心の旅紀行

人生は神と自我の二人三脚 kiko

国の食料生産自立の重要度は高まっている

2023年12月24日 | 世界

異常気象の多発、ロシア、イスラエルなどの戦争の泥沼化、脱炭素対策のむずかしさを思うと、今後は食料の世界的流通が順調と予測できません。アメリカから日本への供給は問題ないだろうと思えても問題が起こる不安があります。

食料生産については各国自立を目指すのが望ましいと思います。

日本は食料について油断している状態ではないでしょうか。無防備の度が過ぎると思います。特に主要食料について自給率が40%以下というのはひどいと思います。無責任だと思います。中国の脅威より、食料不足の脅威の方が日本にとって問題が大きいと思います。

輸入し続けることでアメリカなどの関係を良好に保つと考えると、自給率を上げる努力ができなくなります。外交上問題をおこさないように自給率を上げるには国民が自覚して国産を買うことです。輸入品不買運動はいけません。国産重視が最善です。

小麦食が増えたのは戦後のことです。アメリカから安価な小麦が大量に輸入でき、日本の人々は小麦食の開発に注力してきました。素晴らしい小麦食オンパレードになり、一方、米食離れが進み、水田の住宅地化などが顕著に進みました。

しかしこれでいいかと今は冷静に食および食料生産について考えるべき時だと思います。実は小麦食は日本人の体質に合っていないのではないか、現代人の体調不良、アレルギーなどに小麦食が関係しているとの説も聞くようになっています。

私は米食が好きですので毎日3食、ご飯を食べています。無洗米とか、使い勝手がいい炊飯器が発達していますので、ご飯炊きが面倒と思ったことはありません。食パンを常備していますが、間食として食べている程度です。1斤買うと、1週間以上もつので冷凍保管しています。

水田は日本の環境を維持する上に重要な役割をはたしてきました。降水期に水田に水をうちます。水は米の生産に有効に使われます。水田は雑草取りの仕事を軽減します。稲の生育環境が安定しています。広大な水田はその地域の気象を穏やかにする効果があります。表土が飛ぶことなく、砂漠化の恐れがありません、大雨のときは遊水池の機能を持ちます。緑環境です。小さな生物が水田で繁殖します。生命に望ましい環境です。

日本は瑞穂の国と呼ばれてきました。瑞穂とはみずみずしい稲穂という意味です。瑞穂は日本の美、日本人の命、食文化のほこりであることを忘れてはいけません。


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