めの中が黒目だらけの加藤嘉 映画観しよりわが内に棲む
*棲=す
※神山征二郎監督、「ふるさと」を観る。揖斐川上流にダムが建設されることになり、
山の上の住民は移転を迫られる。
加藤嘉(よし)演じる老人と少年が、最後の夏をアマゴ釣りに興じる。
加藤嘉の、痴呆のまじる老人の存在感がすごい!
立っているだけで、寝ているだけで画になる。
一本だけ欠け残った歯、枯れ枝のような手足、曲った腰、笑うと笑みが
顔いっぱいをおおう。
90歳を超えての出演かと思ったら、70歳だった。
(加藤さんは75歳でお亡くなりになりました)
あれ以来、私の中におじいさんが棲みついている。
この作品で加藤さんは、モスクワ国際映画祭、最優秀主演男優賞を受賞されました。
追記
2020年3月12日の朝日新聞「ひと」に、神山征二郎さんが取り上げられていた。
ずっとかみやまさんと読んでいたが、「こうやま」さんとルビが振ってあった。
30本目の映画「時の行路」が、明日(3月14日)から公開される。
(2020年3月14日 記)
加藤嘉さんの写真集、「ぼくのおじいちゃんのかお」(福音館書店)をアップします。
写真と天野祐吉さんの文とのコラボが絶妙で、見るたびに「くすっ」「ふわっ」と
した気持ちになります。
(写真をクリックすると大きくなります)
(画像はお借りしました)
*棲=す
※神山征二郎監督、「ふるさと」を観る。揖斐川上流にダムが建設されることになり、
山の上の住民は移転を迫られる。
加藤嘉(よし)演じる老人と少年が、最後の夏をアマゴ釣りに興じる。
加藤嘉の、痴呆のまじる老人の存在感がすごい!
立っているだけで、寝ているだけで画になる。
一本だけ欠け残った歯、枯れ枝のような手足、曲った腰、笑うと笑みが
顔いっぱいをおおう。
90歳を超えての出演かと思ったら、70歳だった。
(加藤さんは75歳でお亡くなりになりました)
あれ以来、私の中におじいさんが棲みついている。
この作品で加藤さんは、モスクワ国際映画祭、最優秀主演男優賞を受賞されました。
追記
2020年3月12日の朝日新聞「ひと」に、神山征二郎さんが取り上げられていた。
ずっとかみやまさんと読んでいたが、「こうやま」さんとルビが振ってあった。
30本目の映画「時の行路」が、明日(3月14日)から公開される。
(2020年3月14日 記)
加藤嘉さんの写真集、「ぼくのおじいちゃんのかお」(福音館書店)をアップします。
写真と天野祐吉さんの文とのコラボが絶妙で、見るたびに「くすっ」「ふわっ」と
した気持ちになります。
(写真をクリックすると大きくなります)
(画像はお借りしました)