次女は中学生になってから、弓道部に入りました。
それも、1年生は次女たった一人。
何故なら、次女の学年は女子が極端に少なく、10人しかいません。
そして、その少ない女子が希望した部活が、バレーボール部3名、次女以外のすべての子が吹奏楽部という状態なのです。
私が中学生の頃は、1学年、100名を超えていたので、部活もたくさんありましたが、少子化で、1学年1クラスしかなくなってしまった今、女子が活動できる部はこの3つしか無くなってしまったのです。
次女は、運動も得意ではなく、楽器も扱えないので、消去法的に弓道部になったのですが、長女もやっていてなじみがあったからでもあります。
自分もやってみたいという気持ちもあったと思います。
ただ、心配だったのは、次女は小学校では不登校でしたから、学校そのものにちゃんと行けるかどうかということで、その先にある部活動なんて、どうなってしまうだろうということでした。
毎日、今日は行けるかな?明日はどうかな?とハラハラしながら過ごしていましたが、10日とか、1週間行くと休み、というように、途切れ途切れですがなんとか続いています。
2年生は5人所属しているのですが、そのママさんたちも含めてとても面倒見がよくて、とても気にかけてくれています。
弓道部存続の危機に、たった一人入部して、救世主的に扱われた次女は、かなりビビッていましたが(笑)先輩たちに優しく指導してもらえて、また、学校外から来てくれている弓道の先生にも指導してもらい、なんとかついていっています。
昨日は弓道の地区大会がありました。
3年生が受験のために8月で部活を辞めた今、責任を感じている2年生はやる気に溢れていて、朝練をしてから会場に行こうということになり、中学校集合が5時45分でした。
早朝、お弁当と水筒を持たせて中学校まで次女を送って行きました。
応援に行きたかったのですが、稲刈りが忙しくて、行くことが出来なかったのが残念でした。
他のママさんたちも忙しかったらしく、行けなかったようです。
でも、子どもたちは頑張りました。
部長の子は、個人で優勝し、団体戦では準優勝という結果を残したのです。
今年の2年生は「上手い」と言われていましたが、本当に実力があるようで、楽しみです。
夕方になって、中学校まで迎えに行くと、バスで帰ってきた子どもたちは、校長先生などに拍手で迎えられていました。
挨拶をして、私の車に乗り込んできた次女は、「当たらなかった・・・」と残念そうでした。
私は、「当たらなかった」と言われるのは覚悟していたので、驚きませんでしたが、でも、1本くらいは長女の時のように当ててくれたらよかったなあと、残念でもありました。
次女も当たっていれば、団体戦での優勝も夢ではなかったかもしれません。
休みが多くて練習不足でもありましたから、当然の結果でしょうけれど、次女なりに責任は感じていたのだろうと思います。
今度からはしっかり練習しなければという気持ちが沸き上がったようでした。
これで休まず登校してくれるかなあと期待したのですが、そう簡単にはいかないですね。
今日は疲れてしまったらしく、また休んでしまったんです。
私は仕事が遅番でしたので、19時でお店を閉めて出てきたのですが、その時、弓道部の部長のママさんで、後援会の会長をしているかたから連絡の電話がありました。
それで、娘さんの地区大会優勝のお祝いの言葉をかけました。
ママさんは、次女が今日、学校を休んで部活に来なかったことも聞いていたらしく、次女のことを心配してくれていました。
何でも困ったことがあったら、至らないことばかりですが、言ってくださいって。
十分、面倒を見てもらっているので、お礼を言って、次女が体力が無いのが困ったところですって伝えました。
とにかく、次女が休まずに登校出来れば、誰にも心配をかけずに済みますし、本人の弓道の実力も付きますから、良いことばかりのはずなんですけどね、なかなか思うようにはいかないのです。
せっかく、弓道部の先輩たちも、そのママさんたちも、温かい良い方たちばかりなんですから、あとは自分次第で生活をより良くできるはずだと、はたから見ればそう感じるんですけどねえ。
ただ、小学校の頃に比べたら、断然良くなっています。
このまま、だんだん、休みを少なくしていって、勉強も部活も、思いっきり頑張っていってくれないかなあと、親としては期待しているんですけどね。
仕事で遅番が多いので、下校してから宿題を見てあげたりすることがなかなか難しいのです。
そういうところも影響してしまっているのかもしれません。
それを今更言っていても仕方ないので、出来るときに出来ることをしなければなりませんね。
昨日より今日をより良くしていければ、希望が見えてくるんじゃないかなあと。
そう思って乗り越えて行こうと思っています。