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昨日法事を済ませて、いとこ二人と主人と4人で、実家に行った。
左から、塗りの茶托と銘々皿は裏に金で名前が入っている。銘々皿は二人が老人ホームで使っていた茶箪笥から2枚ほど発掘できたけど、全部で10枚あるはずの残りは見つからなかった。なのでこちらは全部あたしが、茶托はいとこのK美ちゃんと半分こして持って帰ってきた。あたしたち苗字は変わっちゃったけどルーツはここだもんね、って。
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木箱に入った萩焼の茶器や花瓶がたくさんあった。父が買ったものなのか頂き物なのかは不明。我が家はティーポットはあれど急須がないうちなので(苦笑)、2セットほどいただいてきた。青磁の一輪挿しと、切手アルバムと写真アルバムも一緒に。
主人になにを持ち帰りたいかは伝えてあった。あたしは探したつもりなんだけど、半分以上見つけたのは主人だった。なんだか感慨に浸ってぼ〜っとしちゃったせいかも。「奥さん奥さん、こんなものもありましたぜ」と変なものを見つけてきては、あたしやY君に「いかがですか」と持って帰れとと炊きつけていた。Y君は「なんでやねん」とか関西弁で切り返していて、初対面とは思えないうちとけぶりだった。
途中先に帰った弟も電話してきて、弟分のY君に持って帰ってくれた分だけ自分の作業量が減るから嬉しいとこれまた炊きつけていた。実家には倉庫も2棟あるので、弟は必死、相続放棄のあたしは先見の明があったなぁ〜と自画自賛、あはは。
K美ちゃんは、去年広島を襲った水害で家財道具のほぼ全てを処分している。夏頃から新しく家を建て直すことにしたようだ。最初はあたしの「なんでも持って行って」という言葉の真意を測りかねていた様子だったけど、あたしが本当にそう思ってるとわかってくれたらしい。お皿を見てるうちに「これ素敵じゃなぁい〜?」「これもいい?」と前のめりに(笑)。あたしは段ボールに詰めてお手伝い、気が変わらないようにね、えへへ。
そういうのを待ってる間、Y君は主人の無茶振りを上手にかわしながら、応接間の本棚を一冊一冊見て時間を潰して待っていてくれた。優しい子になった(とはいえすでに50代、ぷぷぷ)なぁ〜と嬉しかった。K美ちゃんが段ボールに2箱分も食器や花瓶を持って行ってくれたのも嬉しかった。彼女には母が退職した時に父が記念に買ってあげた置き時計も持って帰ってもらった。そういえば母の遺品としてあげた真珠のイヤリングを、昨日使ってくれてた。あたしより、はるかに実の娘らしい(笑)、そういう姪がいるのは母の人徳だ。
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木馬は写真館の小道具かなぁ、それとも持ってたのかな、聞けばよかった。それにしても学生服姿の父がりりしげだし可愛い。父は昭和5年生まれだったので、これって昭和11年くらいだろうか?当時の小学生はこんな制服着てたんだ。
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二人で写ってるガングロの坊主がK美ちゃんとY君の父親、あたしの父のすぐ下の弟。「面影、あるあるう〜」とかいってみんなで笑った。でもなんでこんなに顔が黒いのかは不明〜、とかいってまた大笑い。
父の子供の頃の写真はたくさんあるのに、なぜだか母の子供の頃のアルバムがない。昔は嫁入りの時にそういうものは持ってこなかった、ってことなのかしらん。母の兄弟はみな他界しているうえ、母の実家は道路拡幅で移転しているのでひょっとしたら処分してしまっているかもしれず、確かめようもないし発見しようもない。それは残念。
実家の応接間は書斎のような作りになっていて、とにかく本が多い。美術全集が圧倒的に多い。百科事典と国語辞典のような重たいものから、一体どこで買ったんだろう?と思うような郷土が輩出した有名人に関する本など。父が退職してから買ったと思える本だけでも、膨大な量だった。いとこ二人は「ここはとにかく本とおもちゃがたくさんあるうちで、子供の頃くるのが楽しかった」と口を揃えていた。
弟はその書籍も含めて「来月から少しずつ整理するけど、実質処分だと思って欲しい」と言っていた。弟が全部相続しているのだしあたしは欲しいものはもう引き取ったと思っているので、どうぞご自由にとは言ったけど、一晩たってから、美術全集だけでも少し引き取りたいな〜と思い始めている。
これは家族会議だな。
左から、塗りの茶托と銘々皿は裏に金で名前が入っている。銘々皿は二人が老人ホームで使っていた茶箪笥から2枚ほど発掘できたけど、全部で10枚あるはずの残りは見つからなかった。なのでこちらは全部あたしが、茶托はいとこのK美ちゃんと半分こして持って帰ってきた。あたしたち苗字は変わっちゃったけどルーツはここだもんね、って。
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少なくとも60年は日頃づかいしてた割には、状態はいいと思う
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木箱に入った萩焼の茶器や花瓶がたくさんあった。父が買ったものなのか頂き物なのかは不明。我が家はティーポットはあれど急須がないうちなので(苦笑)、2セットほどいただいてきた。青磁の一輪挿しと、切手アルバムと写真アルバムも一緒に。
主人になにを持ち帰りたいかは伝えてあった。あたしは探したつもりなんだけど、半分以上見つけたのは主人だった。なんだか感慨に浸ってぼ〜っとしちゃったせいかも。「奥さん奥さん、こんなものもありましたぜ」と変なものを見つけてきては、あたしやY君に「いかがですか」と持って帰れとと炊きつけていた。Y君は「なんでやねん」とか関西弁で切り返していて、初対面とは思えないうちとけぶりだった。
途中先に帰った弟も電話してきて、弟分のY君に持って帰ってくれた分だけ自分の作業量が減るから嬉しいとこれまた炊きつけていた。実家には倉庫も2棟あるので、弟は必死、相続放棄のあたしは先見の明があったなぁ〜と自画自賛、あはは。
K美ちゃんは、去年広島を襲った水害で家財道具のほぼ全てを処分している。夏頃から新しく家を建て直すことにしたようだ。最初はあたしの「なんでも持って行って」という言葉の真意を測りかねていた様子だったけど、あたしが本当にそう思ってるとわかってくれたらしい。お皿を見てるうちに「これ素敵じゃなぁい〜?」「これもいい?」と前のめりに(笑)。あたしは段ボールに詰めてお手伝い、気が変わらないようにね、えへへ。
そういうのを待ってる間、Y君は主人の無茶振りを上手にかわしながら、応接間の本棚を一冊一冊見て時間を潰して待っていてくれた。優しい子になった(とはいえすでに50代、ぷぷぷ)なぁ〜と嬉しかった。K美ちゃんが段ボールに2箱分も食器や花瓶を持って行ってくれたのも嬉しかった。彼女には母が退職した時に父が記念に買ってあげた置き時計も持って帰ってもらった。そういえば母の遺品としてあげた真珠のイヤリングを、昨日使ってくれてた。あたしより、はるかに実の娘らしい(笑)、そういう姪がいるのは母の人徳だ。
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父の子供時代のアルバムの表紙、レトロだぁ〜
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救出したかったものの一つ
木馬は写真館の小道具かなぁ、それとも持ってたのかな、聞けばよかった。それにしても学生服姿の父がりりしげだし可愛い。父は昭和5年生まれだったので、これって昭和11年くらいだろうか?当時の小学生はこんな制服着てたんだ。
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今から85年くらい前にブリキの自動車にのって振り向くポーズ、生意気である(笑)
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二人で写ってるガングロの坊主がK美ちゃんとY君の父親、あたしの父のすぐ下の弟。「面影、あるあるう〜」とかいってみんなで笑った。でもなんでこんなに顔が黒いのかは不明〜、とかいってまた大笑い。
父の子供の頃の写真はたくさんあるのに、なぜだか母の子供の頃のアルバムがない。昔は嫁入りの時にそういうものは持ってこなかった、ってことなのかしらん。母の兄弟はみな他界しているうえ、母の実家は道路拡幅で移転しているのでひょっとしたら処分してしまっているかもしれず、確かめようもないし発見しようもない。それは残念。
実家の応接間は書斎のような作りになっていて、とにかく本が多い。美術全集が圧倒的に多い。百科事典と国語辞典のような重たいものから、一体どこで買ったんだろう?と思うような郷土が輩出した有名人に関する本など。父が退職してから買ったと思える本だけでも、膨大な量だった。いとこ二人は「ここはとにかく本とおもちゃがたくさんあるうちで、子供の頃くるのが楽しかった」と口を揃えていた。
弟はその書籍も含めて「来月から少しずつ整理するけど、実質処分だと思って欲しい」と言っていた。弟が全部相続しているのだしあたしは欲しいものはもう引き取ったと思っているので、どうぞご自由にとは言ったけど、一晩たってから、美術全集だけでも少し引き取りたいな〜と思い始めている。
これは家族会議だな。
きょうだいや一族が仲がいいのが一番ですね。
いいお形見が出てきましたね。使うたびに
ご両親を思い出しますね。大切になさってくださいね。
お父様の子どもの頃の写真 この写真は全て写真屋さんが
撮ったものでしょうね。利発な良家の坊ちゃん
という感じですね。実際そうだったと思います。
弟さんがお構いなければぜひ お形見の美術全集を
いただいたらどうでしょう 重いでしょうがぜひともです。
昨日出席してくれた叔父(父の兄弟の上から3番目)が
来年は三回忌でまた元気に会いましょう、と言っていました。
弟と、その叔父(自称高貴高齢者)の息子と、Y君は歳も近いので
これからもう少し頻繁につるんで遊ぶと言っていました。
集まるたびに楽しくて、きょうだいや一族のこの関係は両親の遺産だなぁと実感します。
陶器は脆いので、気をつけつつも日頃づかいしようと思います。
主人は煎茶器をお酒用に使おうと虎視眈々です、ま、それも父が喜ぶでしょう。
父の子供の頃のアルバムですが、誰だか正体不明の人が多すぎ(苦笑)
戦前の父は「令息」だったため(苦笑)書生さんとかお手伝いさんとか
血が繋がってない人がたくさん写真に残ってるはずなので
もうね、誰が誰だかわからぁ〜ん、です。
もっと早く写真を電子化して、人定質問して、
ついでに子供時代の話をもっと聞かせてもらえばよかったと
これを見ながらちょっと後悔しています。
その時には思いつかないこと、たくさんありますね〜
美術全集のこと、アドバイスありがとうございます。
実は、あたしもやっぱりあれは引き取らなきゃ!と思い、先ほど弟にLINEで
「いつ取りに行くとは今は言えないけど、処分は一番最後にして」
とお願いして、了承されました。
ヤマト運輸に相談してみようと思います。
仲良さそうで素敵です。
お父様、ほんと利発そう。
形見の品々、仕舞わず出来る限り使うのが良いかと。
美術全集も是非。
でも百科事典と国語辞典はゴミにしかならないそうです(時代ですね)。
家族会議、それもまた楽しそう。
いきなり叔父に挨拶をお願いしてしまい、
みんなが口々に「そんな、無茶振りじゃないか〜」
「根回ししたのか〜」と野次(苦笑)。
でも叔父は少し考えて「だんだん兄弟がいなくなると次は自分かと思う」と
しんみりと会食を故人を思う会の雰囲気に戻してくれました。
法事の後お墓まいりをしたときも、
一言「きたよ〜」と話しかけてからお線香をあげてくれました。
そういう叔父が要所要所をしめてくれつつも、
あたしたち世代は会えたことが嬉しくてわいわい、みたいな不思議な1日でした。
その叔父と同居するいとこK君を兄貴分のいとこ男性軍が
叔父の今後で困った時には支えよう、
そういう雰囲気でもありました。
ほんと、仲がいいのだけが取り柄の一族です〜
父はね、利発だったと思いますが、最大のウリ(?)は
何と言っても人の悪口を言わなかったことです。
爪の垢、もうないよぉ〜ん、しくしく
家族会議はあっさり「OK」となりましたが、
美術全集もいくつか種類があるので、夏休みにもう一度行かねば、です。
その時には、弟にも連絡して、現地で会議かな。
会議というより箱に入れたりする苦役要員かも(苦笑)。
なおかつクロネコにも参加要請が必要ですね。