I Love Nature

自然の中で見つけたステキなモノ

冬の雲仙登山 その3 あざみ谷~国見岳付近

2011年02月01日 | 山のお話
真っ白なあざみ谷に記念手形を

12:00

あざみ谷で30分ほどお昼ご飯タイムをとり、T小登山隊の皆さんのお腹もすっかり満たされたところで、再び霧氷が見られる場所を目指して出発!きれいな霧氷が見られるといいなぁ~

あざみ谷の先には葉を落とし枝だけになってしまっている落葉樹の森が続いています。よく見ると、全ての樹木が葉を落としているわけではなく、中には茶色の枯れ葉をぶら下げたまま冬を越すものもあります。これらの樹木は秋には葉柄の付け根に離層と呼ばれる切り離し面を形成せず、春に新しい葉が出てくる頃に葉を落とすのだそうです。例としては秋にどんぐりの実をつけるコナラなど。葉っぱがないと何の木かよく分からないので、新緑の頃にまた観察しに来てみようかな~


しばらくすると霞が晴れて、徐々に視界が良くなってきました
山の様子もはっきり見えてきましたよ~



仁田峠ではあんなに天気が悪かったのに、なんと日が射してきました~太陽の光が真っ白な雪に反射して結構まぶしい!N先生によると、長く光の反射にさらされる目を傷めるので、雪山登山にサングラスは必須なんですって。なるほど、納得です


大きなつららを発見立派に成長してますなぁ~


こちらはまるでふわふわの綿の花が咲いているようです


草にぶら下がる細長~いつらら。こんなの見たことないなぁ。どうやってできたのかな?


(photo by Mr. Nishimura)
山の斜面を蛇行しながら一歩一歩登って行きます。
アイゼンがなければ滑ってしまいそうな山道です。


気が付くとあの極寒の仁田峠では想像すらできなかった真っ青な空が広がっていました
念ずれば思いは届くものですね


12:30

国見岳と仁田峠と普賢岳の分岐点に到着ここは紅葉茶屋と呼ばれている場所で、その名の通り辺りには紅葉の森が広がっており、秋には色鮮やかな紅葉を見ることができます。ま、この時期は真っ白ですけどね


国見岳と普賢岳の分岐までやってきました~。前回は普賢岳の山頂まで登ったのですが、やはりこの日はちょっと無理だろうということで、登頂を断念。普賢岳をスルーして国見岳の麓まで歩くことにしました。さあ、最後の目的地まであと少し!


この辺りの木々は全て霧氷に覆われてはいますが、大気中の水分が少なく霧が出なかったせいか、氷の成長はあまり見られません。う~ん、ちょっと残念


12:40

ついにこの日の最終目的地である国見岳の麓に到着~前回は黄色いイメージだった国見岳も、ほぼ真っ白に雪化粧していましたきれいだなぁ~

(photo by Mr. Nishimura)

雲仙の大自然に包まれて、ほっこり笑顔のT小登山隊。自然がつくり出した美しい景色を目の当たりにすると、人の心はふわっと柔らかくなって、みんな笑顔になれる。その笑顔を共有できる仲間がいるってとっても幸せなこと。T小の先生方との出会いに感謝。私とT小の先生方を出会わせてくれたtamiに感謝。そしてこの素晴らしい自然に感謝。体の真ん中からこみ上げてくるたくさんの感謝の気持ちと感動を胸に、しばらくの間寒さも忘れ、辺りの景色にうっとりと見とれていたkero-keroなのでした

さて、いよいよ次回は最終回です

コメントを投稿