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自然の中で見つけたステキなモノ

GW長崎街道歩き1(矢上宿~古賀)

2011年05月12日 | 長崎街道

去年に引き続き、今年のGWも敢えて旅行などはせず、旦那さんと一緒に長崎街道歩きに行ってきました。今年は参加者が増えたため、4月30日はF家夫妻と、5月3日は私の両親を初めとするS家ファミリーと、5月4日は友人Tamiと、それぞれ別々のメンバーと別々のコースを歩くことに。企画好きの私はさっそく三日分の要項を作成し、街道の地図を添付してそれぞれのメンバーに事前に配布。後はお天気が良くなることを祈るのみだったのですが、運の良いことに三日間とも大きな天気の崩れはなく、全て予定通り実施することができました

まずは4月30日に歩いた矢上宿から井樋尾の様子をご紹介します

スタート地点は長崎市矢上町にある番所橋。手前の方へ行くと諫早方面、奥の方へ行くと長崎方面です。ここまではバスを使いました。まずは国道を渡って、国道の脇に平行する長崎街道を歩きます。

 

早速街道沿いに矢上番所跡の石碑を発見お隣にはどこからやってきたのか分からない鬼瓦が、まるでこの場所を守っているかのように鎮座していました。何か由来があるのかなと思って辺りを見回しましたが、何も見つけることはできませんでした。怖いというよりはなんだか優しげな表情の鬼瓦。これから歩き始める私たちに「頑張れよー!」と声をかけてくれているようです

続いて本陣と脇本陣についての説明板を発見これによると、現在長崎自動車学校がある場所に矢上宿の本陣が、矢上小学校付近に脇本陣があったそうです。本陣とは長崎警備のため往来する大名や幕府関係者、いわゆるお偉いさんの宿泊場所や休憩所だった場所で、脇本陣とはその大名達の家来や馬の宿があった場所なのだとか。やはりお偉いさんと家来は同じ場所には宿泊できなかったのですね

こちらは矢上八幡神社の大楠。この神社は寛文7年(1667年)に創建されたそうですが、このクスの木はもっと以前からあったものだと言われているそうです。硬いコンクリートの階段の上にもしっかりと根を張り、今もなおその幹を少しずつ太らせ、たくさんの葉をつける姿に神々しさを感じました

境内で恵比寿さんを発見恵比寿さんは七福神の一人で、生業を守り福をもたらす神様です。左脇には鯛を抱えています。

またまた恵比寿さんを発見八幡神社から矢上神社へ行く途中で発見しました。やはりこちらの恵比寿さんも左脇に鯛を抱えています

次に訪れたのは矢上神社。一の鳥居から入って三の鳥居まである立派な神社です。その歴史は730年以上に遡り、長崎市内では最も古いお社と言われているそうです。

 

表には矢上宿跡の石碑がありました。三の鳥居の奥には本殿があります。

こちらが矢上神社の本殿。お供え物(?)の目録が書かれた紙がたくさん貼られていました。

境内で月の模様が入った灯籠を見つけました。この形、なんかステキだなぁ 灯籠好きな私の母が見たら喜びそうです

おやおやー?またまた恵比寿さん今度はちょっとおちょぼ口の恵比寿さんです。誰かに似てるなぁと思ったら、中学校の時の英語のT先生に似てる(笑)。それにしても、街道沿いにこんなに恵比寿さんがあるなんてびっくりです。いったい何体あるんだろう?くまなく探せばもっと見つかりそうです

八郎川沿いの道ばたに、長崎大水害の石碑を発見長崎大水害とは昭和57年7月23日から24日の未明に掛けて長崎市内を中心とした地域に発生した集中豪雨により、この八郎川を含む様々な川が氾濫し、国道34号線が寸断され、たくさんの家屋が被害にあった歴史に残る災害の1つで、この災害の教訓により記録的短時間大雨情報が創設されたのだとか。どうかこの水害の教訓がこの先々も生かされますように。

しかし、この日は本当に風が強かった ご覧の通り、鯉のぼりの竿も強風でぐにゃりとしなり、鯉達も大空へ飛んで行ってしまいそうです さて、ここからは八郎川を渡って脇道の方へ左折し、昔から植木屋さんの多い古賀地区へ入って行きます。この先は道が細いので、車では滅多に通ることはありませんが、歩いてみると昔の街道を思わせる神社や茶屋の跡などがいくつか残っていて、なかなかおもしろいですよ行程で言えばまだ三分の一くらいですが、もうちょっと長くなるので、ここらで一旦アップしまーす

GW長崎街道歩きその1(2)へ続く