一人想うこと :  想うままに… 気ままに… 日々徒然に…

『もう一人の自分』という小説を“けん あうる”のペンネームで出版しました。ぜひ読んでみてください。

降ったねえ

2008-01-24 22:01:09 | 日記・エッセイ・コラム
 今日は思いっきり雪が降った。
未明からずーっと深々と降っていた。
なんでも爆弾低気圧というのが来ているらしい。
海も大時化のようだ。
今まで雪が少なかったのが嘘のよう。
その分、思いっきり来てしまった。
 今日は休みでよかった。
今日一日で4回も雪かきをしてしまった。
でも、雪が降ると何故か楽しい。
嬉しい気分になってしまう。
ずーっと窓の外を眺めている。
こんなことを思うというのは、自分の中に、まだ子供心というのがあるからだろうか・・・
ふと、そう想ってしまった。


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じいさん、ばあさんになる夢

2008-01-21 20:42:50 | 日記・エッセイ・コラム
 先日、SWMAという会の新年会があった。
私は休会中の身だったが、わざわざメールを頂いたので、仕事もそこそこに切上げススキノに向かった。
居酒屋に入り、部屋に上がると、待っていたのは懐かしい顔ばかりだった。
会うのは二年ぶりぐらいだが、皆変わっていなかった。
早速乾杯し、いろんな話に盛り上がる。
本当に懐かしい。
話の中で、「今年娘が結婚する」と言うと、だれかれともなく、「孫は可愛いぞ!」という話になった。
考えてみると、皆人生の先輩だ。
当然皆孫がいる。
孫が可愛くてしかたないようだ。
中には、「俺はオムツまで替えている」と言う好々爺までいた。
『子より孫』という話は昔から良く聞いていた話だ。
確かに孫は可愛いのだろうけど、何故だろう?
ふと、そう思った時、誰かが正解めいたことを言った。
「孫は可愛がるだけで良いんだ。だから可愛いんだ。
子育てという大変なことは、親である息子や娘の仕事だ。
じいさん、ばあさんは可愛がるだけで良いんだ」
「うーん、なるほど」と変に納得したね。
言われれば、確かに『子育て』というのは大変なことだ。
もう一度やれと言われると、「もう体力的に無理」と言わざるを得ない。
そんな大変なことを抜きにして、可愛がるだけ可愛がれる。
こんな楽しいことはない。
うちのカミさんは、今からその腕の中に抱くことを楽しみにしている。
あと数年後が楽しみだ。
だが、絶対に「じいさん」とは呼ばせないぞ。
まだまだそんな年ではない。
でも・・・ 何て呼ばそう・・・?


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方向音痴のタクシードライバー

2008-01-06 22:42:54 | 日記・エッセイ・コラム
 方向音痴のタクシードライバーとは、先日、我家の正月休みに途中から乱入してきた悪友が乗ってきたタクシーのことだ。
悪友の話では、いつも利用しているのだが、「本当に方向音痴で困る」と言う。
碁盤の目になっている札幌の中央区でさえ、道に迷う。
これが手稲や西野など、札幌の郊外を頼もうなら、もう最初から最悪だそうだ。
その時は話半分で聞き流していたのだが、夜も更け、母と娘と彼氏がそろそろ帰ると言うので、タクシーを呼ぼうとしたら、悪友が「俺が使っているタクシーを呼ぶからいいぞ」という。
お言葉に甘えて待っていると、いつまでたっても迎えにこない。
しびれを切らした悪友が、「今どこにいる?」と電話すると、「すぐそばまで来ている」と言う。
しばらく待つが、いつまでたっても来ない。
もう一度悪友が電話で住所を確認する。
「今どこだ?」
「すぐそばだ」
 それからさらに時間が経つ。
もう一度電話する。
「どこまで来た?」
「ここだと思うが家が分からん」
「お前、さっき俺を乗せてきた家だぞ!」
「もう憶えていない」
 こんな調子だ。
それでも悪友は話続ける。
「近くに目立つ建物はあるか?」
「学校がある」
「学校?」
「お前、それ反対だ! 家はもう一本手前だ!」
 そしてやっとタクシーは家に着いた。
悪友は何事もなかったかのように、母と娘と彼氏の三人を送っていったら、また戻って来てくれと言った。次は俺が帰るからと。
 母達三人は皆中央区なので、往復30分の距離だ。
それがいつまでたっても戻ってこない。
一時間半以上たって、悪友がまた電話した。
「今どこにいる?」
「大通り!」
「じゃあ、あと10分でくるな?」
「たぶん・・・」
 さらに30分たっても来ない。
また電話する。
「今どこだ?」
「近くだと思うがよく分からん」
「目立つ建物あるか?」
「セブンイレブンがある」
「セブンイレブン? お前、行きすぎだ、3丁戻れ!」
 そして、やっと悪友ご用達のタクシーは戻って来た。
考えてみると、このタクシーが我家に来たのは、今日一日だけで三回めだ。
その三回とも住所を言っているのに、まともにたどり着けなかった。
しかも一番分かり易い碁盤の目の中央区なのに・・・
 翌日、娘に、「昨日のタクシーどうだった?」と訊いてみた。
するとやはり、母のマンションに行くのに、かなり迷っていたらしい。
母が、「どうしてこんな道通るのでしょう・・・」と言い。
結局、母が道順を教えていたようだ。
でも、娘の最後の話がこのタクシードライバーを物語っていた。
「あの運転手さんね、本当に親切な運転手さんだったよ。
おばあちゃんをマンションの中まで送っていって、かなり時間かかったのに、やな顔一つせず、ずーっとニコニコと待っててくれた・・・」
 どうも、悪友がこの方向音痴のタクシーを使い続けるのは、この辺にあるらしい。
私もこのタクシードライバーのにこやかな顔を見た時には、なぜか本当に和んでしまった。
こんなタクシーが、せわしい世の中に一台位いても良いんじゃないかな・・・?
ふとそう思ってしまった。


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やっと一息

2008-01-05 21:27:30 | 日記・エッセイ・コラム
 年が明けて、やっと一息つくことができた。
毎年のことだが、我家のお正月はちょっと遅れて来るらしい。
昨日、何年ぶりかで家族全員が一日家にいた。
本当に久しい。
こういう時には私の自慢の腕がなる。
さっそく冷蔵庫から買っておいた食材を取り出し、仕込みに入る。
今日は寿司パーティーだ。
寿司といっても手巻寿司ではない。
立派な握り寿司だ。
と言っても握り方はさすがに職人にはかなわない。
だが、そこはネタの吟味で勝負。
こっちの方はそこそこ自身があるんでね。
 ネタを切り終え、「さあ握ろう」と思っていると、回りに子供達、娘の彼氏、それに母までがすでに座っている。
「父ちゃん、私エビ」
「俺はマグロ」
「おばあちゃんはヒラメ」
・・・等々
 どうやら寿司屋のカウンターと勘違いしているようだ。
オレは頭にきたから、大好きなツブを真っ先に握って自分で食ってやった。
「こいつは旨い!」
と思っていたら、全員の目が点になっている。
よこでカミさんが「ケラケラ」と笑っている。
「ここのお寿司屋さんは、まずは自分で食べるみたい」
 ま、それからは好きなネタを言われるままに握っていたが、片っ端から食べられるので、なかなか寿司桶が埋まらない。
そうこうしているうちに、高校時代の悪友が酒持参で乱入してきた。
彼の家は酒屋なので、普段飲めない酒を持ってくる。
今日持ってきたのは、賞味期限一週間の日本酒だった。
日本酒で賞味期限一週間?
こんな短いのは初めてだ。
だが、その香りは芳醇で、「これが本当に米から造られたもの?」という味だった。
 彼が正月に来るのは三年ぶり。
母はもちろん子供達も生まれた時から知っているので、昔の話に大いに盛り上がってしまった。
たった一日の正月だったが、本当に楽しい一日だった。


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