馬鹿も一心!

表題を変えました。
人生要領良く生きられず、騙されても騙されも
懸命に働いています。

船溜りと老漁師。

2015-04-23 16:54:01 | 日記

4月23日(木)AM9時 水門を抜け、船溜りに来た。

暖かな陽だまりの護岸に椅子を出し

跡継ぎの帰り船を待ちながら

引退した漁師達が四方山話をしている。

寒い日、暑い日も恒例のようだ。

 

その先に高速道路の高架下に

ベビーカーに腰かけた爺さんがポツンといる。

 

ずっと前、あんた太ってるな と呼びかけた爺さんだ。

 

 

近づいて挨拶する。

「まだ 生きてるね 良かった」

「俺は86歳だぞ」

「あれ 前に90歳だと言っていたが」?

「間違いだ」

 

「あんたは若いね、50代にしか見えね」

「ありがとう」では又!

話好きの爺さんなので、早々に切り上げないと

しんどいことになる。

その昔、漁業権を放棄した代償として

土地と高額な補償金、仕事として

清掃作業の仕事を貰った。

今では 年金暮らしで、朝な夕なに

老猫のように日向ぼっこが日課。

 

一人爺さんは、船溜りの爺さん達とは交わらない。

推測だが、仲間外れのようだ。

 

理由は分からない。

他の引退漁師達から誘われないようだ。

 

こんなケースはいっぱいある。

勤め人の頃と同じような感覚で、当時の社会的地位を全面に出し

その目線基準で相手を見下す。

 

相手が社会的利害関係なくば、不愉快な思いをしてまで

付き合いをしなくなる。

 

先週 学生時代同期の集まりをしたが、誘わないのが一人いる。

 

 

サラリーマン時代の考え方物差しで、定年後も

接するので誰もが寄り付かなくなった。

性格が悪い訳ではないが、会話が面白くないのだ。

 

カラスが鵜の黒さを笑うが如く

 

自らの愚かさを分からず相手を批判ばかりしている。