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自然の中で見つけたステキなモノ

天山登山(佐賀県小城市)その1

2014年05月09日 | 山のお話

T小登山隊5月の活動報告です。
5月3日(土)に佐賀県小城市にある天山に行ってきました 天気は快晴!最高の登山日和でした 天山登山は今回で3回目。2回とも天山上宮の駐車場から登るコースだったのですが、今回は七曲峠の登山口から登頂し、来た道を戻るという往復コースを歩きました。

天山登山は木陰が少ないため、真夏に登るとかなり暑さにやられてしまうのですが、今はまだ新緑の5月。お天気が良く日差しも多少強かったものの、山頂付近の風はまだ少し肌寒く感じるほどで、そう汗をかくこともなく爽快な登山となりました。 植物たちは今まさに成長期を迎え、1年のうちで山の緑が最も艶やかで美しく映える時期です。4月の郡岳登山の時より葉は大きく育ち、私の視界に飛び込んでくる花の数も増えていました。

この色艶の美しい葉っぱはギボウシ(擬宝珠)の葉。山間の湿地などに自生する植物で、日陰でもよく育つ多年草です。花もきれいなので、よく園芸店でも見かけます。

こちらはアケビ科のムべ(郁子、野木瓜)。アケビに似たような果実のなる植物で、こちらの方言では『グベ』と呼ばれています。果肉は甘くておいしいですが、種がびっしり入っているのでなかなか食べるのに苦戦します

こちらはホウチャクソウ(宝鐸草)。筒状で垂れ下がった花はナルコユリ(鳴子百合)の花に似ていますが、花のつき方が違います。

 

しばらく森の中を歩いていると、栗みたいな丸っこいキノコを発見 なんだか小さな栗饅頭みたいでおいしそう~ このキノコ、調べてみるとどうやらサルノコシカケ科のヒトクチタケ(一口茸)のようで、枯れてから一年以内のアカマツなどに発生するのだとか。 うんうん、確かに松の木に生えてました!見た目や名前から一口でぱくっと食べられそうですが、食用にはならないそうなのでご注意を~

天山の登山と言えば概ねこんな感じ。尾根伝いを歩くことが多いので、思いっきり太陽の光にさらされます。登山口に着いた時には少し肌寒く、上着を忘れたことを後悔しましたが、登る間は大体「暑い~」って言ってました

天山登山はまだまだ続きます

その2へ続く