kebaneco日記

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いらぬ横槍、だけにとどまらず

2025年01月05日 | 携帯から(旅先からも)
USスチールのCEOをマジで怒らせた模様、バイデン爺。


日本製鉄によるUSスチール買収を阻止するとバイデン爺が大統領令を出して、株価は日鉄の(USスチール購入)提示価格の55ドルを大きく下回った。米国の主要メディアは、バイデン大統領(と、そうするようロビーしてきた全米鉄鋼労働組合(USW)のデービッド・マッコール会長)の判断が、今後の日米関係や日本の対米投資、ひいてはアメリカのオープンな投資文化などへ悪影響を及ぼすのではないかと心配する、といった論調。


日本製鉄はUSスチールとの共同声明で、「深い失望」と、大統領が違反して阻止した法令が自らに与える法的権利を守るために、「適切な措置をとる」とした上で、買収のメリットと阻止のデメリットに言及し、引き続き2社が緊密に連携すると締め括った。こっちは、比較的穏健な宣戦布告って感じだった。


一方で、USスチールのデイビッド・ブリットCEOは、単独で写真のような声明を出した。超訳すると、バイデン大統領を「おめ〜なんか腐敗してサイテ〜すぎて、大統領だなんてちゃんちゃらおかしいわい、ば〜かっ」って感じ(個人の感想です)。もうちょっとまともに訳すと。以下のような文章になる。


「2025年1月3日-本日のバイデン大統領の行為は、恥ずべき腐敗である。組合員のことなど何もわかっていない労働組合の幹部に政治的見返りを与えるために、わが社の未来・労働者、そしてわが国の国家安全保障を害する行動をとった。彼は、経済・国家安全保障上不可欠の同盟国である日本を侮辱し、アメリカの競争力を危険にさらした。北京の中国共産党幹部は道に繰り出し小躍りしているに違いない。バイデン氏は、我々と面会して事実を知ることすら拒否したまま、これら全てを行ったのである。


我々の従業員と地域社会には、こんな大統領ではなく、アメリカにとって最良のディールを成立させる方法を知り、その実現のために懸命に働く大統領が相応しい。この投資は、間違いなくU.S.スチール・従業員・地域社会、そして我が国の素晴らしい未来を約束するものである。よって我々は、バイデン大統領の政治腐敗と戦う。 」


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2 コメント

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Unknown ()
2025-01-05 19:29:37
USスチールの新型電気高炉が買収の対象となり日鉄が15億ドルかで買収にいったのだが、背景に保護主義と技術革新の攻め合いが問題となったとか・・・しかし・・
場当たり的な措置は消費者に不利益をもたら危険性もありバイデンもトランプも反対とかで?日鉄は訴訟を起こす可能性を示唆しているが国際訴訟はダメじゃないのかな
日鉄の泣き寝入りかも
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Unknown (keba)
2025-01-05 21:10:41
鮎さま

そうなんですね〜
なんだかわかんないけど、USスチールのウェブサイトを見ると
独立の鑑定評価でも経済的効果が認められ、地元の市長も買収に賛成してるんです。
反対の理由が意味不明というのはまさにそういうことです。

覆すのは難しく、日鉄は違約金を払うしか何でしょうね。
でも操業停止の工場が出るとか、国内の競合は買収を55ドル以下で申し出たら
バイデン爺は遺失利益の補填を求める株主集団訴訟されたりしないのかな?
されればいいのに、、、(黒kebaでてます、笑)
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