ジョルジュの窓

乳がんのこと、食べること、生きること、死ぬこと、
大切なこと、くだらないこと、
いろんなことについて、考えたい。

未曾有(み・ぞ・う)

2009-02-20 | なんとなく仏教?
「未曾有」という言葉は、
私は「み・ぞう・う」と読むのだと思っていた。

国語が苦手な首相のおかげで、
正しくは「み・ぞ・う」と読むのだと知った。

ありがたい。

ただし、あれ以来、
「み・ぞう・ゆう」と読んでしまいたくなるのには、
ホント、困った!










首相のおかげでバカ売れだという、あの本を、買った!(爆)

(出口宗和著、『読めそうで読めない間違いやすい漢字』
 二見書房、2008.2.15、476円)

あれ? あれ? と思うものが多かったから。

そして 買って中身を見てみたら、
もっともっと、読めないものが多かった。



あいまいなものも多かった。

テストなら○がもらえるかもしれないが、
本当は、半信半疑だった、という読みも多い。

(当然、意味なんか、ぜんっぜん、わかんない!)

私は、こんなに、国語ができなかったのか!!!??

ちなみに、この表紙にある漢字の中では、
「頌春」と「独擅場」がダメだった。






子どもの頃、国語は 実力でも そこそこ点が取れていた。

加えて、まがりなりにも、仏教を勉強したことがある。

仏教語は、日本語の中の、奥深くに 根っこを下ろしている。

ただし、読み方は 漢音ではなく、呉音読みだ。

その、仏教語が読める!

これは、かなり、強みだ。



フツーの人には、読めない(読みづらい)だろうなあ、
と思うものが すらすら読める、
という部分も、確かにあった。

それでも、この本で見てみると、
私は決して優秀な方ではなかった。

ああ、これも読めない

また! これも、読めない。

もう、ガッカリだ!(涙)






ところで、
先日の「冥加」を調べていて
「未曾有」が仏教語だったことに気付いた。

知らなかった!(恥)

adbhuta:稀有、未曾有。 

        意外なこと。 びっくりした。

        これまでなになかったこと。 非常に珍しいこと。

        世にも不思議なこと。 奇蹟。




中村元著 『仏教語大辞典 縮刷版』(東京書籍、1981.5.20)では

「未曾有 みぞうう」という項目もあって、

「→みぞう」と書かれている。

そんなにひどい間違いじゃなかった? 「み・ぞう・う」。






 雪とプリムラ

昨夜は 雨の音を聞きならが寝入った。
起きて見たら、雪だった。