接客業をしていると、様々な状況に対応しなければならない事がありますね。
1ヶ月ちょっと前に、お茶の注文を受けた時も、対応を考えさせられる状況でした。
電話で、金粉入りのお茶の注文を受けたのですが、店まで遠くてなかなか行けないからお金を送ると言うのです。
それに住所と電話番号を書いておくからお茶を郵送してくれというものです。
しかも、現金書留でなく、普通の封書に5000円入れて送ると言うので、危ないからやめてくださいと話したのですが、いつもやってるし、責任は自分が持つから大丈夫と言って聞きません。
仕方なく注文を受けると、2日後、お金が届きました。
本来なら、本店から商品発送となるのですが、お釣りもあることですし、本店に頼まず、自分で発送することにしました。
また、キャンペーン中で3000円以上のお買い上げで送料無料になるため、送料は店で負担することにしました。
金粉入りのお茶を3本、税込1296円✕3でレシートを出し、レターパックライトに入れてお手紙も添え、お釣りも入れようとしたら重量オーバーで小銭を入れられなくなってしまいました。
まあ、お釣りはお客様も行けるときに取りに行くからとっておいてと仰っていたし、違反するよりいいかと、お店の奥の引き出しに分かるようにして仕舞い、レターパックライトだけポストに入れてきました。
それから2週間以上経ってから、そのお客様がひょっこりみえました。
60代終わりか70代くらいの奥様で、旦那様に車で乗せて来てもらったそうです。
もちろん、とっておいたお釣りをすぐにお渡ししました。
すると、我儘を言って迷惑をかけたからと、お土産を渡されました。
びっくりしました。
大抵のことは柔軟に対応できるので、迷惑とは思っていません。
むしろ、そんなに気にかけてもらってしまい、申し訳ない気持ちです。
そればかりか、そのお客様はよほど金粉入りのお茶を気に入っているらしく、また3本お買い上げくださいました。
かえって気を使わせてしまって申し訳なかったです。
お客様がお帰りになった後、お土産を開いてみたら、カラフルな大福が入っていました。
いちご味、チョコ味、抹茶味…
みんなで分けて食べるのに、冷蔵庫に入れました。
すると、そこへ電話がかかってきました。
出ると先ほどのお客様。
お土産のお礼を言うと、なんでも旦那様がさっきの金粉入りのお茶を2本、人にあげてしまって1本しかなくなってしまったそうです。
それで、またお金を送るから3本送って欲しいというものでした。
あらら(笑)
今度は送料無料キャンペーン終わってしまったので、レターパックライト代をいただかないとならない旨話すと、快くOKしてくれました。
そのきっちり2日後、5000円札が届きました(笑)
また私は同じ手順でお茶とお手紙を入れ、お釣りは重量オーバーで入れられないので保管しておきますと、今度いらっしゃる時はお気遣いなくと書いて発送しました。
お釣りの小銭はいついらっしゃっても分かるように、引き出しに入っています。
そして、ご来店をお待ちしているところです。