母の入院

　母がまた入院した。
一週間ほど前から頭痛がひどく、めまいと吐き気が止まらないという。
念のため、脳外科に連れて行くと、軽い脳梗塞と診断された。
　画像を見ると、医師の言う通り、小脳に米粒ほどの小さな白い点がある。
これが今回できた脳梗塞の部分で、他にある小さな黒い点は過去にできた脳梗塞の痕だという。
　知らない間に小さな脳梗塞が起きていたんだね。
本当にびっくりしたが、医師によると、この程度なら薬で対処できるという。
少しは安心した。
　母の場合、めまいと吐き気は、今回の脳梗塞が原因のようだが、酷い頭痛は肩こりからきているらしい。
医師が直ぐにリハビリを付けてくれたが、リハビリの先生によると、確かに母の肩と首はガンガラガンに凝り固まっているそうだ。
少しずつもみほぐしてくれるという。
　こんなところに首を手術した影響が出ていたんだね。
首を手術してから、整形外科の医師に、「首は絶対に動かすな。肩もみもだめだ」と言われ続けてきたので、その通りにしてきたが、もういいでしょう。
少しは自由に動かさないと、いつまでたっても肩こりは治らない。
　母が退院したら、せっせと肩もみをしよう。

朝日のあたる家 『ベンチャーズ』

　時々、テレビのコマーシャルを見ていると、懐かしい曲が使われていることがある。
それも、ストレートに曲を流さずに、イントロの部分だけさりげなく使っていたり、思いっきりアレンジしていたり、時には曲をぶつ切りにして、ランダムに繋ぎ合わせているものまである。
　この曲もそう。某、日本車のCMに使われているんだけれど、曲全体をぶつ切りにしてランダムに繋ぎ合わせている。というよりも、良いとこどりで繋ぎ合わせているようだ。
　パッと見た目には分からないんだろうけど、ギター小僧には直ぐに分かったね。
　ベンチャーズ
『朝日のあたる家』





　今聴いても新鮮だね。

家から一番近い神社

　家から一番近い神社に伏見稲荷神社というのがある。
普段めったに行くことはないのだが、その神社でお祭りがあるとカミさんが言うので、夕方、散歩がてら二人で行ってきた。
　その神社は伏見の高台にある。
まずは、急で長い石の階段を上り、やっとの思いで藻岩山麓通りに着いた。
その通りを渡ると、今度はいくつもの鳥居が連なる坂道がまた続いている。





　その坂道をトコトコと歩いていくと、やっと着いた。
でも、境内で店を開いていた何軒かの露店は、もう店じまいを始めていた。
やはり来る人は少ないんだろうね。





　それでも記帳をし、お参りをしていると、社の中から笛と太鼓の音が聞こえてくる。
見ると、神主さんと巫女さんが演奏していた。
本当に小さな神社だけど、やはり本物は良い。
音を聴いているだけでも、なんだが癒されるね。
　帰りはのんびりと山麓通りを歩き、一回りして帰ってきた。
普段は車で通る道だけど、のんびりと歩いていると、普段目に付かないものが見えてくる。
『改めて再発見』なんて言うのが良くある。
　たまには散歩がてら、のんびりと歩くのが良い。
ふと、そう思った一日だった。