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近くの多摩川に飛来する野鳥の連続写真を中心に、日頃感じた出来事を気ままな随想でご紹介し、読者双方との情報を共有したい。

スポーツから学ぶ能力

2016年08月22日 00時00分01秒 | 紹介

 継続は力なり、石の上にも3年、心技体、健全な精神は健全な身体に宿る等、多くの格言が存在する。スポーツを通して培われる精神性である。中でも、持続力、運動反射能力、壁に当たったときの克服力・工夫、ルールを守るという忠誠心、グループで行う相互協力、精神力、などは、実生活における企業戦士としても必要とされるものである。

 

 その理由は、目前に見本があり、まねることができやすく、自己の動作との違いを見分けられることにあるからで、抽象的な概念ではない将に実践から発見できるため、目標を達成させやすいからである。勝負で勝つことが最終目標となるし、敗者は勝者を手本にでき、勝つための最短距離を進むことができる。勝者の行為をビデオで録画し、それも角度を変えることによって、次の取るべきスタンスまでもはっきりとさせることが可能である。

 

 簡単にステップにすると、動作の全体を見る⇒要素に分割する⇒要素ごとの手順を見る⇒要素をやってみる⇒カンやコツを飲み込む⇒次の要素をやってみる⇒何度か繰り返す⇒初めから各要素を連続する

 

 ここで指導者の登場である。カンやコツは独自ではわかりにくい。更に、次の要素作業との連続性(段取り)を意識することも難しい。ここを指導者に教わるのである。単純な動作から複雑な動作へ至るのは、単純な動作をクリアしないと進めない。繰り返すのはただ単に繰り返すのではなく、最も効率が良く、成功度が高い動作にステップアップするためであり、同じ動作ではないことも分かる。巧(たくみ)といわれる方の技は、無駄がなく、流れるように作業を行う。道具の良し悪しにも関係するが、無駄は力の配分の仕方が悪いのであり、最適なリズムがある。

 

 精神を統一することも必要である。雑念がよぎると成果に現れる。無心で行うなどといわれることもあり、平常心を保つことであろう。どのようなスポーツでもこれらのことは共通するし、人間が行うあらゆることにも共通する。

 

 大学生の就職活動が始まる時期であるが、企業戦士の基本はスポーツ選手と共通するせいか、学生時代に経験したスポーツの経験は総じて高く、評価の対象となっている。時代の変遷は止めようもないが、企業が欲する人材は、企業という組織の中で人間関係をどのように進めていくかの答えが飛躍するが、スポーツ精神にあるともいえそうである。