四季の変化が著しい日本では、植物たちは春夏秋冬それぞれの季節に異なった表情を見せてくれます。中でも秋は落葉樹たちが華麗なる変身を遂げる季節。毎年どこかしら紅葉を探しに出かけるkero-keroなのですが、先日、とてもお天気の良い日があったので、家事と仕事の合間にドライブがてら紅葉を探しに行ってきました
今回紅葉を見に行ったのは、うちから車で15分ほどのところにある吉井町のおはし観音。夏に訪れた時に、モミジの新緑がとても美しかったので、秋になったら絶対紅葉を見に来ようと思っていたのですが、なかなか行けずにいたのでした。果たして、私の期待通りの紅葉は見られるのでしょうか!?
駐車場に車を止め、本堂の方へ脚を進めると、まず目に飛び込んできたのは赤と黄色に染まったモミジの葉。う~ん、これは期待できるかも
紅葉していたのはモミジの葉ばかりではありません。赤一色に紅葉しているこちらの葉はドウダンツツジの葉。これまた見事な紅葉っぷりです
こちらは神社仏閣には欠かせないイチョウの木。イチョウの黄色は青空に映えてとってもきれい ちなみに葉が黄色に染まる場合は「紅葉」ではなく、「黄葉」と書きます。読み方は同じ「こうよう」ですけどね。
本堂の近くにはとっても大きなモミジの木がたくさんあります。
本堂の奥にはお地蔵様や不動明王様が並んでいて、その背後にはそれらを包み込むように枝を伸ばしたモミジの葉が見事に紅葉していました
足元にもモミジの葉がたくさん落ちていました。葉の集合を遠くから観賞するのもいいけど、足元に落ちた一枚一枚の葉を観賞するのも好き。近くで見ると、色よりもむしろ形の美しさに目がいくもので、枯れかけて丸みを帯びた葉にもその形の美しさを見出すことができるからです。質素なものの中にも品や美しさを感じてしまうのは、日本人特有の「侘びさび」の感覚があるからでしょうか。
おはし観音の『おはし』とはこの巨大な自然石のこと。まるで橋のような形をしているのでそう呼ばれてきたのでしょう。社叢の木々はまるでこの天然石を守るかのように繁茂しています。
参道の傍らになんだか可愛らしいお地蔵様たちを発見 みんな表情が穏やかで、彼らと対面していると自分の顔が思わずほっこりと微笑んでいるのに気が付きました。傍から見たらちょっと怪しい人だったかも知れませんね
ほんの一時間のドライブ&紅葉見物だったけど、自然の美しさを存分に堪能でき、私にとってはとても貴重な時間となりました。あのまま家事と仕事で一日が終わっていたら、この感動はなかった訳だし、 思い切って外に出てみて本当によかったです。師走に入り忙しい毎日を送っている方も多いとは思いますが、皆さんもちょっと仕事の手を休めてぷらっと近くの山へ出かけてみませんか?きっと心身ともにリフレッシュできると思いますよ~