2014年12月22日、読売新聞より
「議長も首相も町村派…『まるで北の独裁』と幹部」
24日召集の特別国会では、伊吹文明氏の後任として、党内最大派閥で首相が在籍していた
町村派の会長・町村信孝元官房長官が衆院議長に就任する。
伊吹氏は衆院選公示前に自身のフェイスブックで、「(消費増税の)延期手続きは、
国会が議決した法律に明記され、改めて民意を伺わねばならぬ性格のものではない」と
書き込んだ。これが首相の反感を買い、議長交代につながったと見る向きが多い。
「首相の専権事項である衆院解散について、『大義がない』と批判するのは立法府の長として
一線を越えるものだ」(首相官邸筋)というわけだ。
だが、自民党内には反発もある。引退してなお参院に影響力を持つ青木幹雄元参院議員会長は、
「言いたいことが言えなくなるのが一番怖い」として、官邸主導の流れに抗するよう
参院執行部に発破をかける。自民党幹部の一人は、「山崎参院議長も町村派で、
衆院議長も町村派。首相も町村派で、まるで北朝鮮の独裁体制のようだ」と漏らした。
アドレスが長すぎてブックマークに入れられないので、一部コピペしました。
読売新聞を引用するのは初めてです。
自民党は下野のトラウマからか、「物言えば唇寒し」とばかり沈黙を保っている様に
見受けられます。
伊吹氏を、フェイスブックに書き込んだ内容だけで更迭するのは、絶対におかしいです。
これは国民の誰もが感じていることだと思います。(ご本人が一番ご存知のはずでは)
都合の悪い人は更迭し、周りをお友達で固める。
これで民主国家と言えるのでしょうか。
追記1
町村派改め細田派となり、91名(町村氏を除く)の自民党最大派閥になります。
細田博之氏は原発推進に力を入れ、その発言が問題視されたことがあります。
2013年7月24日、「しんぶん赤旗」より
細田氏は中国電力島根原発を抱える島根県選出議員で、原発再稼働を目指す自民党の
「電力安定供給推進議連」の会長。
100人超が参加する同議連は6月、国のエネルギー政策で引き続き原発を
重要電源と明確化することを求める提言をまとめています。
番組で細田氏は、「日本はいまガラパゴス化している。もちろん福島の原発事故が
あったんですけれど」「原子力発電を推進しようって、みんな世界中が
言っているんですよ」などと繰り返し、原発廃炉を進めれば原発推進の
「世界中の潮流」から取り残されると強調しました。
さらに、「日本は事故が起こったために残念ながら、(原発の)安全性に対して非常に大きな
疑問が生じた」と続け、「もちろん福島の不幸はあったけれども、それで全部やめてしまおうと
いう議論を前提にやることは、やっぱりとても耐え難い苦痛を将来の日本国民に与えると
逆に思いますね」と述べました。
はたして、ガラパゴス化しているのは日本ではなく、ご自身なのでは・・・?
(2014年12月24日 記)
追記2
2014年12月23日、毎日新聞より
首相は表向きは派閥を離脱しているものの、派内には首相の「応援団議員」が多いのが実態だ。
一方で、これまで会長を務めてきた町村氏は2012年総裁選を同じ派閥ながら戦った相手だ。
首相が10%への消費増税を先送りする決断をした際も町村氏は異論を唱えた。
派内では、安倍首相と距離がある議員を「町村派」、首相に近い議員を「安倍派」と呼んで
区分することもあった。
町村氏の衆院議長人事は首相自らが決断し、水面下で調整した。後任会長を細田氏とすることで
「実質的に『安倍派』で派内が統一されることになる」(同派関係者)とみられている。
安倍首相は単色がお好きなようで、自分色にどんどん染めていく。
人事も、経済界も、一部のマスコミも・・・
「いいね!」で埋め尽くされる日は遠くない?
※2015年予算案
法人税・・・引き下げ(現在34・62%の法人実効税率を、2015年は2・51%下げ、
2016年との累計3・29%下げて31・33%とする。
1兆円規模に減税。数年で20%台に下げる考えだという。
穴埋めのため、法人事業税(地方税)の外形標準課税を
強化するというが、
全体では減税が増税を約2千億円上回る。
これにより、利益を出している企業の負担は軽くなり、
稼げていない企業は負担増となる)
防衛費・・・引き上げ
公共事業費・・・引き上げ(民主党政権で見直された公共事業費が、3年連続増額)
相続税・・・引き上げ(抜け道あまた)
介護報酬・・・引き下げ(2・27%)
介護保険料軽減・・大幅に圧縮(所得が低い65歳以上の高齢者を対象にする予定が、
見直された)障がい者福祉報酬(事業者向け)・・・引き下げ(1%前後)
沖縄振興費・・・一割程度減額(余りにも露骨で、あいた口が塞がらない)
生活保護世帯の住居費・・・引き下げ
公立小中学校の教職員定数・・・100人削減(自然減を除く)
●弱者には厳しく、大企業や富裕層に甘い政権が、なぜ支持されるのだろう?
それでも物言わぬ人々を見ていると、森達也氏の次の言葉が身に沁みてくる。
2014年12月25日、朝日新聞・論壇時評 高橋源一郎氏の「投票先は民主主義だ!」より
「選挙前から、与党の勝ちと結果はわかっている。おまけに、権力を監視する装置としての
メディアは『その機能を放棄しかけている。ほぼ現政権の広報機関だ』。
どうしようもない。そして、悲しげに、こう書いた。
『だからもう投票には行かなくていい。落ちるなら徹底して落ちたほうがいい。
敗戦にしても原発事故にしても、この国は絶望が足りない。
何度も同じことをくりかえしている。
だからもっと絶望するために、史上最低の投票率で(それは要するに現状肯定の
意思なのだから)、一党独裁を完成させてほしい。その主体は現政権ではない。
この国の有権者だ』」(2014年12月27日 記)
追記3
2014年12月31日、朝日新聞より
野田毅税制会長は衆院選前に、予定通りの消費税率引き上げを強く主張し、
増税先送りを問う解散を「大義がない」と批判した。
この動きに官邸側は、野田氏を党公認候補から外すよう、党に揺さぶりをかけた。
野田氏は首相批判を封印すると、
「それじゃ公認してやるか」(引用ここまで)
日本は民主国家ですか?
民主国家ってなんですか?
大企業や富裕層を優遇し、中小企業や普通の国民からは搾り取る。
自分に都合の悪い人には脅しをかけたり、更迭したりする。
経済界やマスコミの重鎮とは食事をしたり、ゴルフをしたりして親交を深め、
国民の声には馬耳東風。
こうして2014年は終わります。書いてて馬鹿馬鹿しくなりました。
来年は少しはまともな国になりますように!
(2014年12月31日 記)
「議長も首相も町村派…『まるで北の独裁』と幹部」
24日召集の特別国会では、伊吹文明氏の後任として、党内最大派閥で首相が在籍していた
町村派の会長・町村信孝元官房長官が衆院議長に就任する。
伊吹氏は衆院選公示前に自身のフェイスブックで、「(消費増税の)延期手続きは、
国会が議決した法律に明記され、改めて民意を伺わねばならぬ性格のものではない」と
書き込んだ。これが首相の反感を買い、議長交代につながったと見る向きが多い。
「首相の専権事項である衆院解散について、『大義がない』と批判するのは立法府の長として
一線を越えるものだ」(首相官邸筋)というわけだ。
だが、自民党内には反発もある。引退してなお参院に影響力を持つ青木幹雄元参院議員会長は、
「言いたいことが言えなくなるのが一番怖い」として、官邸主導の流れに抗するよう
参院執行部に発破をかける。自民党幹部の一人は、「山崎参院議長も町村派で、
衆院議長も町村派。首相も町村派で、まるで北朝鮮の独裁体制のようだ」と漏らした。
アドレスが長すぎてブックマークに入れられないので、一部コピペしました。
読売新聞を引用するのは初めてです。
自民党は下野のトラウマからか、「物言えば唇寒し」とばかり沈黙を保っている様に
見受けられます。
伊吹氏を、フェイスブックに書き込んだ内容だけで更迭するのは、絶対におかしいです。
これは国民の誰もが感じていることだと思います。(ご本人が一番ご存知のはずでは)
都合の悪い人は更迭し、周りをお友達で固める。
これで民主国家と言えるのでしょうか。
追記1
町村派改め細田派となり、91名(町村氏を除く)の自民党最大派閥になります。
細田博之氏は原発推進に力を入れ、その発言が問題視されたことがあります。
2013年7月24日、「しんぶん赤旗」より
細田氏は中国電力島根原発を抱える島根県選出議員で、原発再稼働を目指す自民党の
「電力安定供給推進議連」の会長。
100人超が参加する同議連は6月、国のエネルギー政策で引き続き原発を
重要電源と明確化することを求める提言をまとめています。
番組で細田氏は、「日本はいまガラパゴス化している。もちろん福島の原発事故が
あったんですけれど」「原子力発電を推進しようって、みんな世界中が
言っているんですよ」などと繰り返し、原発廃炉を進めれば原発推進の
「世界中の潮流」から取り残されると強調しました。
さらに、「日本は事故が起こったために残念ながら、(原発の)安全性に対して非常に大きな
疑問が生じた」と続け、「もちろん福島の不幸はあったけれども、それで全部やめてしまおうと
いう議論を前提にやることは、やっぱりとても耐え難い苦痛を将来の日本国民に与えると
逆に思いますね」と述べました。
はたして、ガラパゴス化しているのは日本ではなく、ご自身なのでは・・・?
(2014年12月24日 記)
追記2
2014年12月23日、毎日新聞より
首相は表向きは派閥を離脱しているものの、派内には首相の「応援団議員」が多いのが実態だ。
一方で、これまで会長を務めてきた町村氏は2012年総裁選を同じ派閥ながら戦った相手だ。
首相が10%への消費増税を先送りする決断をした際も町村氏は異論を唱えた。
派内では、安倍首相と距離がある議員を「町村派」、首相に近い議員を「安倍派」と呼んで
区分することもあった。
町村氏の衆院議長人事は首相自らが決断し、水面下で調整した。後任会長を細田氏とすることで
「実質的に『安倍派』で派内が統一されることになる」(同派関係者)とみられている。
安倍首相は単色がお好きなようで、自分色にどんどん染めていく。
人事も、経済界も、一部のマスコミも・・・
「いいね!」で埋め尽くされる日は遠くない?
※2015年予算案
法人税・・・引き下げ(現在34・62%の法人実効税率を、2015年は2・51%下げ、
2016年との累計3・29%下げて31・33%とする。
1兆円規模に減税。数年で20%台に下げる考えだという。
穴埋めのため、法人事業税(地方税)の外形標準課税を
強化するというが、
全体では減税が増税を約2千億円上回る。
これにより、利益を出している企業の負担は軽くなり、
稼げていない企業は負担増となる)
防衛費・・・引き上げ
公共事業費・・・引き上げ(民主党政権で見直された公共事業費が、3年連続増額)
相続税・・・引き上げ(抜け道あまた)
介護報酬・・・引き下げ(2・27%)
介護保険料軽減・・大幅に圧縮(所得が低い65歳以上の高齢者を対象にする予定が、
見直された)障がい者福祉報酬(事業者向け)・・・引き下げ(1%前後)
沖縄振興費・・・一割程度減額(余りにも露骨で、あいた口が塞がらない)
生活保護世帯の住居費・・・引き下げ
公立小中学校の教職員定数・・・100人削減(自然減を除く)
●弱者には厳しく、大企業や富裕層に甘い政権が、なぜ支持されるのだろう?
それでも物言わぬ人々を見ていると、森達也氏の次の言葉が身に沁みてくる。
2014年12月25日、朝日新聞・論壇時評 高橋源一郎氏の「投票先は民主主義だ!」より
「選挙前から、与党の勝ちと結果はわかっている。おまけに、権力を監視する装置としての
メディアは『その機能を放棄しかけている。ほぼ現政権の広報機関だ』。
どうしようもない。そして、悲しげに、こう書いた。
『だからもう投票には行かなくていい。落ちるなら徹底して落ちたほうがいい。
敗戦にしても原発事故にしても、この国は絶望が足りない。
何度も同じことをくりかえしている。
だからもっと絶望するために、史上最低の投票率で(それは要するに現状肯定の
意思なのだから)、一党独裁を完成させてほしい。その主体は現政権ではない。
この国の有権者だ』」(2014年12月27日 記)
追記3
2014年12月31日、朝日新聞より
野田毅税制会長は衆院選前に、予定通りの消費税率引き上げを強く主張し、
増税先送りを問う解散を「大義がない」と批判した。
この動きに官邸側は、野田氏を党公認候補から外すよう、党に揺さぶりをかけた。
野田氏は首相批判を封印すると、
「それじゃ公認してやるか」(引用ここまで)
日本は民主国家ですか?
民主国家ってなんですか?
大企業や富裕層を優遇し、中小企業や普通の国民からは搾り取る。
自分に都合の悪い人には脅しをかけたり、更迭したりする。
経済界やマスコミの重鎮とは食事をしたり、ゴルフをしたりして親交を深め、
国民の声には馬耳東風。
こうして2014年は終わります。書いてて馬鹿馬鹿しくなりました。
来年は少しはまともな国になりますように!
(2014年12月31日 記)