「気持だけ ポールを持てばアスリート」
ノルディックウォーキングなら、いつもの散歩がスポーツに!

生口島観音山でゼロヨン登山 尾道 

2017-08-28 | 山歩き
8月最後の日曜日、芸予諸島の最高峰、生口島の観音山に登りました。
瀬戸内の島の山は、どれもそれほど高さはありませんが、海岸線から歩き始めるので、高さの割に登りがいがあります。
0mから400mの登山です。
サンセットビーチまではスクーターでツーリング。

朝の駐車場で準備をし、一旦砂浜まで降りて、海抜0mからスタート。

駐車場の入り口の少し北に、観音山入り口の標識があります。

家の間を「観音山ロータリー」の標識に従って歩くと、産業道路に出て、左に登る分岐に入ります。

登山記録のブログで写真を見ていたので直ぐに判りましたが、ここにこそ標識が欲しいところです。
曲がりくねった舗装道路を1時間弱、高度を高めます。

ところどころで、海が見えます。

夏の山のお決まりで、まとわり付く虫を追い払いながらの歩き。
上下長袖、日よけの付いた帽子、サングラスと、肌の露出を極力抑えたのですが、チクッとする痛みに腕を見るとアブが取りついています。
激しく腫れることはありませんでしたが、家に帰ると赤くなっていました。
薄手の服では防げないようです。
道路は続きますが、登山口の看板から山道へ。

前日は雨がありましたが、特にぬかったところも無く、岩がステップになった道はそれなりに歩き易いです。

ただ、草が伸びている個所があり、最近はダニが心配。
ポールでかき分けで進みました。
鞍部に出てもうひと登りすると、東屋が見えました。

東屋の前の建物(神社?)を回り込むと、大三島、伯方島等がまじかに臨めます。



鐘楼を過ぎ、すぐに山頂。

小さな看板と三角点。
472m、しまなみ海道最高峰です。

眺望はありません。
そもそもの計画では中野ダムまで縦走を考えていましたが、東屋周辺の伸びた草を見て、折り返そうと考えを変えました。
萩(瀬戸田PA)方面の道もしっかりついており、迷うところです。
鐘楼の入り口は草ぼうぼうでしたが、山頂に行くと登って来た道よりも広く、しっかりした道があります。
中野ダムまでは距離がありますが、伊豆里峠から車道に出れば距離は萩経由と同じくらい。
初心に帰って、中野ダム方面へ。
少し進むと、次のピークにも「山頂」のプレート。

こちらは土の道。
風もあり、林の中をアップダウンしながら、高度を下げます。

可なり下って、林が切れたら、一面背丈ほどの草むら。

右に下る細い道と正面前方に広そうな道が見えます。
どちらに進むにしても藪をかき分けなくてはなりません。
広そうな正面に進んでみましたが、100mほどして更に草が茂っており、最近人が歩いた形跡はなく、引き返しました。
草をかき分け細い道を下ると、野生化したキュウイ畑、東の海が見える場所に埋もれたベンチ。

人の痕跡があり、道はこちらで正しいようです。
家に帰って老眼鏡で地形図を見ると、ちゃんと分岐が書かれており、迷った道は途中で途切れていました。
山頂から下に標識等が無く(実際はあるのかも知れませんが夏草で判りません)、車道へ出る道が判るか不安でしたが、伊豆里峠の分岐には標識があり、中野ダムへの道と分かれます。

最後の草むらを抜け、トンネルの近くで車道に出ました。



後は車道をひたすら戻ります。

サンセットビーチに到着し、温泉ならぬ海水浴で汗を流し、クールダウン。

472mから-1mへ下りました。
汗、虫の他、伸びた草も厄介で、夏の低山歩きはきついです。
今日の歩数:16,000歩


久しぶりの山歩き 御調龍王山 三原市

2017-04-30 | 山歩き
世間では9連休と言うところもあるようですが、カレンダー通りの勤務では、土曜休日に祝日が重なっただけ。
29日、天気予報では寒気が入るため、雷、にわか雨に注意とのことでしたが、最近高い所を歩いていないので、低山ウォーキングへ。
尾道近辺でも「りゅうおう」と言う山が地図上に幾つかありますが、三原市と尾道市の境近くにある、御調の龍王山を目指しました。

八幡宮のある「やはた川自然公園」の結構広い駐車場からスタート。

まず、八幡宮を参拝します。



周回するにはどうしても、半分は県道、国道を歩くことになるのですが、地形図で見ると八幡宮から八幡川を遡る道がありそうでした。
公園内は石畳の綺麗な道。

その後も幅の広い道が付いており、人の歩いた形跡はあるのですが、倒木があり、道の真ん中にも若木が生えています。
半分以上進んだはずでしが、倒木に道がふさがれ、先の道が判りません。

スタートから2000歩、30分以上のロス。
戻って、直登コースを目指します。
駐車場からまっすぐ進み、キャンプ場(今は使用禁止/工事中?)を抜けると中国自然歩道です。

秋に佛通寺から歩いた時に、看板の「3000段の階段」の文字に、またの機会としたコースのスタートです。
2.5kmコースの階段が、早速現れます。

十字路の分岐を過ぎると、頂上まで800m。

遠望が利かないルートとずっと続く階段。
視線は自然と下に・・・
足元の小さなスミレに目が行きます。

分岐を右に曲がると階段が一旦途切れ、奥ノ院の標識。

小さな貴船神社の社があります。

山頂に近い場所ですが、湧水があるとのことで、龍神を祀ったようです。
尾根道に出て、一息付くと展望台(使用禁止)が見え、山頂。



遠望は利かないので、下って少しの展望台へ。

霞んでいましたが、三原方面の海が臨めます。

わざわざ持ってきたコンロでコーヒーをいれ、早い昼食。

遠くで雷が鳴り出しました。
ここからは下り。

しばらくは多少のアップダウンの尾根道で、ノルディックウォーキングが可能です。

回りも若干見渡せる場所もあるので、気持ちの良い歩きができます。

登った分の階段を下り、八坂峠の県道に出ました。

雷が頭の上まで迫り、とうとう降り出しました。
「にわか雨」と言う予報だったので、カッパは出さず、木の下に戻り、シートを被ってやり過ごしました。
30分待って、青空が現れました。
県道を山陽自動車道方面に北上(道は下っていますが)。
地図にあった脇道を発見できたので、家の間の細い道に入ります。
余り使用されていないのでしょう。
道の真ん中、アスファルトを突き破って、筍が顔を出しています。

自動車道の側道を戻ります。
連休初日ですが、まだ混雑はしていません。

高速を横断し、またくぐります。

高速下の道端ではタヌキと遭遇。
目があってしまい、向こうが逃げて行きました。
国道に出るとすぐに、八幡宮の入り口。

秋には紅葉スポットとなる川と橋。
雨上がりで新緑が光ります。

八幡神社の奥にある和気神社。
和気清麻呂の故事にならっているとの説明がありましたが、狛犬が猪になっています。

今日の歩数:19,000歩(大分ロスがありましたが)


桃太郎の鬼退治? 鬼ノ城 総社市

2016-08-06 | 山歩き
7月最後の日曜日。
今日も晴れ・・・今年も暑い。
以前、ゴルフへ行く途中に看板を目にした、岡山県総社市にある温羅伝説の鬼ノ城へ出かけました。

尾道から岡山方面へ出かけるのにとっても便利なのが、「吉備之国くまなくおでかけパス」。

昔は「岡山・尾道おでかけパス」だったと思いますが、名前が変わったようです。
1950円で可なりの広範囲が乗り降り自由です。
前日までに購入する必要はありますが、尾道-倉敷より遠い区間を移動するときにはお得で便利です。
倉敷、総社で乗り換え、吉備線(愛称:ももたろう線)の服部駅で下車。

駅前の地図でコース確認。

中国自然歩道を通ると、鬼ノ城を3/4周して、血吸川に沿って足守駅へ歩くコースがありました。
駅前からコースを示す看板があり、それを辿ってノルディックウォーキング開始。
住宅や田んぼの間の交通量が少ない道を山に向かいます。

砂川公園は、水遊びに丁度良い程度の川を中心とした公園で、子供連れのデイキャンプのテントが沢山ありました。
歩いても良さそうです。

公園を過ぎると道幅が狭く、急になり、ポールが威力発揮です。

ノルディックウォーキングを始めて、日常的に長い距離を歩くことが多くなり、趣味の山歩きでも「体力が付いたかな?」と思っていましたが、最近はポール無しで歩くと余計に疲れるような気がします。
1時間半程で、鬼城山ビジターセンターに到着。

鬼ノ城の成り立ちや構造物の解説で基礎知識を得て、現物に向かいます。
遊歩道を少し登ると視界が開け、復元された西門が見えます。



鬼城山は、すり鉢を伏せたような形と表現されていますが、頂上付近が切り立ち、てっぺんが平と言う姿です。
城の外周部を敷石や水門跡の遺構、東西南北の門を辿りながら歩く道と、中央を抜ける道があります。
紹介されていたコースは西門から左回りで進みます。
登山道と言った感じですが、頂上部は大きな起伏な無いのですいすい歩けます。

日差しは強くなりましたが、400mの山に吹く風は、アパートの窓から入る風とは違って爽やかです。

南門、東門は柱だけの復元ですが、石積は当時の物のようです。

東門へは現在も登山道があるとのことで、1000年以上使われている道と言うことになります。
屏風折れの石垣と名前がついている尾根の突出し。
自然石を利用していますが、良く積んだと思います。

遠望が利き、瀬戸内方面からの敵の侵攻が広く見渡せたのでしょう。

ここには天守閣のような物はありませんが、中世の日本の山城のイメージとは可なり違います。
規模も大きいです。

更に道を進み、3/4周辺りある北門から、中国自然歩道のルートに従って山を下ります。

ここは急な道で、決して登り返したくないと思う登山道です。

舗装道路の一旦出て、案内板に従ってまた山の中の道へ。

全行程の中間辺りになる、岩屋休憩所の駐車場に出ました。

岩屋寺、鬼の差上げ岩、更に進めば「鬼の〇〇岩」を見ながら2km弱を1周できるのですが、ちょっと疲れ気味。

蚊も多かったので、引き返して帰路に着きます。

車道をしばらく下ると、奥坂休憩所への分岐の案内板。

広さのある山道に入ります。
雨が降ると川になるのか、浸食が進んでいますが、一応問題無く歩けました。

途中、鬼ノ城東門への登山道の標識がありました。
奥坂休憩所にも広い駐車場があり、何台か駐車していたので、ここから登っている人もいるのかも?

後は、血吸川に沿って車道とひたすら足守駅へ向かいます。



地図にあった「血吸川」と言う名前は、いかにも不気味。
蛭が沢山いるのでなければ、絶対に由来があるはず。
帰ってからネットで検索したら、はやり温羅と吉備津彦命の伝説に関係がありました。
興味がある方は調べて下さい。
振り返ると、鬼城山に黒い雲がかかり、ゴロゴロ言い始め、風も出てきたので、ピッチを上げます。

駅が見えてくると踏切の警報器が鳴り出したので、今回も駅前ノルディックダッシュ。
ポールを持ったまま電車に飛び乗り、動きだすと窓に雨が当たり始めました。
今日の歩数:25,000歩
夏にしては歩き過ぎ、体重計に乗るとマイナス4kg。
ビールにコーラに、とにかく水分補給。

「村上海賊の娘」の魅力 講演会を聞きに行ったついで 因島

2016-02-29 | 山歩き
28日、因島図書館で開催された「和田竜『村上海賊の娘』の魅力」の講演会を聞きに、因島へ出かけました。

講師は、尾道市立大学 原卓史准教授。
図書館で借りて上巻は読み終えたのですが、下巻が貸出中で却ってくるの待っている状態。
話を聞くとワクワク感が薄れるかな?と思いながらも、小説の舞台にも出てくる因島での講演。
天気も良いし、滅多にない機会なので、何処かでウォーキングでもしながら・・・
島の中央にある奥山ダムを1周する2kmのウォーキングコースを目指して、国道317から県道120に入り、大山トンネルの手前で曲がったのですが、道はダム湖のはるか上を通ります。
県道を入って直ぐ角を間違えたようです。
迷い込んだ林道は、ところどころで崩れた土砂が道にあふれています。
車は通っていないので、その内にウォーキングでもできるか・・・と思い、何処へ抜けるか走ってみました。
出口にはロープがあり、車が来ないのも当然です。
ウォーキング大会でも利用される、水軍スカイラインそばの椋浦峠に出てきました。

因島八景のひとつ、地蔵鼻を正面に望む高台です。
青影山へ続くハイキングコースの入り口にもなっていて、最初の奥山(観音山)まで1000mの看板を見つけ、昼食場所にするため登ってみました。

ポールを持ってきましたが、可なり勾配のある階段が続き、いきなりトレッキング状態です。

因島の最高峰、頂上は390m。

霞んで遠望は利きませんが、草地に東屋、気持ちの良い山頂です。



ハイキングコースはまだ続きますが、またの機会として、目的の講演会場へ向かいます。

因島図書館では、和田竜さんが本書を書く切っ掛けとなったいきさつ、村上景の人間像、地元因島村上家の吉充の生き様など1時間半の講演で、更に小説の魅力が増したように思います。

折角なので金蓮寺に寄り、因島水軍城を眺め、村上家の墓所にお参りしました。



お土産は、お菓子工房プチフールの「はっさくピール」。



初めて見た時は、裂きイカの切れ端?と思いましたが、探してみると伊予かん、レモンなど地域によっていろいろな種類があります。
量の割には少し高いかな?とも思いますが、家族にも人気です。
今日の歩数:3、000歩(山歩き)

上蒜山から中蒜山を縦走 岡山県真庭市

2015-07-21 | 山歩き
3連休の中日、岡山と鳥取の県境にある蒜山を歩きました。

尾道から日帰りするには、4時前には出発・・・と考え、目覚まし時計をセットしたつもりが、目が覚めると時計は5時を回っていました。
週間予報と天候がずれて、降水確率40%。
山の天気は期待できないことは明らかでしたが、後片付けと休息日が欲しいので、前日に用意した荷物をスクーターに積み込み出発。
途中で小雨に会いながらも、4時間かけて上蒜山スキー場の駐車場へ到着。
歩き出したのは10時で、下山してくる人もいる状態。

天候を考えると、完全に出遅れました。
牧場を抜け、登山口からすぐに急な登りが始まります。

杉の植林を抜けると、2合目からは見晴らしが効きます。



眼下の蒜山高原は見えますが、山頂方面は雲の中。
濡れる程では無いですが、視界の効かない雲の中を歩きます。
暑さは控えめでしたが、朝飯抜きで来たせいか、足が上がらずヨレヨレ状態。
仕舞には、道を踏み外して転倒するあり様。

なんとか上蒜山に到着したが、標準時間を大幅に超過。

晴れていれば大山が見えるらしいが、10m先がやっとの状態。
先客と天気の恨み話しをして、中蒜山の縦走路へ。

鎖場の続く急な道を下り、笹原の鞍部を通過し、少し登り返すと避難小屋が現れ、中蒜山の山頂。

標高1122mと言うことで、「いい夫婦」の山だとか。

蒜山3山の中で最も人気コースのため、何組かが休憩中。
避難小屋で食事中の方も。
久しぶりの山頂コーヒーを飲み、そそくさと下山。

3座縦走も可能ですが、分岐から塩釜冷泉へ下ります。

雨の影響で道が滑り易く、前を行く人が声を発していましたが、全く他人事では無く、ゆっくり慎重に・・・
登り始めから5時間かけて、塩釜冷泉に下山。
翌日のコーヒー用に水を汲み、登山は終了。

ここから、駐車場までの約7kmを自転車道を戻ります。

山頂は最後まで姿を見せませんでした。

途中のホテルで、ジャージー牛乳のソフトクリームを食べ、ほっと一息。

駐車場到着は17時で、結構ハードでした。
帰路途中最初の温泉、天然ラドン温泉「快湯館」で汗を流し、尾道までもう4時間。
今日の歩数:18,000歩(内山中は10,000歩)