ビー玉の使い道

今日日曜日は新居マンションの内覧会。いまのマンションに引っ越してくるときも内覧会なるものがあったのだけど、初めてマンションを購入する当時の私たちには「それなに？」って感じで、一体なにをポイントに確認するのかすら知らないまま、指摘事項が片手の指で余るという購入者となってしまった。まぁだからといって入居後重大な傷が見つかったとか、床が斜めになってたとか、そ～ゆ～こととは無縁だったのでラッキーではあった。

でも、それがいかにラッキーだったかを再認識するようなずさんな工事やずさんな設計を日常的にニュースで目にする日々だったので、「今回は納得ゆくまでチェックせねば！」と思い立った。ゼネコンにご主人が勤めている友人にメールして「ねぇねぇ、ゼネコン側が内覧会でチェックされたくないこと、あるいは頻繁に指摘されることってどんなことぉ～？」と尋ねてみた。返信されてきたメールにその後直接話して教えてもらった事をくわえると、以下のようになる。

マンションの内覧会の件です。

①　壁紙の継ぎ目がうまく貼れているか？天井も確認すること。「天井は直貼りですか？」と聞いてください。「ジカバリ」ってコトバを知ってる購入者だとわかれば相手も「マジで対応せねば」と思うはず。で、答えがYESの場合は「入居後クラックが生じたら修理していただけるんですよね～、補償期間が終わってもぉ～（にっこり）」と一言聞いてみる（そして答えた人の対応の内容・会社名・名前を記録する）。

②フローリング
　１ ビー玉を持参し必ず傾斜の確認をすること。「え～そこまでやっていいの～」はご無用！各部屋、廊下、リビング、絶対やっちゃって下さい。傾斜は健康に害をもたらしますから・・・
　２ ワックスがけにむらがないか？
　３ 廊下、部屋の端を歩いてきしみはないか？ご主人に端を歩いてもらって感触を確認してもらってください。
　４ 玄関のタイルに浮きはないか？いきなり上がり込んだりしないで、まずは玄関からきっちりチェックしてください。これで相手もびびります。
　　　
主人に内覧会のことを聞いたところ、速攻で返ってきた答えが「フローリング（家）の傾斜！」でした。入居者の健康に害が出ることはもとより家具が入ってからの修理は大変なので入居者のストレスは大きい・・・そうです。

③木枠などがちゃんときっちりサイズ一杯枠になっているか？角に材料が足りなくてギャップがあるような物件もゼロではないです。

④細かいことを言えば、トイレ、風呂場、台所の電気（照明）もチェック！
電気のカサに（製造過程でできた）シミなどないか、汚れはないか？全部スイッチをONにしてしらみつぶしのごとく点検をしてください。業者の人間に「そこまでやるか～」とか思われたくないな～などというきもちは間違っても持たぬように。

安いものの時には「ぴっかぴかの新品」じゃないとクレームするのに、マンションのように高い買い物のときにチェックが甘くなるのはおかしいですよね！ちゃんとした会社なら必ず修理しますし説明もするはず。ちょっとでも気になる所があったら面倒くさがらずにどんどん聞いて下さい。内覧会のご健闘をお祈りします！

持つべきものはその道の専門家の知り合いである。ってわけで、金曜日に買ってきました、ビー玉。でも「ビー玉これだけしかないんじゃぁ手分けして全部の部屋チェックするのに何日かかるかしら～」、とか言ってみたいkebaです。