1日の終わり 想う。

10月3日（日）
朝　秋空は光射す。
碧と青に引き千切った綿雲の下に
房総半島から飛来する鷹のシルエットが
ゆっくりと旋回している。
雲間には、成田空港から飛び立つ飛行機が
見え隠れする。

トランス銅線巻き2
私は、トランスハンダ付け作業器具を並べる。
太陽が上がりハンダ付け作業台も熱くなる。
400度の高温を保ち。トランスリード線を
松脂に浸し鉛ではない鉛を3秒浸ける。
古いスマホにイヤホンでユーチューブで
エルビスプレスリーの歌を聴きながら
昼まで作業。
ランチにウヰスキーロックは欠かせない。
ソファでゴロリンコ
作業部屋で
14時　リード線から余分な鉛を除去作業。
併行して銅線巻きもする。
古いスマホでユーチューブ音楽を聴き
もう一つのスマホでニュースと
愛読ブログを検索。
じっと腰かけているが、指と目は左右の動作が
盲目的に動かす。
時折、巻き線機の動きをチェック。
歯車から外れているか点検。
17時半　入浴
18時半　夕食　ビールと日本酒に少しのツマミ。
酔いを醒まして22時まで作業。

トランス銅線巻き1
中学生の頃から働いた。
ラーメン屋の出前
ガソリンスタンド
ビルの窓拭き
軽食喫茶
そして　サラリーマン時代を9年
起業して様々な起伏を乗り越えて
今、ここで妻と二人作業。


最終人生はどうなるか
自分では判断できない。
只　ひたすら耐えた
何度も崖っぷちで堪えた。
振り返れば
馬鹿は孤独であったが
独りでいられる心が
ようやく居心地が良いのに気付いたことだ。

Blue Hawaii [日本語訳付き]　エルビス・プレスリー