KAWAYU EMC スタッフのひとコマ(弟子屈町・川湯温泉・阿寒摩周国立公園・屈斜路湖・摩周湖など)

川湯エコミュージアムセンターの職員が写す日々の季節の移ろい、出来事をどうぞ Kawayu EMC staff diary

コタン コロ カムイが教えてくれること Blakinston's Fish Owl

2015-05-11 08:18:30 | イベント(Event)

昨日、屈斜路ウォータースポーツ交流公園にて、

地域活動団体・チームくっしゃろ主催による

くっしゃろ講座 第1回

「コタン コ カムイが教えてくれること」に

後援として川湯エコミュージアムセンターも参加してきました~!

 

 チームくっしゃろ代表・斎藤敬子氏より、

アイヌ語とは、イオマンテとは、アイヌ文様から見えるもの、

そして今回のテーマ、コタン コ カムイ(シマフクロウ)と

アイヌの人々はどのような関係だったのか…、

など、内容濃く、かつわかりやすいお話を聞くことができました。

 

そして、猛禽類医学研究所副代表・獣医師 渡邊有希子氏による講演が行われました。

シマフクロウとは、という基本から、

約140羽しか現在生息していないシマフクロウを守って、

数を増やしていく活動を紹介していただきました。

人間がシマフクロウにもたらす影響は、

私たちが考えている以上に深刻なものであると痛感しました。

 

そして、そして。

みなさんが楽しみにしていた(スタッフAも笑)、

シマフクロウ親善大使・ちびが最後に登場しました。

 

今回はちびに触れることはできませんでしたが、

渡邊獣医師と登場した瞬間から、

アイドルさながらの人気で、シャッター音が鳴りやまず(笑)。

 

「腕に乗せているのは、ちびの様子を一番早く知ることができ、

不調などをすぐに察することができるためであり、

決して、ペットのように手なずけている、というわけではないのです。」

「シマフクロウのことを守るには、まずは知ってもらいたい」

そう仰られていたのは、猛禽類医学研究所・野村研究員。

 

その熱い思いに、参加者の皆さんの中には大きく頷く方も。

 

私も含めて、参加者の皆さんのシマフクロウに対する意識が

変わったのではないでしょうか。

シマフクロウがこれからもっと増えていくことを願っています。

 

I joined Kussharo course about Ainu and Blakiston's Fish Owl.

I learned a lot.

 

***

川湯エコミュージアムセンター  http://www6.marimo.or.jp/k_emc/