お前は誰？

　最近、我家のベランダに新参者が現れるようになった。
例によって例の如く、カミさんが餌を与えるようになると、毎日のように顔を出す。
そして、「ニャーゴ、ニャーゴ」と餌をねだるのである。

この前なんかは、ベランダで「グーグー」と昼寝をしていた。
いつもなら、勝手に名前を付けるのだが、こいつの図柄を見ていると、どうも付けようがない。
なんともいえない白黒だ。
ちょっと失礼だが、どう見ても美形には見えない。
それでもめんこいものだ。
「おまえはだーれ？」
と言っても答えるわけがない。
こっちも名前の付けようがなく、ただ単に「ネコ」と呼んでいる。
でも、どうしてうちには猫が集まるのだろう。
昨日なんかは、薄色のトラ毛も来ていた。
よっぽど猫族にとっては居心地が良いのだろう。
私もカミさんも猫は大好きだから、ま、いっか・・・!?

ブルーベリー

　庭の片隅に植えてあるブルーベリーが紫色の実をつけていた。
一粒つまむと甘酸っぱい味がする。
ちょうど食べごろかな。
こいつは私の大好物。

早速採り出すと、小さなザルに山盛りになった。
これに砂糖を加え、コトコトと煮つめる。
添加物一切無しのジャムの出来上がり。

本当に美味しいんだよね、これって。
パンに塗っても、ヨーグルトに入れても。
朝食が楽しみになったね。

梅干

　今年から娘は自分で梅干を漬けるという。
もっともこの梅、実は隣の庭にある梅ノ木から頂戴したものだ。
我家に梅ノ木はない。
隣のおばあちゃんに訊くと、勝手に採っていって良いと言う。
そこで脚立を持って行き、食べる分だけ採って来た。
その梅を漬けたはいいが、自分のマンションじゃ上手く干す場所がないようだ。
そこで、干す時だけ実家である我家で干すと言う。
さっそく漬け込んだ梅をザルに並べて干し出した。

そんな姿を見ていると、本当に嬉しいね。
もっとも、一番喜んでいるのはカミさんだけどね。
「嫁に行った娘と一緒に梅が干せる。
こんな幸せなことはない」
とね。