栗駒山は宮城県のアパートから70kmくらい。
100ccのスクーターでも2時間で登山口まで行けるので、春、夏、秋と何回か出かけます。
23日は、今年初めての栗駒山へ出かけました。
春から初夏に掛けては、やっぱり花が目的のひとつになります。
30年前に初めて世界谷地に行った時は、福島県の雄国沼を見た時のような感動がありました。
当時は駐車場も狭く、人もまばらだったと思いますが、今は観光バスが何台も来て、サンダルを履いたハイカーが歩いています。
それでも私の好きな場所のひとつです。
ニッコウキスゲは1日花。
1週間ずれると湿原の様子はすっかり変わってしまいます。
天気が休みと合うかが分かれ目です。
午前中の用事を済ませ、アパート近くからうす雲の中に栗駒山が見えるのを確認し、もらい物の五目飯とガスバーナー、コーヒーだけ持って出かけました。
空の青とニッコウキスゲの黄色、栗駒山の残雪の白、何とも言えず奇麗でした。
またまた、ポールを持ってこなかったのですが、何となく歩き足りないので、登山道を少し歩いてみました。
理由は知りませんが、第二湿原は内陸地震以降立入禁止が続いてしています。
繋がる道は笹に埋もれ、行けない状況でした。
第二湿原の山側の入り口を少し進むと、ちょっとした湿地があり水芭蕉(今は当然葉っぱ)とコバイケイソウが咲く場所があります。
コバイケイソウも好きな花のひとつなのですが、ちょっと時期が遅かったようです。
スニーカーとジーパンでしたが、第一湿原から3km弱の湯ノ倉、湯浜温泉の分岐まで歩いてみました。
利用者が多いとは思えませんが、道はしっかりしており、分岐辺りまでならノルディックウォーキングでも十分歩けると思います。
栗駒登山の帰りのお楽しみと言えば温泉ですが、内陸地震で2つの温泉が甚大な被害を受けました。
昔は駒の湯も利用させて戴きましたが、土石流で埋まり行方不明者が出たことは、当時のニュース御存じだと思います。
駒の湯に行かれた方は皆さん目にしたと思いますが、上の写真の左よりにある枯れた立ち木が、宿の直ぐ前にあった木だそうです。
周囲を見ても、当時とは大きな違いです。
治水工事が進み、近くから古い泉原が見つかったことで、足湯を始められたことが最近ニュースになったので、寄ってみました。
日曜日の午後3時までと言うことで、この日は浸かれませんでしたが、御主人のお話を聞くことが出来ました。
東日本大震災から2年以上経っても沿岸部の復旧はまだまだです。
でも、その前の岩手宮城内陸地震の復旧ですら終わっていません。
新たな駒の湯が復活し、登山の汗を流せる日を楽しみに待ちたいと思います。
今日の歩数:9,000歩