kebaneco日記

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やっぱり、無理!

2008年05月23日 | 折々の話題
鳩山法務大臣が着ているのは、福岡高検が裁判員制度のためにつくった「サイバンインコ」っていうキャラクターの着ぐるみなんだと。今日は次から次に、この種のしょ~もないキャラクターが法務大臣を訪問したそうな。

義務でもやりたくないって言う人が4割弱存在するらしいけど、でもってあたしもその一人だけど、本当に制度導入を成功させたいなら、着ぐるみきて「暑い」とかいってないで、やりたくない人からなぜか?という理由をきちんと教えてもらって、導入前に改善するほうがよっぽど効果的だと思う。根幹は変えずキャラでど~にかしようなんて、国民をバカにしている。こんな無駄遣いには反感しかもてない。

法務省も「こ~ゆ~かたちで、いついつからやります」って決めちゃったら、それが導入前だからまだ間に合うのに、しかもすでに不評そうだな~ってわかっているのに「じゃあこ~ゆ~かたちじゃなくて、あ~ゆ~かたちにします、だってそのほうが参加しやすいでしょ?」って変更・改善するっていう考えはそもそも存在しないらしい。その変更のために一年とか半年とか導入が遅れても、導入した後で辞退者続出になるよりはマシだと思うのだけど。柔軟に対応というような文字はきっと辞書にないのであろう。

それにしても、裁判に市民感覚をっていうのがよ~わからんです。裁判って、集められた証拠を総合して、それをもとに有罪か無罪かを判断する。でもって有罪の場合は該当する法律に照らし合わせて量刑を決めるという作業だと思うので、いわゆる「市民感覚」ってものの入る余地ってあるのかな?って疑問。

あるとすれば量刑の拠って立つ法律の条文を改正するところじゃないのかな?ってことは、要は市民が自らの仕事を中断してまで、自分で裁判所でなにかするようなことじゃなくて、国民から信託をうけた国会議員がちゃんと市民感覚で立法のお仕事をしていれば済む話じゃないのか?って気がしてしかたがない。

もちろん、そのセンセたちはふんぞり返って市民感覚も生活観も場合によっては倫理観すら希薄になってる人もいそうなので、あまり期待が持てるとも思わないけどね。あ、そっか、だから裁判員になることを義務化するのか(笑)。


今日は毎日新聞から写真を拝借しておるのだ

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