春の湯野上温泉。
郡山から磐越西線で会津若松入りして、
会津鉄道のお座敷トロッコ電車に乗った。
湯野上温泉に宿泊して、近隣の観光地を訪ねることにした。
湯野上温泉から一つ南の駅、塔のへつり駅へ。
ここを無人駅です。
ここから歩いて五分ぐらいの所に塔のへつりがあります。
塔の形が立ち並ぶ断崖という意味から「塔のへつり」と名づけられました。
へつりとは地元の言葉で断崖のことです。
100万年にもわたる侵食と風化が生み出した奇岩が連なる景勝地。
国の天然記念物に指定され、下郷町を代表する景勝地のひとつです。
つり橋を渡ると、「虚空像菩薩」が祀られたお堂があります。
807年に坂上田村麻呂が創建したという伝説が残り、
成績向上や記憶力増進、商売繁盛、技芸向上などのご利益があると言われています。
洞窟の中
帰りに乗車した電車。会津鉄道はいろいろな車両があって楽しみの一つです。
そしてもう一つの観光地、大内宿に行きます。
地元のタクシー会社が運営している直行バスがあります。
その名も「猿遊号」。二日間のフリー券は1100円です。
約20分ほどで大内宿に到着です。
外国人の観光客が本当に多い。特に韓国の方が多いようです。
正面の小高い丘からの撮影スポット。
江戸時代の町並みを今に残す宿場「大内宿」。
「下野街道と呼ばれた会津と日光を結ぶ街道の両脇には、
茅葺き屋根の民家が並び、江戸へ向かう大名や旅人の宿駅として
重要な役割を果たしていました。
30軒以上の茅葺き屋根の民家が並ぶ様子は極めて珍しい。
大内宿の名物といえば高遠そば(ねぎそば)です!
名前の通り豪快に添えられた、ねぎ!
箸代わりに一本ねぎを使い、そばを食べる独特な文化「ねぎそば」は、
長野県の高遠そばが会津の地で広まった事から始まり、
「ネギのように細く長く、白髪の生えるまで長く生きる」
というお祝いの意味も込めて、ねぎを添えるようになったそうです。
(正直に言って自前の手打ち蕎麦のほうが旨い)
もう一つの名物、栃餅。
栃の実ともち米を合わせてつくったお餅で、
びよーんと伸びるくらいモチモチしているけど、
すぐに噛み切れる絶妙な加減がたまりません……。
お腹も満たされ、帰りのバスが満席になる前にお帰りとしました。
中編はこのへんで、この後はお帰りコースとなります。