拝啓、世界の路上から

ギター片手に世界を旅するミュージシャン&映画監督のブログ(現在の訪問国:104ヶ国)

どいつの引越し?(Part4)

2009-04-03 | ドイツ生活情報
欧州も随分と春らしくなり、出張先で入ったレストランのテーブルには、カラフルなイースター(復活祭)の卵が並べられています。


さて今回の引越しですが、引越し業者の設定でびっくりエピソードが1つ。


引越し業者の見積は通常、間取りと引越し予定日、おおざっぱな家具の量を伝えた上で、事前にアポイントをとって、業者の方が実際に家の荷物等を見に来て、まずは見積を出してくれます。
(ドイツだけあって、引越し日も事前の荷物確認日もやっぱり平日昼間のみ可が多いです)

その見積金額に納得すれば発注して、後は引越し当日に荷物を運んだ後、サインと一緒に引越し代金を渡して領収書をもらうという流れです。
(大きな引越しの場合は後で振込み可能なケースもあるかもしれませんが)



最初は日本でもお馴染みの某日系の引越し業者に見積を依頼したところ、すぐ送りますと言われつつも、何度も催促してようやく出してもらった見積金額を見てびっくり、日本円にしてなんと約50万円。


同じ程度の荷物料を東京で引越しした時は10万円前後だったので、いくら物価の違いはあるとはいえ、それは高すぎるだろうと、会社の日本人の同僚に聞いてみたのですが、その人も荷物量の違いはあれ、やはり同じ位の距離を同等程度支払ったということで、これはお金も無いし、レンタカー借りて自分で引越しかなと半ば諦めモードでした。


ただ別の知り合いに聞いてみると、少し前の話ではあるものの、ローカル業者を使ってその半額位で引越ししたと聞いて、とりあえず電話帳を調べてローカルな引越し屋に見積を頼んだところ、なんと出てきた見積は約5分の1の10万円程度。


日本でも同じ位の金額だったということで納得し、これなら多少サービスが悪くてもいいからと?、引越し日が迫っていたこともあり、すぐにこの業者に依頼しました。


しかし金額があまりにも違ったので、いったいどんな人達がくるのか?期待よりも不安一杯で引越し当日を迎えたのですが、引越し業者から作業員も2人来てくれて(もちろん自分も荷物運びを手伝いました)、またこの人達がよく働くいい人で、しかもうち1人は英語もOKという、文句なしの内容でした。


結構頑張って働いてくれたので、少しチップ(もちろんナケナシのポケットマネーですが)もはずんで、お互い満面の笑顔で無事引越しを終えることができました。



海外の日本語&日本式対応サービスが高いのは、もはや常識?ですが、自分も日系企業で働いているものの、いくらなんでもこの値段の差はびっくりです。


ローカルサービスを頼むのは、言葉の問題や文化・感覚の違い、契約でもめたりすること等もあるので、今回は偶然うまくいったケースなのかもしれませんが、頑張って探すと意外に何とかなったりするものなのかもしれないと思ったりもしています。


一方でインターネット回線の移設や、他の部分では色々ゴタゴタ&イライラとさせられているので、全体的にはやはり海外の引越しは大変だなという印象です。


その話はまた後日にでも。。。