ジョルジュの窓

乳がんのこと、食べること、生きること、死ぬこと、
大切なこと、くだらないこと、
いろんなことについて、考えたい。

若葉マーク

2005-09-09 | こどものこと
2005年春、
というか、初夏、

娘が車の運転免許を取った。



原付バイクで駅まで通いたい、
というので

車を運転できないヤツのバイクは危ないから、
という理由で

普通車の免許をとらせることにした。

教習所に通う時間がとれないので
合宿免許というヤツだ。

それなりにシンドイだろうけれど、
それをナントカできちゃうのが 若者だ。

(と、勝手な言い分。)



携帯でメールがくるので
公衆電話で連絡してくるよりも 
安心感がある。

感心な事に、毎日メールが入った。

あの娘らしい、
絵文字・顔文字をふんだんに使った
にぎやかなメールだ。



「一日目 終わった
 動かした

 ホテルは狭い(?)けど、
 ご飯 超おいしかった

 まじおいしー

 昨日のステーキと同じくらい贅沢

 明日 朝っぱらから乗るぜい
 
 マニュアルだぜい

 ちゃんと生きて帰るぜい

 じゃねー



前日が 亭主の誕生日で
一年に一度の ステーキの日だったのだ。

2年前のこの日
やはりステーキを食べ、

その晩
関節のあまりの痛みで
夜中に目が覚めた時のことを思い出しながら
ステーキ肉を買い、焼き、食べた。

あの時は もう二度とステーキを食べられない、
と思ったがなあ。



「・・・・・・
 こっちは 化粧したまま寝るのが
 そろそろ日課になってます

 ご飯食べて帰って

 ソッコー寝るみたいな感じです



「昨日は高速走ったよ

 怖くて緊張して 大騒ぎでした

 ・・・・・・

 とにかくに帰って 

 黄色い薬塗りたい



超豪華なお料理を毎日食べて
贅沢してるのに、

というか、贅沢してるから?

娘は アトピーが出て 痒かったらしい。

花粉症は お薬を持って行ったのだが。



その豪華な食事に慣れちゃったら困るなー、
と思っていたら

帰ってきた娘は
「切干大根とか ヒジキとかが食べたくて
 たまんなかったよー!」
と言っていたので、
すこ~し、ほっとした。



帰ってきて 
免許センターに 試験を受けに行った娘。

いっぱいろいろお金がかかると
ぶつぶつ文句のメールがきた。

「受かったら、眉毛を書けよ。」

「どーゆー意味だ

娘の眉は もともと太くないのに、
[整えて]あるので、
顔を洗ったままだと、かなり少ない。

ふん。と思ってそのまま答えないでいたら、

「眉毛描いたよ

と返事がきた。

受かったらしい(笑)。



意気揚々と帰ってきた娘は
私の車に初心者マークを貼り付け、

時々 「仮免許練習中」の状態で
大胆にも 路上に出るようになった。



2年生になってからは
帰宅時間も遅いし

(夜間に入れたわけではないのだが)

アルバイトを始めたし、

(ただし、まだ研修中。
 若葉マークというわけ。)

迎えに出かける親の体力が
夜中まで持たないし

(これはもう、年々、日増しに、ずんずん・・・)

だんだん運転も見られるようになってきたので

最近では
車で 大学に通ったり
アルバイトに行ったりするようになった。



ところで、
毎日ママと 車のキーの取り合いだけど、
原付バイクを買う計画は どうしたの?

ま、いいか。

ただね。

お願いだから、事故にあったりだけは
しないでね。