町内の小・中学生を対象とした、
川湯EMC主催の自然体験活動「もりのパレット探検隊!」
今年度の活動がスタートしました~。
年間テーマは、「火山」と「歩く旅」。
私たちの生活圏である阿寒国立公園の特徴は、
火山と森と湖。
繰り返し起こった巨大噴火によって作りあがった地形、
今なお噴煙をあげる活火山、
そして火山からもたらされる恵み=温泉。
それらを、実際に見て歩き、においをかいだりしながら
実感してもらおうというのが私たちスタッフの願いです。
ホップ! ステップ! ジャンプ!と、
今年度の活動は3回に分けて行いますが、
第1回目となる今日は、
小学生16名が参加してくれました。
昨年まで参加してくれている見慣れた顔に交じって、
初めて会う1年生が4人も♪
フレッシュさ満点です。
自己紹介をして、お互いの顔を確認した後は、
スタッフ“あべっち”から、
持ち物に関する説明がバシッとありました。
準備運動も大切です。
どちらかというとスタッフのために…!?
さあ!
いよいよ出発です。
まずは、つつじヶ原自然探勝路へ。
鳥のさえずりを聞きながら、
森の中を歩きます。
アカエゾマツ、シラカンバ、ミズナラ…。
樹木の名前を覚えながら、
みんなでワイワイ話をしながら進み、
第1ポイント・テラスに到着~。
水分補給をしっかりしたら、
次の目的地へ向けてしゅっぱーつ!
まだつぼみではありますが、
イソツツジ帯の間を一行は進みます。
「アリがいっぱいいる~」
「ケズネアカヤマアリっていうんだよ」
「ケ…???」
「なんか、ちっちゃい赤いのがある~」
「ハナゴケっていうんだよ」
「キノコみたいな形してるね」
第2ポイント・ハイマツデッキに到着。
午前中のゴール地点・硫黄山まではもう一息だ。
順調に、1時間ちょっとで全員が無事、硫黄山に到着しました。
よし! 硫黄山を探検するぞ~!
ゴツゴツした岩山に足をとられながらも、
噴気孔の近くまでやってきました。
「メガネがくもる!!!」
「ヘンなにおい~」
「ボコボコいってる」
「こっちにもボコボコあるよ~」
温度を測ってみると…
「98…99…100℃を超えた!」
火山のエネルギーを存分に実感した後、
お弁当を食べて自分たちのエネルギーを補給したら、
午後の部がスタート。
レストハウス横から伸びる、青葉のトンネルを抜け、
最終ゴールのJR川湯温泉駅を目指します。
ヒメイチゲやエンレイソウ、エゾエンゴサクといった
小さな花たちに励まされながら、
ついに! 全員が5kmの行程を完歩しました~!!!
ごほうびに(?)駅前公園で遊ぶ時間を設けましたが、
みんな、めっちゃ元気。
まだまだ歩けたやん。
一度、EMCに戻ってから、
歩き疲れた足を癒すため(決してスタッフが…ではありません)、
川湯温泉街の足湯へ。
小学生だって大人だって、
温泉はやっぱり気持ちいいんです。
「みんな~、この温泉も硫黄山のおかげなんだよ~」ってことを言葉でも伝えましたが、
今日一日のプログラムを通して、
全身で受け止めてくれていればいいな、とスタッフは思いました。
次回は、ステップ!
9月29日(日)に総歩行距離7kmに挑戦します。