言い包(くる)める・・・広辞苑によると、言葉たくみに言ってごまかす。
口先でまるめこむ。
ちなみに「包める」に巧みにあざむく。まるめこむの意味がある。
最近、この種の発言が多くうんざりする。
不正を働いた議員が言う常套句は、「誤解を招いたのだったら申し訳ない」。
おいおい、こっちが誤解したのが悪いとでも言うのかい!
また「両論併記」も問題がある。このことで新聞の批判力は確実に落ちた。
2016年1月10日のブログで中村文則さんが「両論併記」について
書いているので引用します。
「昨年急に目立つようになったのはメディアでの『両論併記』というものだ。
政府のやることに厳しい目を向けるのがマスコミとして当然なのに、
『多様な意見を紹介しろ』という『善的』な理由で『政府への批判』が
巧妙に弱められる仕組み。
否定意見に肯定意見を加えれば、政府への批判は『印象として』
プラマイゼロとなり、批判がムーブメントを起こすほどの過熱に
結びつかなくなる。実に上手(うま)い戦略である。
それに甘んじているマスコミの態度は驚愕(きょうがく)に値する」
(引用ここまで)
また「野党は批判ばかりだ」という言葉に過剰に反応した国民民主党の
玉木雄一郎氏は、「提案型野党」を提唱した。
それにより野党としての役割を放棄したと言っても、過言ではないだろう。
はたして国民民主党は本当に野党なのだろうか。
立憲民主党の泉健太代表は、連合の芳野友子会長に「共産党との共闘は
できない」と言われると、せっかく機能していた野党共闘を
簡単に反故にした。こんな繊細な神経で、本当に政権交代を
狙っていけるのだろうか。
また「敵基地攻撃能力」を「反撃能力」と言い換えることも、
物事の本質を誤魔化そうとしている。
「敵基地攻撃能力とは、日本を攻撃しようとする外国のミサイル
基地などをたたくこと」だ。
攻撃対象にはミサイル基地だけでなく、指揮統制に関する機能も含まれる。
「攻撃しようとしている」との判断はどうやって下すのか。
もしその判断が間違っていたらどうするのか。
「反撃能力」と言い換えることで、日本が武力攻撃を受けた際に
防衛力を行使する能力、と勘違いしている人があまりにも多い。
そうでなければ「反撃能力を持つことに賛成の人の割合が、
50%になるとは考えにくい。
反撃とはそもそも、「攻撃を受けた者が逆に攻撃に転ずること」をいう。
攻撃を受ける前に相手の基地をたたくことを、反撃とは言わない。
今回の選挙で私は森ゆうこ氏を応援していたので、落選はショックだった。
立憲民主党に物申したく、意見するにはどうしたらいいのかを
立憲民主党に尋ねたところ、一向に返事がない。
国民の意見を聞こうという気が、はじめからないのだろうか。
こんなことなら「パートナーズ」をやめようと思う。
忖度ばかりしている野党は要らない。
保守に走る野党は要らない!
泉氏は、国の危機より自らの保身の方が大事なのだろうか!
今がどんなに重要な時なのかを分かっていないのでは?
辻元清美氏と小川淳也氏を中心に、本来の野党の役割を改めて考え直し、
立憲民主党は一から出直して欲しいと思う。
追記1
今回の参院選では立憲民主党も国民民主党も、略称を「民主党」にする
ということは知っていた。
だが投票ブースに入り、掲示で「民主党」が2つあることに
非常に違和感を覚えた。
お互いが「民主党」という名称に拘っているということは知っていたが、
こんな子どもじみたことが、はたして通用するのだろうか。
立憲民主党の略称は「立憲あるいはりっけん」とし、国民民主党の略称は
「国民あるいはこくみん」とするのは当たり前のことだ。
そして「民主党」と書いた人の票は、それぞれの得票に応じて
振り分けるべきだ。
次回の選挙では、こんな国民を愚弄した略称は
絶対に使わないで欲しい。
(2022年7月27日 記)
追記2
7月29日のTBSラジオ「アシタノカレッジ」に、中村文則さんが
出演されていた。
講演はYouTubeで聴いたことがあるが、対談を聴いたのは初めてだ。
意外と高くて明るい声で話されていた。
その中で「なるほど!」と思った言葉があるので引用させて頂きます。
「メディアが様々な立場で意見を言うのはかまわないが、事件なり出来事が
起きた場合には、
まずは基礎情報(明確な物証など)を共有することが大切だ。
基礎情報を共有した上で、メディアはそれぞれの立場で意見を言うべきだ。
昔は違ったが、最近はあまりにも偏った基礎情報に基づく報道や、
基礎情報を報じないメディアがある。
国民はすべてのメディアを見たり聴いたりしているわけではないので、
これでは基礎情報を共有することが難しくなり、
判断に誤りが生じてしまうことにもなりかねない」
(引用ここまで)
「基礎情報を共有する」、こんな当たり前のことが今はなおざりに
されている。メディアは直ちにこれを改めるべきだ。
新聞に、中村さんがジャンルを問わず33名の方々との対談を収めた
『自由対談』の広告が載っていた。
ゲストに私の好きな人が多く楽しみだ。
中村さんの声を思い出しながら読んでいこうと思う。
(2022年7月31日 記)
追記3
年を取ると何でもポイポイ忘れてしまう。
中村さんが対談するのを聴いたことがないと書いたが、何度か聴いていた。
「映画『火Hee』特別トーク映像 公開記念 桃井かおり×中村文則×
又吉直樹」や、確か村田沙耶香さん(?)か西加奈子さん(?)と
楽しそうにお話しされていたのを思い出した。記憶が曖昧ですみません。
市の図書館にリクエストして、『自由対談』を買って頂いた。
真っ白な装丁で、手垢がつかないか、触るのも気が引ける。
読みだしたらこれが面白い。
綾野剛との話が特に面白く、「GANTZ PERFECT ANSWER」の
DVDを借りてしまった。
(2022年8月12日 記)
口先でまるめこむ。
ちなみに「包める」に巧みにあざむく。まるめこむの意味がある。
最近、この種の発言が多くうんざりする。
不正を働いた議員が言う常套句は、「誤解を招いたのだったら申し訳ない」。
おいおい、こっちが誤解したのが悪いとでも言うのかい!
また「両論併記」も問題がある。このことで新聞の批判力は確実に落ちた。
2016年1月10日のブログで中村文則さんが「両論併記」について
書いているので引用します。
「昨年急に目立つようになったのはメディアでの『両論併記』というものだ。
政府のやることに厳しい目を向けるのがマスコミとして当然なのに、
『多様な意見を紹介しろ』という『善的』な理由で『政府への批判』が
巧妙に弱められる仕組み。
否定意見に肯定意見を加えれば、政府への批判は『印象として』
プラマイゼロとなり、批判がムーブメントを起こすほどの過熱に
結びつかなくなる。実に上手(うま)い戦略である。
それに甘んじているマスコミの態度は驚愕(きょうがく)に値する」
(引用ここまで)
また「野党は批判ばかりだ」という言葉に過剰に反応した国民民主党の
玉木雄一郎氏は、「提案型野党」を提唱した。
それにより野党としての役割を放棄したと言っても、過言ではないだろう。
はたして国民民主党は本当に野党なのだろうか。
立憲民主党の泉健太代表は、連合の芳野友子会長に「共産党との共闘は
できない」と言われると、せっかく機能していた野党共闘を
簡単に反故にした。こんな繊細な神経で、本当に政権交代を
狙っていけるのだろうか。
また「敵基地攻撃能力」を「反撃能力」と言い換えることも、
物事の本質を誤魔化そうとしている。
「敵基地攻撃能力とは、日本を攻撃しようとする外国のミサイル
基地などをたたくこと」だ。
攻撃対象にはミサイル基地だけでなく、指揮統制に関する機能も含まれる。
「攻撃しようとしている」との判断はどうやって下すのか。
もしその判断が間違っていたらどうするのか。
「反撃能力」と言い換えることで、日本が武力攻撃を受けた際に
防衛力を行使する能力、と勘違いしている人があまりにも多い。
そうでなければ「反撃能力を持つことに賛成の人の割合が、
50%になるとは考えにくい。
反撃とはそもそも、「攻撃を受けた者が逆に攻撃に転ずること」をいう。
攻撃を受ける前に相手の基地をたたくことを、反撃とは言わない。
今回の選挙で私は森ゆうこ氏を応援していたので、落選はショックだった。
立憲民主党に物申したく、意見するにはどうしたらいいのかを
立憲民主党に尋ねたところ、一向に返事がない。
国民の意見を聞こうという気が、はじめからないのだろうか。
こんなことなら「パートナーズ」をやめようと思う。
忖度ばかりしている野党は要らない。
保守に走る野党は要らない!
泉氏は、国の危機より自らの保身の方が大事なのだろうか!
今がどんなに重要な時なのかを分かっていないのでは?
辻元清美氏と小川淳也氏を中心に、本来の野党の役割を改めて考え直し、
立憲民主党は一から出直して欲しいと思う。
追記1
今回の参院選では立憲民主党も国民民主党も、略称を「民主党」にする
ということは知っていた。
だが投票ブースに入り、掲示で「民主党」が2つあることに
非常に違和感を覚えた。
お互いが「民主党」という名称に拘っているということは知っていたが、
こんな子どもじみたことが、はたして通用するのだろうか。
立憲民主党の略称は「立憲あるいはりっけん」とし、国民民主党の略称は
「国民あるいはこくみん」とするのは当たり前のことだ。
そして「民主党」と書いた人の票は、それぞれの得票に応じて
振り分けるべきだ。
次回の選挙では、こんな国民を愚弄した略称は
絶対に使わないで欲しい。
(2022年7月27日 記)
追記2
7月29日のTBSラジオ「アシタノカレッジ」に、中村文則さんが
出演されていた。
講演はYouTubeで聴いたことがあるが、対談を聴いたのは初めてだ。
意外と高くて明るい声で話されていた。
その中で「なるほど!」と思った言葉があるので引用させて頂きます。
「メディアが様々な立場で意見を言うのはかまわないが、事件なり出来事が
起きた場合には、
まずは基礎情報(明確な物証など)を共有することが大切だ。
基礎情報を共有した上で、メディアはそれぞれの立場で意見を言うべきだ。
昔は違ったが、最近はあまりにも偏った基礎情報に基づく報道や、
基礎情報を報じないメディアがある。
国民はすべてのメディアを見たり聴いたりしているわけではないので、
これでは基礎情報を共有することが難しくなり、
判断に誤りが生じてしまうことにもなりかねない」
(引用ここまで)
「基礎情報を共有する」、こんな当たり前のことが今はなおざりに
されている。メディアは直ちにこれを改めるべきだ。
新聞に、中村さんがジャンルを問わず33名の方々との対談を収めた
『自由対談』の広告が載っていた。
ゲストに私の好きな人が多く楽しみだ。
中村さんの声を思い出しながら読んでいこうと思う。
(2022年7月31日 記)
追記3
年を取ると何でもポイポイ忘れてしまう。
中村さんが対談するのを聴いたことがないと書いたが、何度か聴いていた。
「映画『火Hee』特別トーク映像 公開記念 桃井かおり×中村文則×
又吉直樹」や、確か村田沙耶香さん(?)か西加奈子さん(?)と
楽しそうにお話しされていたのを思い出した。記憶が曖昧ですみません。
市の図書館にリクエストして、『自由対談』を買って頂いた。
真っ白な装丁で、手垢がつかないか、触るのも気が引ける。
読みだしたらこれが面白い。
綾野剛との話が特に面白く、「GANTZ PERFECT ANSWER」の
DVDを借りてしまった。
(2022年8月12日 記)