砂浜の海を、沖に向かってジャブジャブと第一ウェーブ総勢170人ほどで一気に走り出します。
沖に進むにつれてすこしづつ海が深くなっていきます。泳ぎ始める人もいれば、飛び込み連発でなるだけ岸から離れて泳ぎ始めようとする人が入り混じり、いささかのカオス状態。さながらビチビチのお魚といった様子。人口密度が高いので、いわゆるバトルが始まるわけですが、戦いというよりかはひどめの混雑といったところ。無理に人を押さえつけて前に行こう、っていう人は少なく感じましたし。とはいいながら、前後左右を囲まれてバチャバチャとなって、息苦しくなって左右息継ぎができずに右のみ呼吸となり、心拍数がどんどん上がっていき、心臓がバクバク。
ダメだ。もうかえりたい。
とあっさり戦意喪失。なにを思ったか、足をつこうとしてしまいますが、沖に向かって進んでいるため足なんかつくわけもなく、、、溺れはしませんでしたが、かなりの脳内大混乱ぶり。そんなにバトル厳しくないのに、アクアスロン入れてもうオープンウォーター10レース目なのになにをやってんだか。
こういう気分転換は、背泳ぎでリラックスとばかりに、周りがまばらになってきたところを見図って、しばし泳法変更。心拍は下がっていないものの、とりあえず呼吸は整ってきて、一周750mの三角形コースのいっこ目の角を曲がるころには、落ち着きを取り戻してきました。
しかし、三週間のブランクは大きかったようで、進んでいる感が非常に感じられない上に、クロールのストロークに力が入らない。透明度は今ひとつながら、波もそうなく、ゴーグルも具合よし、とコンディションはいいのに、、、とイライラが募りまくり。ですが、多分間違いないのは、
精神的に打たれ弱いというか、その辺の心のスタミナは相当低そうな日だということ。
無理に追い込むとかやれない、というかセーフティにやることが何よりも肝要かな、という日だと思ってたら、岸が見えてきました。浅いところをしばらく進んで、岸にある大きなをブイを回って二周目、になるのですが、その浅いところを走れない。とぼとぼ歩くような感じ。折角の記録短縮できるとこなのにさ。ブイのところで、ラップを押すと13分過ぎとか。案の定心拍数は170超えてるとかそんなところ。深く大きな息継ぎとレンズのくもりを取って、二周目に突入。
二周目はあまり問題なく、というかそつなく一周回ってきて終了、というところ。今シーズン最終レースとかそういう感慨とかなく、とにかく平静をつとめることだけを考えてスイム。
二周目を終えて、陸に上がってくるところで27分台。そこそこのタイム、ではありますが、立ち上がりが今ひとつだったこともあってなんとなく浮かない心に支配されちまいます。
陸に上がる途中あたりで走りながらラップを取ると、、、
心拍計が電波を拾ってくれてない。故障か。。。
雨天で数値見えにくいし、数値によりも気持ちのほうが大事なのは当たり前ですし、なくても大丈夫といえばそうではありますが、、、こういう細かいゴネゴネした部分がうまくいかないことがメンタルダメージとなっていくんだよな。
満足していいスイムタイム、なのに全く気分が晴れません。そのままの勢いでトランジットへ。
スタートから雨はやまなかったため、当然のことながら水たまりはすごい状態。今年ニレースとも天候の関係でノー靴下でしたが、二回とも大きな靴擦れが起こってしまっているので、どんなに履きにくくても靴下だけは、、、ってバイクシューズはいて片足では、、、また転んじゃうよということで、水溜りにそのまま座って靴下と靴を履く羽目に。たぶん人生の中で水溜りにそのままケツつけて座ることももうなかろう、と思うと、
*'``・* 。
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,。∩ * もうどうにでもな~れ
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`*。 ヽ、 つ *゜*
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☆ ∪~ 。*゜
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こんな心境。
トランジットが終わって、バイクコースへ。
前日試走したことを数少ない心の糧として、「アップダウンが連続する国内屈指のタフなコース」へのチャレンジが始まります。