9月26日(金)ランチ 冷やしうどん
17時 渋谷スクランブル交差点を渡り
センター街を抜け
山手通りの介護病院へ。
弟も一人でまもなくやって来た。
弟の嫁さんは大学病院の副院長兼看護部長は、多忙な日々が続いて来ることが出来ない。
定年を過ぎているのだが、800人近い看護士を束ねる後継者が育たず
来年も延長だそうだ。
医師の立場とは異なり、女性が多数を占める仕事は
強烈なリーダーシップと倫理感がなければ勤まらない。
お袋が入院している、介護病院も義妹の立場を知っていて
看護士達から尊敬と丁重に扱われている。
廊下の壁に、90歳になったお袋の祝いの写真が貼られていた。
お袋は院内看護士から人気がある。
ベッドに寝たきりだが、頭はシャープだ。
時折、混乱して夢の中を彷徨ような言動があるが元気だ。
院内ホールで車椅子に腰掛け
両手で民謡の踊りをする。
ユーモアがあり、素直なのだ。
この介護病院の駐車場には、見舞いのベンツ等の高級車が多く
お金持ちの多い介護老女性には、我がままで無理難題を
言い続けるのがいるそうだ。
我が家のよう貧乏人の母親が入るとこではない。
たまたま、ご縁があっただけである。
お袋がベッド脇の物入れを指差す。
引き出しを開けると、計算帳があった。
昼間、計算をしたようだ。
どうだ、出来るだろう!と
私に目を向け輝いている。
遺漏で食事は無し、水も飲めない
動けない、だが頭はしっかりしている。
松涛の静かな散歩道を看護士が押してくれる
車椅子散策は嫌いなようだ。
弟を残し、一階のロビーで待つ。
同時に帰ると悲しそうな表情になるので
一人づつ帰る。
二人で道玄坂のネオン街に紛れ込み
人気中華 喜楽に入店。
店内2階は空いていた。
瓶ビール、餃子、肉ニラ炒め、タンメンをお願いする。
食べ始めると、客がどんどん入り始め。
忽ち満席。
この店は合い席が当たり前。
客は黙って、料理が出てくるのを待つ。
粛々?と食べ飲み素早く出る。
19時半 弟は東横線に乗車して横浜へ。
私は銀座線に乗って船橋へ。